この項目では、2001年シーズンのJリーグ ディビジョン1(J1)について述べる。
概要
2001年シーズンのJ1のクラブ
2001年シーズンのJ1のクラブは以下の通り。この内コンサドーレ札幌と浦和レッドダイヤモンズが前シーズンJ2リーグからの昇格クラブである。また今シーズンからヴェルディ川崎がホームタウンを神奈川県川崎市から東京都へ移転、チーム呼称を東京ヴェルディ1969に変更した。
- ※前年成績=特記事項がないクラブは2000年のJ1の前後期通算順位を記載
レギュレーションの変更点
Vゴール方式の延長戦に入った場合、選手の交代が4人まで行えるようになった。前シーズンまでは90分間で勝敗が決する場合と同じく、3人までしか交代できなかった。
2001年シーズンのJ1のスケジュール
1stステージは3月10日から7月21日まで、計15節が開催された。途中、FIFAコンフェデレーションズカップ2001が日本で開催されたため、スタジアムおよび日本代表チーム合宿の日程を確保する目的で、5月19日の第10節から6月16日の第11節まで約1か月の中断期間が設けられた。
2ndステージは8月11日から11月24日まで、計15節が開催された。
リーグ概要
1stステージは、磐田が開幕8連勝(全て90分勝利)でスタートダッシュに成功すると、第9節で清水とのダービーにVゴール負けを喫した以外は白星を積み重ね、第13節で横浜FMにVゴール勝ちしたことで、前年まで下位に低迷しながら好調をキープしていた2位市原との勝ち点差9をキープして2節を残してステージ優勝決定。最終節で神戸と引き分けたものの、15戦で13勝1分け1敗という圧倒的な力を見せた。
2ndステージは、前年にJ1リーグ、ナビスコカップ、天皇杯の3冠を独占しながら1stステージは主力選手の負傷などが相次ぎ11位に終わった鹿島が7連勝。これに、ステージ最初の試合でG大阪に敗れたものの、そこから6連勝で追い上げる磐田とのマッチレースの様相を見せる。第8節の直接対決は磐田が勝利し得失点差で首位に浮上、磐田は連勝を9まで伸ばすが、鹿島も勝ち星を積み重ねて譲らない。第11節で磐田は柏に敗れ、福岡に勝った鹿島が首位に浮上。第14節時点で連勝を6にまで伸ばした鹿島が磐田との勝ち点差を4としてステージ優勝を果たす。ステージ3位には1stステージで13位と下位に沈んでいた広島が入った。
一方、年間の勝ち点で争われる残留争いは、古豪の横浜FM・東京V、さらに前年1stステージで優勝争いをしたC大阪の3チームが1stステージで低迷。2ndステージに入ると横浜FMと東京Vは五分の星をキープし、1stステージで12位だった福岡を交えた四つ巴の争いとなった。そんな中、2ndステージも低迷の続いたC大阪は第12節でFC東京に敗れ、14位横浜FMとの勝ち点差が11のままとなって年間15位以下が確定。最終節を前に13位横浜FMを14位東京Vと15位福岡が勝ち点差2で追う展開となった。最終節、横浜FMはアウェイで神戸と引き分け、東京VはFC東京とのダービーを制して勝ち点を積み上げた一方で、福岡はアウェイでG大阪に敗れ、15位が決定。この2チームが降格となった。
なお、FC東京、東京Vはいずれも東京スタジアムに本拠地を移転した他、札幌は札幌厚別公園競技場に加えて札幌ドームを本拠地として追加登録した。また浦和の本拠地「浦和市駒場スタジアム」は旧浦和市がさいたま市になったため「さいたま市浦和駒場スタジアム」に改称された。
順位表
1stステージ
開催期間:3月10日 - 7月21日
最終更新は2001年7月21日の試合終了時 出典: J.League Data Site 順位の決定基準: 1. 勝点; 2. 得失点差; 3. 得点数.
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2ndステージ
開催期間:8月11日 - 11月24日
最終更新は2001年11月24日の試合終了時 出典: J.League Data Site 順位の決定基準: 1. 勝点; 2. 得失点差; 3. 得点数.
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年間総合順位
上位2チームの順位はJリーグチャンピオンシップの結果により確定する。
最終更新は2001年11月24日の試合終了時
出典: J.League Data Site
順位の決定基準: 1. 勝点; 2. 得失点差; 3. 得点数.
チャンピオンシップ
Jリーグチャンピオンシップについてはサントリーが冠スポンサーとなり、サントリー・チャンピオンシップの名称で開催された。2試合ともNHK総合テレビ・NHKハイビジョンで生中継された。
2試合90分ずつの合計スコアが2-2となったため、第2戦終了後にVゴール方式の延長戦を行い、Vゴールを挙げた鹿島アントラーズが年間王者に決定した。
2013年に行われたJクロニクルベストでは第2戦[2]がベストゲーム部門第2位に、決勝点となった延長前半10分のMF小笠原満男のフリーキック[3]がベストゴール部門第3位にそれぞれ選ばれている。
得点ランキング
出典