第16回日本フットボールリーグシーズン |
2014 |
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優勝 |
Honda FC |
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昇格 |
レノファ山口FC(J3加盟) |
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降格 |
なし |
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試合数 |
182 |
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ゴール数 |
492 (1試合平均2.7) |
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得点王 |
岸田和人(山口)(17得点) |
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最大差勝利ホーム試合 |
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Honda 5-0 滋賀(1st第9節・5月11日) 岡山N 6-1 マルヤス(2nd第10節・9月6日) |
最大差勝利アウェー試合 |
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岡山N 0-7 佐川印(2nd第5節・8月24日) |
最多得点試合 |
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ソニー 3-5 Honda(1st第12節・5月31日) |
最多連勝記録 |
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8 - 鹿児島(1st第6節 - 第13節) |
最多連続負け無し記録 |
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10 - 佐川印(2nd第5節 - 第13節[注 1]) |
最多連続勝ち無し記録 |
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12 - 滋賀(1st第4節 - 2nd第2節) |
最多連敗記録 |
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6 - 滋賀(1st第4節 - 第9節) |
最多観客動員 |
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4,568人 - 山口 vs Honda(2nd第12節・11月2日) |
最少観客動員 |
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145人 - マルヤス vs 武蔵野(2nd第9節・10月5日) |
平均観客動員 |
859人 |
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第16回日本フットボールリーグは、2014年(平成26年)3月16日から同年11月29日にかけて行われた日本フットボールリーグ(JFL)のリーグ戦である。Honda FCが6年ぶり5度目(旧JFLを含めると6回目)の優勝を果たした。
参加クラブ
第16回JFLの参加クラブは以下の通りである(記載はJFL公式サイトの掲載順[1])。
前シーズン後にカマタマーレ讃岐がJ2に昇格した。さらに今年度より創設されたJ3リーグ (J3) にAC長野パルセイロなど9クラブが入会したため、引き続きJFLに留まった8クラブに新たに地域リーグから6クラブが昇格し14クラブで開幕する。
- 色付のチームは2014年シーズン開幕時において
レギュレーション
1月20日にレギュレーションが発表された[4]。前年から内容が大幅に変更になっている。
リーグ・試合形式
前年までの「通年(1ステージ制)ホーム・アンド・アウェー2回戦総当たり」から、「1回戦総当たり×2ステージ制(通年ではホーム・アンド・アウェーのまま)」に変更になる。この変更の理由について、JFLでは「複数のタイトルを争い、より多くのチームにそのチャンスが生まれることで、リーグの活性化につなげていきたい」と説明している[4]。
前半の13節を「ファーストステージ」、後半の13節を「セカンドステージ」とし、両ステージの勝者同士でホーム・アンド・アウェーによる「チャンピオンシップ」(年間チャンピオン決定戦)を開催する。チャンピオンシップ進出チームは通年の成績にかかわらず年間順位の1位または2位となり、3位以下は年間の全試合の成績により決定する。なお、ファーストステージ・セカンドステージを同じチームが制した場合はチャンピオンシップを行わない(この場合、2位以下を年間の全試合の成績により決定する)[注 3]。
