『くまみこ』(英: Kuma Miko: Girl Meets Bear[1])は、吉元ますめによる日本の漫画作品。『月刊コミックフラッパー』(KADOKAWA)において、2013年5月号[2]から2024年1月号まで連載された。
クマを奉る神社に巫女として仕える中学生の少女まちと、人間の言葉を話すヒグマのナツの交流を描く。
2015年10月9日、テレビアニメ化が発表され[3]、2016年4月から6月まで放送された。
本項では漫画のほか、テレビアニメ版とWebラジオ『熊出村 村おこし放送』についても記述する。
東北地方の山奥にある熊出村。その山の上にある熊出神社の巫女として仕える中学生の少女・まちは、都会の高校に進学することを決意する。しかし、ずっと山奥で暮らしていたために田舎コンプレックスを抱え、さらに極度の機械オンチであるため、クマのナツは反対する。まちは都会へ出るためにナツが与える試練へ挑戦しつつ、熊出村で巫女としての役目を果たして行く。少し変わった非日常的な田舎暮らしの日々を描く、スローライフストーリー。
声優は特記がない限りアニメ。
文中の話数はアニメではなく、原作準拠(なお、話数は原作では漢数字だが、本稿では洋数字で表記する)。
以下の村田トモイ変死事件関係はアニメ第10話で登場した田村キヨを除き、アニメには登場しない[注 9]。
「河童追い祭り」の参加者達。初登場時はいずれも名は不明で、作中でも「新ロリ」「新ショタ」などのテロップで紹介されるのみだったが、第62話以降、名前が正式に命名された。
2016年4月から同年6月まで、AT-XやTOKYO MXほかにて放送された。全12話。また、BD / DVD全2巻にOVAが収録されている。第9話を除くCパートでは『マジホンワカ4コマ くまみこちゃん』も放送された。
音泉にて『熊出村 村おこし放送』のタイトルで2016年4月1日から6月24日まで毎週金曜日に配信されていた[20]。
リスナーネームを「村民名」と呼称する。ただし、「村、民名」(ソン、ミンメイ)と発音するのが特徴であった。
アニメ放送時点で原作が連載中で完結していなかったため、アニメの終盤はオリジナルの展開となった。ただその中で、特に最終話における展開と、それに沿ったキャラクターが発した台詞が視聴者の大きな不評を買ってしまった。
それに加えて原作者である吉元も自身のTumblrにて「私は脚本をチェックするのは断りました」「プロだからお任せしました」「なのでこんなことを言う資格はありませんが」「原作ファンとして感想を言わせて貰えれば」と前置きしたうえで「よしおのあの発言は、酷いなあ と思っています」[21]と作中の特定キャラ描写に苦言を呈しただけでなく、それを複数の大手ネットニュースサイトなどが取り上げたことで、大きな騒動へ発展した(後にTumblr内の該当記事は削除された[22])。
2016年7月7日にアニメ公式サイトにて本騒動に対するスタッフ側の見解と見られるコメントが公開され、コミックフラッパー編集部の許諾を得たものと釈明した[23]。それと並行して吉元もTumblrを更新し、図らずも本騒動の拡大に関わってしまったことを謝罪した[24][25]。
その後、2016年8月24日にBD / DVDで発売された『弐 -みこぼっくす-』では、最終話の該当部分における台詞は無難な内容へと修正されている。 脚本家のピエール杉浦は騒動の後、Twitterのアカウントを削除。Facebookの自己紹介項目からも、本作のタイトルは削除されている。
2022年2月6日にピエール杉浦が騒動の裏側と後日談を自身のYoutubeチャンネルに投稿[注 18]。 騒動の件は本人も把握していたが当時責任から逃げたとのネットの意見や情報は語弊だと本人の口から語り、続けて「ネット情報とは異なる」証言をしている。本人曰く、くまみこの放送以前より脚本担当が決まっていた『刀剣乱舞-花丸-(第一期)』にてファンから当時のTwitterアカウントにストーリーやキャラクターへのリクエストを要求するダイレクトメッセージが仕事、プライベートでも過剰に送られてきた理由も話した。そして「リクエストを送ってくれる事はありがたいけど、このままではストーリーをパクったパクってない、またそれ以前の問題になる」と騒動を避けたいがために「止める方法はアカウントを消すしかなかった」削除理由も話している。このことから本人は続けて「アカウントの削除はくまみこと関係ありません」と情報はデマ、関与を否定している。本来の理由は『刀剣乱舞-花丸-(第一期)で騒動を起こさないための行動』が真実である。 しかし視聴者への弁明無しでアカウントを消した行動が本アニメの騒動と悪いタイミングで重なったことで責任から逃げたの情報が拡散され、当時の炎上に繋がってしまった。この行動に対してピエール杉浦は「何も言わずにアカウントを消した行動は正しくなかった」後悔を語ると同時に「自分のやり方でファンの期待を裏切ってしまった」と視聴者、原作者、アニメ関係者一同に謝罪した。 それから本人宛に誹謗中傷や殺害予告の書き込みで悩まされ、鬱病の症状を患って自殺思考があった心境も判明した。現在は関係者との話し合いの基でシナリオを製作していると話した。
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