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荒木 治丞(ファンモク チスン、韓国語:황목치승、日本名 : あらき はるすけ[1]、1985年6月21日 - )は、大韓民国の済州特別自治道出身の元プロ野球選手(内野手)。LGツインズに所属していた。
祖父は荒木(あらき)姓の日本人。韓国人女性と結婚して済州島に移り住み、自身の姓を韓国語読みしたファンモク姓を名乗り、その名字を自身の息子、そして孫の治丞も受け継いで現在に至っている[2]。
中学校卒業後に野球留学で日本に渡り、京都韓国学園(現:京都国際高等学校)に入学するが、甲子園への出場歴はなかった。
その後亜細亜大学へ進学して硬式野球部に所属した。
卒業後はセガサミーに入社して硬式野球部に2008年から2011年まで4年間在籍[3][4][5][6]。セガサミーではケガが相次いで活躍できず、4シーズンで戦力外となって退部した[7]。
その後韓国に戻り、プロになることを諦め兵役義務を果たそうとしたが、足首の手術歴が兵役免除の対象となり、2年間の時間ができたことで再びプロ入りへと動き出した。済州島の友人の助けを借りて練習を再開[2]。独立チームの高陽ワンダーズに入団、2シーズンプレーした。
2014年にLGツインズと契約してプロ入りを果たした[8]。
7月に一軍初昇格を果たし、8月には初めて先発出場するなど、2014年は一軍で37試合に出場した。
その後は主に代走・守備要員として一軍通算154試合に出場、46安打(0本塁打)を記録したが、2017年限りで本人の意向により現役を引退した。
今後は日本で家族の事業を継ぐ[9]。
2019年9月30日、蚕室野球場で元LGの選手として紹介され、ロッテジャイアンツ-LGツインズ戦の試合前の始球式を務めた[10]。