第37回全国地域サッカーリーグ決勝大会(だい37かいぜんこくちいきサッカーリーグけっしょうたいかい)は、2013年11月8日から11月24日まで、青森県、兵庫県、山口県及び新潟県で開催された全国地域サッカーリーグ決勝大会(現・全国地域サッカーチャンピオンズリーグ)である。
概要
基本的な大会のレギュレーションは前年と同じだが、日本フットボールリーグ (JFL) への昇格については、翌2014年発足のJ3リーグ (J3) へ参入するJFLチームを補填するために、本大会の上位3チームがJFLへ自動昇格(前年までは2チームが自動昇格・1チームが入れ替え戦出場)することにとなった[1]。また、JFL入れ替え戦試合実施要項にて「ただし、J3入会チーム数が決定し、JFLのリーグ編成上必要と認められた場合は入会チーム数が増減する場合もある」と定めており、前述の3チーム以外の自動昇格の可能性についても言及されている。
また、J3参入クラブの選定にあたっても本大会の成績が参考にされることになっている[2]。なお、レギュレーション発表時点でJ3参入の可能性を残す3つのJリーグ準加盟クラブのうち、グルージャ盛岡は東北リーグ1部優勝で本大会出場決定、レノファ山口FCは中国リーグ3位ながらも第49回全国社会人サッカー選手権大会(全社)優勝により本大会出場決定した一方、アスルクラロ沼津は東海リーグ1部4位で全社への出場権も逃しており本大会の出場を逃した。
茨城県リーグ1部所属のジョイフル本田つくばFCが全社で4位に入賞した事により当大会への出場権を獲得した。地域1部以外のチームが全社を経由して当大会に出場するのは、第35回大会(2011年)の東京23FC以来2チーム目となる。しかし、JFL開催に必要なスタジアムがつくば市内に存在しないことを理由に、本大会でJFL昇格に必要な成績をおさめても昇格しないことを表明した[3]。
会場
- 1次ラウンド
- 決勝ラウンド
出場チーム
- 2013年度各地域リーグ優勝チーム (9チーム)
- 第49回全国社会人サッカー選手権大会出場チームより最大3チーム(ベスト4以上かつ地域リーグ優勝により出場権を得ていないチーム)
- 上記の条件で12チームに満たない場合は「2010年6月末の全国社会人サッカー連盟加盟登録チームの多い順番」で巡回し輪番により補充する(2013年度は九州→東海→北海道の順)。
試合方式
- 1次ラウンドは出場12チームを3つに分け、4チームが1回戦総当たりリーグ戦を戦う。各組1位の3チームと、各組2位のうち最上位チームの計4チームが決勝ラウンドに進出する。決勝ラウンドは4チームが1回戦総当たりリーグ戦を戦う。
- 試合は90分(45分ハーフ)で、同点の場合は延長戦を行わず、PK戦により勝敗を決める。
- 1次ラウンド・決勝ラウンドとも、試合ごとに勝ち点(90分での勝利=3、PK戦勝利=2、PK戦敗戦=1、90分での敗戦=0)を与え、3試合での累計勝ち点により順位を決定する。同勝ち点の場合は得失点差→総得点数→当該チーム間の対戦成績(各グループ2位の最上位を決める場合には比較対象としない)→PK戦における得失点差(PK戦の回数が異なる場合は比較対象としない)で優劣を定め、それでも差がつかない場合は抽選とする。
試合スケジュール
1次ラウンド
Aグループ
番
|
チーム
|
点
|
試
|
勝
|
P勝
|
P敗
|
敗
|
得
|
失
|
差
|
A1
|
グルージャ盛岡
|
7 |
3 |
2 |
0 |
1 |
0 |
6 |
1 |
+5
|
A3
|
FC KAGOSHIMA
|
6 |
3 |
2 |
0 |
0 |
1 |
6 |
2 |
+4
|
A2
|
FC KOREA
|
3 |
3 |
1 |
0 |
0 |
2 |
4 |
7 |
-3
|
A4
|
ノルブリッツ北海道
|
2 |
3 |
0 |
1 |
0 |
2 |
1 |
7 |
-6
|
グルージャ盛岡 v FC KOREA
