国土交通大臣 (こくどこうつうだいじん、英 : Minister of Land, Infrastructure, Transport and Tourism )は、日本 の国土交通省 の長 および主任の大臣 たる国務大臣 [2] [3] 。
通称は国交相 (こっこうしょう)、略称は国交大臣 (こっこうだいじん)。
概説
国土交通省 が所在する中央合同庁舎第3号館
日本 の国土交通省 の主任の大臣 である。国土 の総合的、体系的な利用、開発、保全、そのための社会資本 の整合的な整備、交通 政策の推進等を担う。
また、国土交通大臣に就任した者は、国家安全保障会議設置法 に基づき、国家安全保障会議 の議員 に就任する[4] 。
過去の運輸大臣 ・建設大臣 ・北海道開発庁長官 、国土庁長官 の職務を包括するものとして、2001年 の中央省庁再編 とともに置かれた。
自由民主党 が参加する連立政権においては、国土交通大臣ポストは自民党と連立を組む相手に与えられる場合が多い。省庁再編後の初代国土交通大臣を務めたのは自民党議員ではなく、保守党 党首の扇千景 である。保守新党が自民党と合流した後は公明党 枠であることが多く、これまでに、北側一雄 ・冬柴鐵三 ・太田昭宏 ・石井啓一 ・赤羽一嘉 ・斉藤鉄夫 が入閣している。特に第2次安倍内閣 以降、自民党議員が国土交通大臣に就任したことは一度もない。
こうした事情もあり2021年 の第49回衆議院議員総選挙 以降、自民党所属の現職国会議員で国土交通大臣への就任歴がある者は皆無となっている[5] 。
一方、民主党 政権下では、民主党の議員が国土交通大臣を務めた。[6]
名称
英語 での呼称については「Minister of Land, Infrastructure, Transport and Tourism」[7] とされている。2001年に国土交通大臣が設置された際、英語での呼称は「Minister of Land, Infrastructure and Transport」[8] とされていたが、観光庁 の設置が正式に決定されたのを機に2008年 に改称された[9] 。
シンボル
国土交通省の外局 である海上保安庁 では、「国土交通大臣旗」を制定している[10] 。旗 のデザイン (旗章)については、2001年 の依命通達「国土交通大臣旗について」により定められている[10] 。海上保安庁の船舶 に国土交通大臣が乗船する際には、必ず当該の船舶に掲げられる。また、海上保安庁以外の船舶が、大臣旗や庁旗、長官旗などの「海上保安庁の旗」に類似した旗を掲げることは、海上保安庁法 により禁じられている[11] 。
歴代大臣
辞令のある再任は就任日を記載し、辞令のない留任は就任日を記載しない。
党派の欄は、就任時、または、内閣発足時の所属政党を記載した。
記録
連続最長在任記録:1436日(3年11か月) - 石井啓一
脚注
関連項目
外部リンク
統合前
統合後
2001年、運輸大臣、建設大臣、国務大臣国土庁長官は国土交通大臣に統合された。長官は国務大臣としての長官を表記。