『アニソンぷらす』は、テレビ東京で2008年7月から2013年3月まで放送されていたアニメやアニメソング系の情報番組。2010年4月から12月までは『アニソ〜ンぷらす』の番組名で放送していたこともあった。
テレビ東京のアニメ専門モバイルサイト「あにてれ もばいる」と連動していたため、番組名の頭には「あにてれ Presents」が入っていた。また、番組のロゴは「アニソンぷらす+」となっているので、ウェブサイトなどでは「+」付きで表記されていることもあった。
概要
毎週放送される番組のナレーションは、声優またはアニソン歌手が務めており、ツッコミのようなナレーションが入ることもあった。番組開始当初は15分枠放送だったが、2008年10月6日から30分枠放送になった。開始当初から他地域の系列局では放送されていなかったが[1]、2010年3月30日からびわ湖放送(独立局。以下“BBC”)でネットを開始。同年11月には本番組で良くオープニングテーマを歌う小桃音まいとLegend of Faceの桃知みなみ両名がBBCを表敬訪問。BBC局舎がある大津市の大津パルコでミニコンサートイベントを行った。
ハイビジョン制作ではあるものの、かつては原則画面比率4:3の収録であるため、地上デジタル放送では両サイドに番組オリジナルのパネルが装飾されており、2010年6月までは地上アナログ放送の場合はサイドカット形式だった。2010年7月5日から、地上デジタル放送への完全移行を前提に、アナログ放送の全番組が画角16:9のレターボックス放送に移行したため、2010年7月19日まで両サイドのパネルを表示されたいわゆる超額縁放送となっていたが、2010年7月26日放送分から本格的にハイビジョン収録に移行となった。
本放送終了後すぐに公式サイトにて動画ページへの配信リンクが掲示されていた[2]が、その配信版では『NARUTO -ナルト- 疾風伝ぷらす』のコーナーがカットされていたり、BGMが本放送版とは違う物になっていたりしており[3]、また諸般の事情により配信自体されない回もあった。
2010年3月で『アニソンぷらす』としての放送を終了し、同年4月から『アニソ〜ンぷらす』としてリニューアル。2011年1月3日の『アニソンぷらすLIVE2011』から「アニソ〜ン」から再び「アニソン」に戻った。
2013年3月18日放送分のエンディングにて翌週3月25日放送分をもって終了することを発表。番組開始から4年9か月の歴史に幕を閉じることになった(番組内では「一旦終了」といったアナウンスがされていたが、Twitterでは「リニューアルするわけでもなく完全に終了です」と綴られていた[4])。
放送日
コーナー
番組の放送内容としては、公式サイトでも毎週掲げられるメインゲストの登場するコーナー(本編とする)が中心となるが、その間にアイキャッチを挟んで放送される小コーナーも存在した。これらの役割としては主に最新情報の紹介などの宣伝に相当した。その詳細は以下の通り。
主なコーナー
- アイキャッチ
- 本編放映中、別コーナー(宣伝)に突入する際や、CMに入る前に挟んで、その回に収録したVTRを流しつつ字幕とナレーションで宣伝/CM明けの放送内容について予告する形式は従来のままであるが、2009年5月11日放送分でゲストのangelaが数パターンのジングルを製作してからは、それらがBGMとして流れる形となった。
- NARUTO -ナルト- 疾風伝ぷらす
- 『NARUTO -ナルト- 疾風伝』の関連情報コーナー。テレビ放送版のみで、配信版には含まれていなかった。
- アニぷら(アニソンぷらす)ニュース
- 「最新の情報をお届けする」コーナー。アニメ・映画・音楽・LIVE情報など、アニメに関連する最新情報を紹介したり、(メインゲストとは別に)ゲストを呼んだりすることもあった。アイキャッチ後のCMが終わった後にモバイルサイトの紹介をする「(アニソンぷらす)モバイルニュース」も別にある。通常のアニぷらニュースは配信版には含まれないこともあった。
- 原由実のハラハラ90秒
- 2012年、アニソンぷらすが放送5周年目を迎えるにあたって、同年7月9日放送分から新コーナーとしてスタートし、3月25日放送分最終回まで毎週放送。タイトル通り、声優の原由実が新作のゲーム、アニソンなどの情報を90秒で紹介するといった内容で、「アニぷらニュース」とは別枠で放送されていた。3月18日放送分では通常のコーナーとは別に、本編でこの月のナレーターも務める今井麻美との「イマハラ900秒(15分間)」のコーナーも行われた。
- ナレーターからの「ヒトコト!」
過去のコーナー
- 10の質問 ザ・教えテン
- ゲストにさまざまなことを聞く。一問一答形式で質問をする前半と、その質問の答えについて解説してもらう後半にわかれていた。
- どこ撮ってんの!? ワタシ通信
- ゲストに携帯電話で写真を撮ってきてもらいプライベートな話をしてもらう。
