FIFAコンフェデレーションズカップ2013 (英 : FIFA Confederations Cup 2013 )は、2013年 (平成 25年)6月15日 から6月30日 にかけて、FIFAワールドカップ・ブラジル大会 のプレ大会としてブラジル で行われた第9回目のFIFAコンフェデレーションズカップ である。
出場国
トピックス
今大会の公式球、カフサ
アディダスによって開発された今大会の公式球の名称をFIFAが「カフサ(cafusa)」に決定し、2012年12月1日の今大会の組み合わせ抽選会で、2002年FIFAワールドカップ・日韓大会 優勝のブラジル代表主将で右サイドバックでプレーしたカフー が公式球を紹介した。公式球と公式球プレゼンター のカフーの名前が似ているが偶然だという。公式球の名称は、移民国家のブラジル らしく、先住民と黒人の混血を意味する「カフーゾ」を基に、ブラジルを象徴する「カーニバル 」・「フットボール 」・「サンバ 」の3要素の頭文字をもじって名付けられた[ 9] 。2013年以降、コンフェデレーションズカップの他、ロシアプレミアリーグ、Jリーグ、Kリーグなどで公式球として使用される。
今大会の日本国内における中継は衛星波ではNHK BS1 が全16試合を生中継すると発表している[ 10] [ 11] 。地上波については日本代表戦を中心にフジテレビ 系列 で放送されることになっている[ 12] 。
2014 FIFAワールドカップ の公式応援グッズとして開発された楽器 のカシローラ の会場への持ち込み・使用が今大会では禁止された。これは4月に同国で行われたサッカーの試合において観客が次々とピッチにカシローラを投げ込むことによって試合が再三中断し試合を妨害する恐れがあると判断したため[ 13] 。
会場一覧
6つのスタジアムが使用され、それぞれ異なる都市に配置されている[ 14] 。
審判
2013年5月13日、FIFAにより大会審判団が発表された[ 15] [ 16] 。
賞金
2013年2月15日、国際サッカー連盟 (FIFA)は今大会の賞金として、優勝が410万ドル(約3億8000万円)、2位は360万ドル(約3億3000万円)、3位300万ドル(約2億8000万円)、4位250万ドル(約2億3000万円)、残りの4チームには170万ドル(約1億6000万円)、賞金総額2000万ドル(約18億6000万円)を支払うと発表した[ 18] 。決勝トーナメント進出国の賞金を上げ、賞金総額は前回大会 よりも14%アップした。
結果
組み合わせ抽選
組み合わせ抽選は2012年12月1日(土)午前11時20分(日本時間同日夜10時20分)にブラジルのサンパウロ アニェンビ・コンベンションセンターで行われ、ブラジル民放のTVグロボが生中継したほか、FIFA公式HP上で生中継された[ 19] [ 20] 。ジェローム・バルケ FIFA事務局長が抽選会の進行を務め、抽選を引き当てる代表としてブラジル出身のスーパーモデル アドリアナ・リマ と南米最高のシェフ として有名なアレックス・アタラ が登場した。また、今大会の公式球プレゼンターを2002年日韓ワールドカップ優勝のブラジル代表主将で右サイドバックだったカフー が務め、マリア・ガドゥ 、アルリンド・クルス 、the Meninos do Morumbiらがショーを開催した。正式な抽選方法は、11月30日のコンフェデ杯組織委員会で承認された後、FIFA公式HP上で発表された[ 21] 。
抽選方法は以下の通りである[ 22] 。
以下のチームはシードとし、事前に別の組に割り振る。
開催国:ブラジル - A組1番(開幕戦を行う為)
2010年ワールドカップ優勝:スペイン - B組1番
同じ地域連盟加盟国同士は同じ組に入らない。その為、A組にイタリア、B組にウルグアイが入る。
さらに、シードチームを含む各チームを以下の通りにチームポット(Team pots) に分け、チームポットごとに抽選で1組1チームを割り振る。1チームを引くのと、同時に組番ポット(Position Pots)から引いて、試合順を決定する(A組1番に決定しているブラジル、B組1番に決定しているスペインを除く)。
チームポット(Team pots)
「ポット1 」:開催国ブラジル、2012年11月のFIFAランキング上位3ヶ国であるスペイン、イタリア、ウルグアイの計4ヶ国
「ポット2 」:CAF代表[ 23] 、日本、メキシコ、タヒチの計4ヶ国
組番ポット(Position Pots)
「ポットA 」:A組に入った国が引く。チームポットから取り出されてA組に1国割り当てられる毎に、引いて組番を決める(A1のブラジル除く)。