- 天皇杯への出場枠
- 第93回天皇杯ではJFLで第17節終了時点の1位のチームに天皇杯シードを与えられたが、今年は前回大会に出場したアマチュアチームのうち、最も成績が優秀だったチームをシードとすることになり、前回大会でベスト16に入ったAC長野パルセイロがシード該当チームとなり、第94回天皇杯の出場権が与えられた[5]。このため前回大会まであったJFLシード枠はなくなった。
大会日程
- ファーストステージ:3月16日 - 6月8日
- セカンドステージ:7月19日 - 11月9日
- チャンピオンシップ
- 第1レグ:11月22・23・24日のうちのいずれか1日
- 第2レグ:11月29・30日のうちのいずれか1日
なお当年度の開催節数は年間の通しではなく前期・後期それぞれのステージ別に表示する。したがって、後期の13節分は従前の通年表記では第14-26節に相当する。
できごと
- 1月20日
- ファーストステージ第1節・第2節(=各クラブのホーム開幕戦)の日時と対戦カードおよび、試合方式の変更(2ステージ制への移行)が発表される[6]。
- 2月6日
- 開幕戦の試合会場が発表される。
- 2月27日
- 全日程が発表される。
- 3月17日
- 1stステージ第2節として3月21日に開催予定だったヴァンラーレ八戸 vs ソニー仙台FC戦が会場の八戸市東運動公園陸上競技場が2月から3月中旬までの積雪の影響で試合開催日までの除雪作業が困難なため中止順延となることが発表された[7]。後に4月17日に同会場で開催された。
- 6月7日
- この日行われたファーストステージ最終節で、Honda FCが得失点差で鹿児島ユナイテッドFCを振り切り、ステージ1位を決める[8]。
- 8月9日・10日
- 2ndステージ第4節で開催予定だった4試合(9日開催予定3試合、10日開催予定1試合)が台風11号に伴う悪天候の影響で中止に。9日開催分のうち2試合(V大分 vs マルヤス、ロック vs 鹿児島)は翌日に、10日開催分(滋賀 vs 沼津)は9月14日に開催[9]。9日開催分の残る1試合(岡山N vs 山口)は最終節直前の11月5日に開催[10]。
- 8月27日
- 6年ぶりにJFL選抜チームを編成し、海外遠征を行うことを発表[11](詳細後述)。
- 11月5日
- この日行われたセカンドステージ第4節(順延分)・ファジアーノ岡山ネクスト vs レノファ山口FCが引き分けに終わったことにより、佐川印刷京都のステージ1位が決まる[12]。
- 11月29日
- チャンピオンシップでHonda FCが佐川印刷京都を2戦合計5-4で下し、6年ぶり5回目のリーグ優勝が決定。
- 12月10日
- この日行われたJFL理事会で、第38回全国地域サッカーリーグ決勝大会1位の奈良クラブ、2位のFC大阪、3位のクラブドラゴンズのJFL入会が承認された。
結果
ファーストステージ
開催期間:3月16日 - 6月8日
最終更新は2014年6月8日の試合終了時
出典: 第16回 日本フットボールリーグ(2014) ファーストステージ順位表
順位の決定基準: 1.勝点 2.得失点差 3.総得点 4.当該チーム間の対戦成績 5.勝利数 6.反則ポイント 7.順位決定戦(必要な場合のみ).
最終更新は2014年6月8日の試合終了時
出典: 第16回 日本フットボールリーグ(2014) 戦績表
1左縦列のチームがホーム側。
色: 青 = ホームチームが勝ち; 黄 = 引き分け; 赤 = アウェーチームが勝利。
セカンドステージ
開催期間:7月19日 - 11月9日
最終更新は2014年11月9日の試合終了時
出典: 第16回 日本フットボールリーグ(2014) セカンドステージ順位表
順位の決定基準: 1.勝点 2.得失点差 3.総得点 4.当該チーム間の対戦成績 5.勝利数 6.反則ポイント 7.順位決定戦(必要な場合のみ).
最終更新は2014年11月9日の試合終了時
出典: 第16回 日本フットボールリーグ(2014) 戦績表
1左縦列のチームがホーム側。
色: 青 = ホームチームが勝ち; 黄 = 引き分け; 赤 = アウェーチームが勝利。
年間総合順位
最終更新は2014年11月29日の試合終了時
出典: 第16回 日本フットボールリーグ(2014) 年間通算順位表
順位の決定基準: チャンピオンシップの勝利チームが1位、敗戦チームが2位、3位以下については以下の基準により決定。
1.勝点 2.得失点差 3.総得点 4.当該チーム間の対戦成績 5.勝利数 6.反則ポイント 7.順位決定戦(必要な場合のみ)
なお両ステージの1位が同じ場合は全順位を上記の基準にて決定。.
