『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル エコーズ・オブ・タイム』(FINAL FANTASY CRYSTAL CHRONICLES: Echoes of Time、略称: FFCC EoT)は、2009年1月29日にスクウェア・エニックスが発売したニンテンドーDS用・Wii用アクションRPG。
ファイナルファンタジーシリーズの派生シリーズタイトルであるファイナルファンタジー・クリスタルクロニクルシリーズ(以下FFCCシリーズ)の第4弾で、『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル リング・オブ・フェイト』(以下『FFCC RoF』)の続編にあたる。
FFCCシリーズ初、ニンテンドーDSとWiiの2つのハードで同時発売された。ニンテンドーWi-Fiコネクションやワイヤレス通信を使い、ニンテンドーDSとWiiでひとつのゲームを一緒に遊ぶことのできる世界初のタイトルである[1]。また、ニンテンドーDS同士でのワイヤレス通信も可能。Wii版はWiiリモコンとヌンチャク対応の操作となっておりクラシックコントローラ、GCコントローラには対応していない。
TVCMに用いられるゲームソフトのイメージソングは「嘆きのキス」(ゲーム内には未収録)。前作『FFCC RoF』と同じくaikoが歌い、CMには女優の平愛梨が出演した。
ちなみに本作は公式コンプリートガイドのスタッフインタビューによるとシナリオ担当の三枝曰く、エンディングを迎えた時点でストーリーは半分の状態だという事であり、続編もありえるらしい。
Wii版とニンテンドーDS版を、ニンテンドーWi-Fiコネクションやワイヤレス通信で遊べるようにするための描画エンジン。両機種の描画の基データはDSのものであるため、Wii版の解像度に引き伸ばし使用しているが、その際にWiiの描画機能を使って映像を生成するためのエンジンである[3]。仕様としては3Dの部分の解像度を上げてレンダリングしており、ニンテンドーDS用にプログラムやデータを作っても、そのままWiiで動作させることが可能である。なお3D面を最大にした場合、WiiとニンテンドーDSの解像度の差は4倍になる。
上記のPOLLUX ENGINE以外では「DS版はソフトリセットができる」「Wii版はフィールド部分とステータス部分の大きさの比率を自由に変えることができる」「Wii版は『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル クリスタルベアラー』のトレイラーを収録している(ゲーム内のメニューから見られる)」がある。
本ゲームではキー入力データ同期方式と呼ばれる通信方式を用いている。キー入力データ同期方式とは通信元(A)の情報を通信先(B)に入力した場合、Bで処理されるAの情報がAの入力情報通りに処理される同期方式である。この方式は本ゲームの場合、敵や味方の位置関係や魔法詠唱などの動作に関して完全に同期がとれる利点がある。しかし、通信環境が悪いとAからBへの通信やBからAへの通信で遅延が生じるため、通信環境に依存しやすい欠点もある。
基本は前作『FFCC RoF』と同じだが、自由に主人公を作れる点はマルチプレイに近い。 また種族にかかわらずほぼ全ての武器が装備できる。シングルプレイをする場合、仲間を探して雇うというシステムが追加されている。
主人公の住む村の住人達。ノルシュターレンを除く全員は2000年前にシェルロッタと一緒の村に住んでいた村人達で、ラーケイクスが引き連れたゴーレムに殺害され魂だけの存在として現世にとどまっていた。
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