P'UNK〜EN〜CIEL (パンク アン シエル)は日本のロックバンドである。また、L'Arc〜en〜Cielのメンバーによるパートチェンジバンドである。略称はP'UNK。
概要
L'Arc〜en〜Cielのメンバーが、バンド内でのお遊びも兼ねて2004年に活動を開始させたパートチェンジバンド[注 2]。
楽曲は「L'Arc〜en〜Cielの過去作品のカバー曲[注 3]」であり、メンバー4人が持ち回りでプロデュースし[注 4]、いずれも「L'Arc〜en〜Ciel名義のシングルに収録されるカップリングシングル」という形態で、全12曲をリリースした。
基本的にはパンクやハードロック、ヘヴィメタル調にアレンジしていた。活動後期になると、海外ミュージシャンのオマージュをするようになり、ハノイ・ロックス[注 5]、スレイヤー[注 6]、シド・ヴィシャス[注 7]、アイアン・メイデン[注 8]、モトリー・クルー[注 9]、サイモン&ガーファンクル[注 10]といったアーティストの楽曲をオマージュしたアレンジが行われた。
「パンク」をバンド名に冠しているものの、上記のようにロック、メタルアレンジの楽曲が多く存在する。これに関してT.E.Z P'UNKは、「パンクってあくまでも精神的な意味で、音楽ジャンルじゃないですから[1]」と述べている。
2005年と2007年には、年間最多となる4作ずつの楽曲を発表した。特に2007年は、ライブ出演も含めると最も活動的な時期であったが[注 11]、次第にL'Arc〜en〜Cielの活動がメンバーのソロ活動と並行しながら行われるようになっていくと[注 12]、比例するように活動量も落ち着いていった。2011年、37thシングル「GOOD LUCK MY WAY」へのカバー楽曲収録を最後に、バンド活動を終了することを発表した[2]。その後は、38thシングル「X X X」から"L'Acoustic Version"というアコースティック・アレンジされたL'Arc〜en〜Cielの過去楽曲を収録することとなった。ちなみに、P'UNK〜EN〜CIELの次の企画として、tetsuyaが「ラルクメンバーのソロ楽曲をラルクでやる」という企画も提出していたが、hydeにより却下されたとコメントしている。
2012年2月8日発売のL'Arc〜en〜Cielの12thアルバム『BUTTERFLY』では、完全生産限定盤の特典CDとしてバンド初となるアルバム『P'UNK IS NOT DEAD』が付属した。これまでリリースした12曲全てを収録したベストアルバムではあるが、新たにミックス、マスタリングを施した。ちなみに、T.E.Z P'UNKは本作単体でのCDリリースを目指していたが、レコード会社からの許可が降りなかったため、やむなく特典CDという形態となったことに「悔しい」とこぼしていたという。この特典CDの発表をもって、活動終了となった。
メンバー
ディスコグラフィ
シングル
アルバム
映像作品
P'UNK〜EN〜CIELとしてのリリースではなく、L'Arc〜en〜Cielの映像作品に収録されている映像である。
脚注
注釈
- ^ 日本テレビ系テレビ番組『音楽戦士 MUSIC FIGHTER』の企画より。DANGER CRUEのイベント「天嘉-参 DANGER IIIにて一時加入し、「Round and Round 2005」に参加。
- ^ 過去には、TOKIOのカバーバンドとしてKIOTO (キオト)、オリジナル楽曲を作成するD'ARK〜EN〜CIEL (ダーク・アン・シエル)としても活動したことがある。いずれもsakura在籍時代のパートチェンジバンドであり、yukihiroの参加は今回が初となる。
- ^ 厳密にはセルフカバーだが、活動内容は専ら「L'Arc~en~Cielをカバーする異なるアーティスト」としてのニュアンスが強い。
- ^ 「メンバー持ち回りのアレンジ」というスタイルは、後述の「L'Acoustic Version」と称したセルフカバーでも引き継がれていくことになる。
- ^ 『Feeling Fine 2007』にて。
- ^ 『夏の憂鬱 [SEA IN BLOOD 2007] 』にて。
- ^ 『I Wish 2007』にて。
- ^ 『Dune 2008』にて。
- ^ 『ROUTE 666 -2010-』にて。
- ^ 『metropolis –2011–』にて。
- ^ ホールツアー「Are you ready? 2007 またハートに火をつけろ!」とアリーナツアー「TOUR 2007-2008 THEATER OF KISS」では、年間を通じて最多となる38公演に出演した。
- ^ 2008年7月にhydeがVAMPSの活動を開始し、2009年から2011年にかけて他のメンバーもそれぞれのソロ活動を展開していった。
- ^ 『milky way』(2004年)〜『Dune 2008』(2008年)までは「TETSU P'UNK」名義
- ^ L'Arc~en~Cielの12thアルバム『BUTTERFLY』完全生産限定盤の特典CD『P'UNK IS NOT DEAD』には『milky way 2004』として収録された。
- ^ a b c リリース時の名義
出典
- ^ 『WORDSⅡ L'Arc〜en〜Ciel』角川書店、2010年
- ^ 『CD&DLでーた』2011年9・10月号内「tetsuya's PRESS」 角川書店、2011年
関連項目
外部リンク
|
---|
hyde - ken - tetsuya - yukihiro hiro - pero - sakura |
アルバム |
スタジオ |
|
---|
ベスト |
|
---|
リミックス | |
---|
ライヴ | |
---|
トリビュート | |
---|
再発盤 |
|
---|
|
---|
シングル |
|
---|
CD |
1990年代 |
1992年 | |
---|
1994年 | |
---|
1995年 | |
---|
1996年 | |
---|
1997年 | |
---|
1998年 | |
---|
1999年 | |
---|
|
---|
2000年代 |
2000年 | |
---|
2001年 | |
---|
2004年 | |
---|
2005年 | |
---|
2006年 | |
---|
2007年 | |
---|
2008年 | |
---|
|
---|
2010年代 |
2010年 | |
---|
2011年 | |
---|
2014年 | |
---|
2015年 | |
---|
2016年 | |
---|
|
---|
2020年代 |
|
---|
|
---|
ビデオ | |
---|
配信限定 |
|
---|
|
---|
映像作品 |
|
---|
映画 | |
---|
ゲームソフト | |
---|
関連項目 | |
---|
カテゴリ |