- 腐男塾3腐ん劇場
- 腐男塾による3分間の寸劇。テレビ放送版のみで、配信版には含まれていない。現在ではこのコーナーはなく、風男塾がゲスト出演した2012年5月27日放送分でも行われなかった。
- ?クイズ? ○○○[8]
- 「10の質問 ザ・教えテン」をプチリニューアルしたもの。早押しクイズ形式で一問一答してもらい、答えのすぐ後に解説してもらうようになった。
- 新米AD久保田が行く
- 新米ADの「久保田」があちこちのイベントなどに潜入し、イベントレポートを行う。
- サトリーヌ・FUJIWARAのアニぷら占い
- 占い師サトリーヌ・FUJIWARAがゲストの悩みに占いで答える。
- あにてれもばいるぷらす着うたフルダウンロードランキング
- あにてれもばいるぷらすで配信中の着うたフルのダウンロードランキングTOP10を紹介する。
- 数週に渡って連続で1位となっていたIOSYSの『ひれ伏せ愚民どもっ!』が2009年2月16日放送分で番組初の「殿堂入り」となり、以後の週ではランキング対象外となった。
Legend of Face
第30回(2009年2月2日放送)にて番組側がmikoとティッシュ姫と桃知みなみによる顔出しNGの覆面バンドを作るという企画を持ち出して結成されることになった。デビューシングルLove & Faceがドワンゴ・エージー・エンタテインメントから発売されている。ニコニコ動画にmikoと桃知とティッシュ箱がLove & Faceを宣伝する動画がある。Love & Faceはティッシュ姫が作曲しmikoが作詞した。3人のうち2人がしゃべれなかった。番組やHPで2ndシングルにむけての新メンバー募集を告知して、第72回(2009年11月30日放送)にてELIKA、Gペンが加わることになった。相変わらずメンバーは変り種ばかりであった。公式サイトがアニソンぷらすのサイト内に作成された。2010年1月には公式ブログも出来、ブログにはすべてのメンバーの記事がある。2月途中からコメント機能がついた。
メンバー
- ティッシュ姫
- ニコニコ動画でコスプレをしてベースを演奏する動画をあげて話題になった。バンドのリーダー。ベース、作曲担当。キュウリが嫌いらしい。いつも風邪をひいた時にするマスクをしていて、のどの調子が悪いらしく声が出せない。
- miko
- 同人音楽の世界で活躍している歌い手。メインボーカル、作詞担当。
- 桃知みなみ
- アニメちっくアイドル。喋れないものの動きで場を盛り上げる。ギター、コーラス、作詞担当。そして広報も担当している。ティッシュ姫と同じく声が出せない。
- ERICA
- 第72回(2009年11月30日放送)でメンバーに加わった。特技は歌でロリータ・ファッションをしている。実は絵がうまい。ボーカル担当。2010年の成人式に出たという。
- Gペン
- 第72回(2009年11月30日放送)でメンバーに加わった。特技は絵を描くことで実は某雑誌に執筆中の漫画家[9]である。コーラス、キーボード担当。
出演情報
2009年7月31日、ニコニコ動画の「アイパイ★ちゃんねる」生放送にmiko、ティッシュ姫、桃知が出演。Animelo Summer Live 2009の2日目の8月23日、けやきひろばで開かれた野外イベントのDAGE ライブ ステージで初ライブを行った。2009年12月19日、秋葉原石丸ソフト本館 7Fホールにて開かれたBinaryMixx Records インストアライブ -2009Xmas-に出演した。「アニソンぷらす ライブ初挑戦SP」にも出演。ライブでは仮面をつけていて独特の雰囲気をかもし出していた。
放送回 |
放送日 |
概要
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第30回 |
2009年2月2日 |
アニソンぷらす内で、mikoとティッシュ姫と桃知による顔出しNGの覆面バンド企画が立ち上がる。
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第34回 |
2009年3月2日 |
覆面バンドの名前がLEGEND OF FACEに決定。同時にリーダーのティッシュ姫が作ったデビュー曲の名称がLove & Faceに決まる。
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第72回 |
2009年11月30日 |
新メンバーがERICA、Gペンの2人に決定。
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CD
- Love & Face
- 2009年7月29日発売。
- The first snow
- 2010年1月27日発売。
番組ナレーションと主題歌
2008年
2009年
2010年
2011年
