2010年第1弾シングル「希望という名の光」のリリースを4月10日に控える中、第2弾シングルである本作のリリースが発表された。4月18日からスタートするTBS系ドラマ 日曜劇場『新参者』のドラマ主題歌として書き下ろされたタイトル・トラックは、小気味良いカッティング・ギターが印象的なミディアム・ナンバーで、レトロな情緒を感じさせる仕上がりになっている。山下が連続ドラマの主題歌を手がけたのは、フジテレビ系月曜夜9連続ドラマ「薔薇のない花屋」の「ずっと一緒さ」以来約2年ぶりとなった[2]。この曲は後にアルバム『Ray Of Hope』にニュー・リミックスで収録されたほか、オールタイム・ベスト『OPUS 〜ALL TIME BEST 1975-2012〜』にも収録された。この主題歌を書き下ろすにあたって東野圭吾の原作を読んだ山下は、日本橋人形町界隈を自ら散策しドラマの世界観を感じ取って楽曲を書き上げた。山下は「変わらぬ風情を保つ下町と、そこに住む人々の物語なので、いっそ飛びっ切りレトロなメロディーとサウンドが似合うのではと思い、この曲を作りました」[3]とコメント。後に『OPUS』のライナーノーツで「狭い路地を舞台にした若い人たちの恋心を、私の世代から見つめると、そこには数十年前の私がいる。長い年月や年齢の壁を軽々と越える、同じ街を生きる者の変わらぬ息づかい。それを歌にしたかった」[book 1]と書いている。