十和田市高森山総合運動公園球技場観客数: 125人 主審: 清水修平
|
FC KAGOSHIMA v ノルブリッツ北海道
十和田市高森山総合運動公園球技場観客数: 100人 主審: 西山貴生
|
グルージャ盛岡 v FC KAGOSHIMA
十和田市高森山総合運動公園球技場観客数: 291人 主審: 柿沼亨
|
FC KOREA v ノルブリッツ北海道
FC KOREA
|
4 - 0
|
ノルブリッツ北海道
|
姜豪 29分, 60分 卞栄将 51分 権載龍 71分
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公式記録 (PDF)
|
|
十和田市高森山総合運動公園球技場観客数: 113人 主審: 林可人
|
グルージャ盛岡 v ノルブリッツ北海道
十和田市高森山総合運動公園球技場観客数: 124人 主審: 清水修平
|
FC KOREA v FC KAGOSHIMA
十和田市高森山総合運動公園球技場観客数: 82人 主審: 柿沼亨
|
Bグループ
番
|
チーム
|
点
|
試
|
勝
|
P勝
|
P敗
|
敗
|
得
|
失
|
差
|
B4
|
ヴォルカ鹿児島
|
9 |
3 |
3 |
0 |
0 |
0 |
8 |
1 |
+7
|
B1
|
FC大阪
|
6 |
3 |
2 |
0 |
0 |
1 |
6 |
3 |
+3
|
B3
|
レノファ山口
|
2 |
3 |
0 |
1 |
0 |
2 |
3 |
5 |
-2
|
B2
|
マルヤス工業
|
1 |
3 |
0 |
0 |
1 |
2 |
3 |
11 |
-8
|
FC大阪 v マルヤス工業
FC大阪
|
5 - 1
|
マルヤス工業
|
川西誠 7分, 18分, 36分 白方淳也 56分 (PK) 小田原匡 90+3分
|
公式記録 (PDF)
|
平野雄也 20分
|
五色台運動公園(アスパ五色)観客数: 153人 主審: 清水勇人
|
レノファ山口 v ヴォルカ鹿児島
五色台運動公園(アスパ五色)観客数: 205人 主審: 藤田和也
|
FC大阪 v レノファ山口
五色台運動公園(アスパ五色)観客数: 192人 主審: 権田智久
|
マルヤス工業 v ヴォルカ鹿児島
マルヤス工業
|
0 - 4
|
ヴォルカ鹿児島
|
|
公式記録 (PDF)
|
中筋誠 4分 (PK) 永岩貞亮 16分 藤井竜 84分 山田裕也 90+3分
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五色台運動公園(アスパ五色)観客数: 215人 主審: 見付和昭
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FC大阪 v ヴォルカ鹿児島
五色台運動公園(アスパ五色)観客数: 325人 主審: 権田智久
|
マルヤス工業 v レノファ山口
五色台運動公園(アスパ五色)観客数: 423人 主審: 清水勇人
|
Cグループ
番
|
チーム
|
点
|
試
|
勝
|
P勝
|
P敗
|
敗
|
得
|
失
|
差
|
C1
|
ファジアーノ岡山ネクスト
|
8 |
3 |
2 |
1 |
0 |
0 |
5 |
1 |
+4
|
C2
|
サウルコス福井
|
6 |
3 |
2 |
0 |
0 |
1 |
6 |
7 |
-1
|
C4
|
ジョイフル本田つくばFC
|
3 |
3 |
1 |
0 |
0 |
2 |
5 |
6 |
-1
|
C3
|
FC今治
|
1 |
3 |
0 |
0 |
1 |
2 |
3 |
5 |
-2
|
ファジアーノ岡山ネクスト v サウルコス福井
維新百年記念公園陸上競技場観客数: 100人 主審: 大坪博和
|
FC今治 v ジョイフル本田つくばFC
維新百年記念公園陸上競技場観客数: 100人 主審: 佐藤誠和
|
ファジアーノ岡山ネクスト v FC今治