※2011年7月度テーマソング
2012年
[14]
*1
*2 2012年9月度エンディングテーマ(歌:堀江由衣、『BEST ALBUM』(DISC1)収録曲)
2013年
特集ゲスト
下記リンク先のバックナンバーページを参照。
特別番組
- 「アニソンぷらすSP」
- 2008年7月26日 土曜 26:19 - 26:50
- ゲスト:水木一郎
- ナレーション:野中藍
- 「アニソンぷらす 時間拡大 しかもちょっと早めのスタートSP」
- 2008年12月29日 月曜 26:00 - 26:55
- 「あにてれ もばいる」の年間ダウンロードランキングTOP 50を発表した。
- MC:アメリカザリガニ、亜矢乃
- ゲスト:野中藍、かかずゆみ、栗林みな実
- アシスタント:桃知みなみ
- ナレーション:新谷良子(2008年12月ナレーション)
- 「アニソンぷらす ライブ初挑戦SP」
- 2010年1月1日 金曜 26:10 - 27:40(90分)
- MC:アメリカザリガニ、野中藍(兼ゲスト)
- ゲスト:ELISA、angela、竹内順子、Berryz工房、下川みくに、北神未海(CV小川真奈)with MM学園合唱部、SQUAREHOOD、T-Pistonz+KMC、小桃音まい、Legend Of Face、新谷良子(出演順)
- 特別出演:王族BAND
- 特別歌の出演:広橋涼(2009年8月ナレーション)
- ナレーション:杉田智和(2009年12月ナレーション)
- 「アニソンぷらすLIVE2011 そうだったのか! ゲゲゲのアニソンぷらすでゲソでぜよ! 48なう! そんなタイトルで大丈夫か? 大丈夫だ! 問題ない! SP」
- 2011年1月3日 月曜 25:30 - 27:30(120分)
- MC:アメリカザリガニ、戸松遥
- ゲスト:麻生夏子、ULTRA-PRISM、許斐剛、下川みくに、新垣樽助(トークゲスト)、スマイレージ、T-Pistonz+KMC、Berryz工房、牧野由依(50音順)
- ナレーション:浪川大輔(2010年11月ナレーション)
- 前回に続き、びわ湖放送にも同時ネットされ、AT-Xでも4部構成に分割して1月11日に放送された。
- 前回と同様、この回のネット配信は無かった。
- 「AT-X Presents アニソンぷらす LIVE2012」
- 2012年1月2日 月曜 24:30 - 25:30(60分)
- MC:アメリカザリガニ、小倉唯
- ゲスト:AKINO with bless4、石川智晶、The Sketchbook、スフィア、T-Pistonz+KMC、七森中☆ごらく部(50音順)
- ナレーション:小野大輔(2010年3月ナレーション)
- 前回に続き、びわ湖放送でも放送されたが、前回と違いテレビ東京から19日遅れの21日25:50 - 26:50の遅れネットとなった一方、今まで同番組未ネットだったテレビせとうちおよびTVQ九州放送にて同時ネットされた。AT-Xでも同年1月29日22:00 - 23:00に放送された。なお、2013年3月末で終了することになったことから、テレビ東京系列局で当番組が(レギュラー版も含め)放送された、最初で最後のケースとなった。
関連項目
脚注
- ^ なお2012年1月2日 24:30 - 25:30に放送された特番『アニソンぷらすLIVE2012』はテレビせとうちとTVQ九州放送にも同時ネットされた。
- ^ 2010年9月末までは公式ページで直接配信していた。2010年10月からはテレビドガッチ内の専用動画配信ページで配信されており、これにともないそれまでの過去回動画配信はすべて終了した。
- ^ 「あにてれもばいるぷらす着うたフルダウンロードランキング」のコーナーでは本放送でランキングに入っている曲がリレー方式で流れているが、配信版では違うBGMに差し替えられていた。
- ^ 高岩秀明 (2013年3月18日). “アニソンぷらすは来週3/25をもって最後の放送になります。リ ...”. Twitter. 2013年3月19日閲覧。
- ^ 2008年10月 - 2010年12月、2011年4月は火曜 27:15 - 27:45に再放送、2011年1月 - 2月 翌月曜日27:15 - 27:45に再放送。2010年8月、9月、2011年3月は再放送廃止。2011年1 - 2月は本放送枠が日曜 24:35 - 25:05に移動、同年3月から再び月曜上記時刻枠に戻る。2011年8月26日より本放送の曜日・時間が金曜 28:20 - 28:50に変更(従来の本放送枠であった月曜27:15 - 27:45は再放送枠に変更)。2011年10月10日より再放送枠がふたたび本放送枠に戻る。曜日は月曜のまま従来より少し時間移動(金曜枠は廃止。また、再放送も行われない)。2012年12月6日より木曜26:20枠でリピート放送を開始。