チャンピオンシップ
レギュレーション
チャンピオンシップのレギュレーションについては、2014年11月12日付のニュースリリースで詳細が明らかにされた[13]。
- 第1戦はファーストステージ1位、第2戦はセカンドステージ1位のホームゲームとする。
- 1試合は90分(前後半各45分)とする。第1戦は延長戦を実施しない。
- 以下の順序で勝者を決め、勝者が第16回JFLの優勝、敗者が第16回JFLの準優勝となる。
- 2試合終了時点で勝利数の多いチーム
- 2試合合計の得失点差
- 以上で決着のつかない場合に、2試合目終了後に30分(前後半各15分)の延長戦を実施し、その勝者
- 延長戦でも決着が付かない場合はPK戦(各チーム5人、6人目以降サドンデス方式)の勝者
なお、アウェーゴール方式はJFLチャンピンシップでは採用しない。
日程・結果
Honda FC
(1stステージ1位) v 佐川印刷京都
(2ndステージ1位)
この結果、2戦1勝1分・通算スコア5-4としたHonda FCのリーグ優勝が決定した。
個人記録
得点ランキング
個人表彰・ベスト11
[14]
Pos
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選手名
|
所属
|
最優秀監督 |
辛島啓珠 |
佐川印刷京都
|
GK |
一森純 |
レノファ山口FC
|
DF |
高橋弘章 |
佐川印刷京都
|
中野圭 |
佐川印刷京都
|
砂森和也 |
Honda FC
|
小原拓也 |
鹿児島ユナイテッドFC
|
MF・MVP |
鈴木雄也 |
Honda FC
|
MF |
赤尾公 |
鹿児島ユナイテッドFC
|
瀬田貴仁 |
ソニー仙台FC
|
福満隆貴 |
ヴェルスパ大分
|
FW |
香川大樹 |
Honda FC
|
FW・得点王 |
岸田和人 |
レノファ山口FC
|
新人王 |
内野裕太 |
ソニー仙台FC
|
- 優秀レフェリー賞:川俣秀
- フェアプレー賞:ソニー仙台FC
- 特別賞:横河武蔵野FC
ハットトリック
- Note: (H) – ホーム (A) – アウェイ
昇格・降格
J3への加盟
J3の加盟については、「J3スタジアム要件」、「J3ライセンス基準」に関する審査および入会審査に合格したうえで、JFLでの年間の最終順位が4位以内、かつ、JFLに属するJリーグ百年構想クラブのうち上位2クラブに入っていることが条件となる[18]。
2014年度のJFL加盟の百年構想クラブはヴァンラーレ八戸、栃木ウーヴァFC、アスルクラロ沼津、レノファ山口FCであるが、八戸はスタジアムの要件を満たしていないため不合格となり[19]、栃木Uについては本年度のJ3ライセンスを申請しておらず、対象となるのはJ3ライセンス資格審査基準を満たした沼津、山口の2チームである。
11月9日の2ndステージ第13節で栃木Uに勝利した山口はJ3参入条件となるJFL年間順位4位以内を確定させ[20]、11月19日のJリーグ理事会で山口のJリーグ入会が正式に承認された[21]。一方、沼津は年間順位が8位だったためJ3参入は見送りとなった。
地域リーグとの入れ替え
2015年のJFLは16チームで行うことが決まっており、地域リーグへの降格は行わない[22]。地域リーグからの昇格はJFLからJ3への加盟数により変わり、JFL年間順位4位のレノファ山口FCがJ3リーグ加盟が決まり、第38回全国地域サッカーリーグ決勝大会上位3チームが昇格することとなった。その結果優勝の奈良クラブ、準優勝のFC大阪、3位のクラブドラゴンズ[注 4] の3チームのJFL加盟が承認された[23]。
海外遠征
JFL選抜チームを編成し、9月5日から15日にかけて東南アジアで遠征を行った。海外遠征を行うのは2008年シーズン以来となる。
参加スタッフ・選手
スタッフ
選手
試合結果
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脚注
- ^ 2nd第6節と2nd第7節の間に行われた2nd第4節の試合を含めている。
- ^ 鹿児島ユナイテッドFCはFC KAGOSHIMAを存続クラブとして発足しているため[3]、便宜的に同クラブの前年順位を当欄に記載している。なお、合併されたヴォルカ鹿児島の前年成績は「九州1部 優勝」である。
- ^ この順位決定方法は、2ステージ制が導入されていた2004年シーズンまでのJ1での順位決定方法に準じる。
- ^ 2015年より「流通経済大学ドラゴンズ竜ヶ崎」にクラブ名変更
出典
関連項目
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ナショナルチーム |
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国内リーグ |
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国内カップ |
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大学・育成年代 |
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国際大会 |
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関連項目 |
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