維新百年記念公園陸上競技場観客数: 200人 主審: 熊谷幸剛
|
サウルコス福井 v ジョイフル本田つくばFC
サウルコス福井
|
4 - 3
|
ジョイフル本田つくばFC
|
堀内裕太 22分 梅井大輝 38分 亀山泰樹 86分 村上図夢 90分
|
公式記録 (PDF)
|
深澤裕輝 64分, 65分, 77分
|
維新百年記念公園陸上競技場観客数: 200人 主審: 西橋勲
|
ファジアーノ岡山ネクスト v ジョイフル本田つくばFC
維新百年記念公園陸上競技場観客数: 200人 主審: 大坪博和
|
サウルコス福井 v FC今治
維新百年記念公園陸上競技場観客数: 200人 主審: 熊谷幸剛
|
各グループ2位
組
|
チーム
|
点
|
試
|
勝
|
P勝
|
P敗
|
敗
|
得
|
失
|
差
|
A
|
FC KAGOSHIMA
|
6 |
3 |
2 |
0 |
0 |
1 |
6 |
2 |
+4
|
B
|
FC大阪
|
6 |
3 |
2 |
0 |
0 |
1 |
6 |
3 |
+3
|
C
|
サウルコス福井
|
6 |
3 |
2 |
0 |
0 |
1 |
6 |
7 |
-1
|
決勝ラウンド
位
|
チーム
|
点
|
試
|
勝
|
P勝
|
P敗
|
敗
|
得
|
失
|
差
|
A1位
|
グルージャ盛岡
|
6 |
3 |
2 |
0 |
0 |
1 |
5 |
3 |
+2
|
C1位
|
ファジアーノ岡山ネクスト
|
5 |
3 |
1 |
1 |
0 |
1 |
1 |
1 |
0
|
WC
|
FC KAGOSHIMA
|
4 |
3 |
1 |
0 |
1 |
1 |
1 |
4 |
-3
|
B1位
|
ヴォルカ鹿児島
|
3 |
3 |
1 |
0 |
0 |
2 |
6 |
5 |
+1
|
グルージャ盛岡 v ヴォルカ鹿児島
新発田市五十公野陸上競技場観客数: 118人 主審: 山本慎吾
|
ファジアーノ岡山ネクスト v FC KAGOSHIMA
新発田市五十公野陸上競技場観客数: 102人 主審: 眞鍋久大
|
グルージャ盛岡 v ファジアーノ岡山ネクスト
新発田市五十公野陸上競技場観客数: 326人 主審: 金次雄之介
|
ヴォルカ鹿児島 v FC KAGOSHIMA
新発田市五十公野陸上競技場観客数: 230人 主審: 塚田智宏
|
グルージャ盛岡 v FC KAGOSHIMA
新発田市五十公野陸上競技場観客数: 355人 主審: 塚田智宏
|
ヴォルカ鹿児島 v ファジアーノ岡山ネクスト
新発田市五十公野陸上競技場観客数: 290人 主審: 山本慎吾
|
最終結果
3位のFC KAGOSHIMAと4位のヴォルカ鹿児島は合併して鹿児島ユナイテッドFCとなったが、自動昇格枠である3位に入ったFC KAGOSHIMAを継承することとなり、4位のヴォルカ鹿児島はセカンドチームが継承することとなった。
出典
外部リンク
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ナショナルチーム |
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国内リーグ |
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国内カップ |
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大学・育成年代 |
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国際大会 |
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関連項目 | |
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