- ^ 2010年10月からテレビドガッチ経由で配信。また、同時期にニコニコチャンネルのテレビ東京あにてれちゃんねるでも配信。(更新は放送翌日正午更新)
- ^ 放送開始から2010年9月28日までは火曜 18:30 - 19:00、2010年10月2日 - 2012年9月29日は26:50 - 27:20に放送。2013年3月までは土曜 26:25 - 26:55に放送。
- ^ ○○○にはその回のゲストの名前が入る
- ^ 2010年1月1日放送の「アニソンぷらす ライブ初挑戦SP」の中でテロップが出される。
- ^ 6月28日のみ
- ^ 声優アワードの派生企画として毎年実施されている「新人声優発掘オーディション」第5回(2011年)において、アニソンぷらすが選んだ新人声優。
- ^ a b 2011年7月度のOP・EDテーマは8/15に行われたアニソンぷらすLIVE出演陣の楽曲を週替わりでOAがなされた。
- ^ 「ドリームクリエイター」から誕生した素人新人声優。
- ^ a b 2012年のナレーションはその週の放送内容に関係する声優が担当。出演ゲスト(又はそのうちの一名)本人が担当することもあれば、出演ゲストと共演経験のある声優が担当することもあった。よって、前者では自分に対してナレーションを当てたり、後者ではアニメのキャラとしてゲストと(セリフの)やり取り等が行われたりといった現象がしばしば起こった。
- ^ 正式には「雫 -shizuku- (London Re-Mix)」。この月に発売されたアルバム「ロンド…月の記憶をたどって。」の中に収録されている。
- ^ 再放送も行われた。
- ^ 翌5月(21日放送分)には、上坂に興味を持ったプロデューサーが特集を企画している。
- ^ OPおよびEDが流れる際、通常は初めの数秒間にPVが映し出されるが、この曲はカップリング曲であるためPVはなし。いきなりエンディングロールに入る形となった。
- ^ この回は総集編として2012年に入ってからの(1月 - 3月の)内容を映像で振り返りつつ、ナレーションを担当する下野紘の横で高岩Pが裏話などを語るような形式が取られた(理由は「ブッキングが間に合わなかった」ため)。そのため、(下野にとっては)実質ナレーションというよりはそのツッコミ役になってしまっており、終いには下野自身が出演した『ダンボール戦機』特集(2月13日放送回)だけが抜けているというオチまであった。
- ^ 当初は岸尾だいすけ(後に2013年2月度ナレーションを担当)が担当する予定であったが、風疹による体調不良のため急遽代理で担当した。岩田自身、この回のゲスト・鈴村健一とはラジオ番組や音楽ユニット等でコンビを組んでいる仲である。また、11月のナレーションも担当。
- ^ 岡崎律子の同名シングル曲のカバー
- ^ 井上陽水の同名曲のカバー。
- ^ このカバーアルバムに参加した井上和彦、内田夕夜、置鮎龍太郎、KENN、諏訪部順一、野島健児、古谷徹、松風雅也の8名。
- ^ 今井自身も語っていた通り、「今月のナレーション」(1か月分のナレーション)を担当するのは2010年7月に続いて2回目(この月で最終回を迎えたため、このようなケースは今井一人だけとなった)。
- ^ 岩男が前回(同年1月14日放送分、216回目)出演時に対談した畑亜貴と共同で制作した楽曲。3月11日放送分では畑のほか、川村竜、田中公平との対談も実現した。
- ^ ウォーターマーク表示なし。
外部リンク
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前番組 |
番組名 |
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きょうコレッ!
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アニソンぷらす ※27:10 - 27:40
ミュージックブレイク ※27:40 - 27:45
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アニソンぷらす (2011年1月9日 - 2月27日)
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アニソンぷらす (2012年10月1日 - 10月29日)
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テレビ東京 月曜27:20枠 |
アニソンぷらす ※27:10 - 27:40
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アニソンぷらす (2012年11月5日 - 2013年3月25日)
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