『ぽてまよ』は、御形屋はるかによる漫画作品と、それを原作にしたJ.C.STAFF制作の日本のアニメ作品、およびその劇中に登場する主人公の名。月刊4コマ漫画雑誌『もえよん』のち月刊漫画雑誌『コミックハイ!』(ともに双葉社発行)にて連載されたストーリー4コマギャグ漫画である。
見た目は“猫耳(実際は角)の幼女”だが実は謎の生き物「ぽてまよ」と、その「保護者」森山素直の周りで巻き起こるできごとを描くなごみ系4コマ漫画で、創刊号以来「もえよんの看板漫画」として人気を博し、2005年1月号から休刊となる8月号まで、しばしば『もえよん』の表紙や巻頭カラーを飾った。2005年7月9日発売の8月号をもって掲載誌「もえよん」は休刊したものの、本作は同社の雑誌「コミックハイ!」に移籍して2011年1月22日発売の2月号まで連載された。2007年7月から9月までテレビアニメが放送された。
ある日、森山素直が学校に連れて来た不思議な女の子「ぽてまよ」。言葉はほとんど話せないが、そのかわいさで一躍クラスの人気者に。しかし、人の心が読めるぽてまよは、密かに素直に憧れているクラスメート・夏みかんには気を許さない。
そんなある日、ぽてまよと同じく不思議な女の子が現れる。巨大な鎌を持ち、無言で何でもぶった斬る恐い子だが、素直たちのクラスメート・高見盛京の作る「ぐちゅ玉」になついてしまったことから「ぐちゅ子」と名付けられる。
この物語は、そんな「ぽてまよ」と「ぐちゅ子」、そして素直たちとクラスメートとの日常を描く、ほのぼのギャグ漫画である。
なお、素直とその同級生たちは登場時中学2年であったが、実際の年度が進むとともに中学3年に進級し、コミックス4巻のラストで中学卒業を迎えた。
双葉社より「アクションコミックス」として刊行されている。
2007年7月から同年9月まで独立UHF局などにて放送された。ナレーションは井上喜久子。
脚本やシリーズ構成を担当した池見友太は、監督の池端隆史、プロデューサーの里見哲朗、松倉友二、轟豊太らによる共同ペンネームである。
※特典はDVDの各巻に収録されている映像特典。
BEAT☆Net Radio!およびランティスウェブラジオにて、『香菜とあゆみのまよらじ』が配信された。パーソナリティはぽてまよ役の花澤香菜とぐちゅ子役の辻あゆみ。
『もえたん』第11話には、ぽてまよとぐちゅ子がオブジェとして登場した。また、同作第12話ではぽてまよのポスターが登場した。これは両作品ともにバンダイビジュアルが製作・DVD発売にかかわっていることから。
部屋のオブジェとしてぽてまよと『月面兎兵器ミーナ』の水無月ミーナのキャラクターフィギュアが置かれている(どちらも声は花澤香菜。また、『月面兎兵器ミーナ』は『もえたん』同様川口敬一郎が監督を務めた作品)。
お風呂場でぐちゅ子がソープ容器として、その隣にあるコップには『極上生徒会』の桂みなも(厳密には制服が違うが)が登場している(どちらも声は辻あゆみ。また、『極上生徒会』の主役である蘭堂りの役は、『もえたん』の主役である虹原いんく役の田村ゆかりである)。