「ポットB 」:B組に入った国が引く。チームポットから取り出されてB組に1国割り当てられる毎に、引いて組番を決める(B1のスペイン除く)。
詳細な手順は以下の通りである。
原則として、チームポット(Team pots)から引いて、A組に国を入れたら、次はB組にという順番を繰り返して抽選を行う。
1組1チーム割り当てるごとに、同時に組番ポット(Position Pots)も引いて、試合順も決める(A1のブラジルとB1のスペイン除く)。
チームポット(Team pots)のポット1のブラジル(黄色のボール)は開幕戦を行なうためA組1番にあらかじめ配置。
ポット1のスペイン(赤色のボール)はB組1番にあらかじめ配置。
ポット1の残り2ヶ国から抽選して1つ引き、それがイタリアだった場合はA組に入れ、ウルグアイだった場合はB組に入れる。
ポット1は残り1か国。5で引いた国がイタリアだった場合は、ウルグアイをB組に入れ、5で引いた国がウルグアイだった場合は、イタリアをA組に入れる。
ポット2の4ヶ国を抽選して1つ引き、A組に入れる。
ポット2の3ヶ国を抽選して1つ引き、B組に入れる。
ポット2の2ヶ国を抽選して1つ引き、A組に入れる。
ポット2の残り1ヶ国を、B組に入れる。
グループリーグ
ブラジリア で行われた開幕戦、ブラジル 対日本 戦のチケット
グループ A
順
チーム
試
勝
分
敗
得
失
差
点
1
ブラジル
3
3
0
0
9
2
+7
9
2
イタリア
3
2
0
1
8
8
0
6
3
メキシコ
3
1
0
2
3
5
−2
3
4
日本
3
0
0
3
4
9
−5
0
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グループ B
順
チーム
試
勝
分
敗
得
失
差
点
1
スペイン
3
3
0
0
15
1
+14
9
2
ウルグアイ
3
2
0
1
11
3
+8
6
3
ナイジェリア
3
1
0
2
7
6
+1
3
4
タヒチ
3
0
0
3
1
24
−23
0
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決勝トーナメント
準決勝
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3位決定戦
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決勝
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優勝国
FIFAコンフェデレーションズカップ2013優勝国
ブラジル 3大会連続4回目
表彰
個人
ベストイレブン
FIFA.comユーザー投票により選出[ 26] 。
脚注
^ a b EURO2012優勝国はスペインであったが、同国は「2010 FIFAワールドカップ」優勝国としてEURO2012開催前に出場権を獲得したため、準優勝のイタリアが繰り上がりで出場権を獲得。
出典
^ “AFC、FIFAにコンフェデ杯日程変更を要請 ”. アジアサッカー連盟 (2011年1月31日). 2011年8月2日 閲覧。
^ “43 in the fray for 2014 FWC qualifiers ”. アジアサッカー連盟 (2011年3月23日). 2011年8月2日 閲覧。
^ “Executive Committee strongly backs further governance reforms and strengthens fight against racism and discrimination ”. FIFA.com (2013年3月21日). 2013年6月15日 閲覧。
^ “Hexagonal fixtures confirmed in CONCACAF ”. FIFA.com (2012年11月8日). 2013年6月15日 閲覧。
^ ゴール判定システム導入も微妙シーンなし ゴールポスト裏にはめ込まれたゴール判定システム(ゴールレフ)写真=日産スタジアム-デイリースポーツ2012年12月7日
^ FIFA、ブラジルW杯でゴールラインテクノロジー導入を決断-Goal.com2013年2月20日
^ ゴール判定技術、コンフェデ杯での採用方式決定 FIFA-CNNニュース2013年4月7日
^ 公式球は「カフーザ」=コンフェデ杯サッカー-スポナビ2012年12月2日
^ 日本放送協会 放送総局長会見 (2013年1月23日). “BS1「サッカー コンフェデレーションズカップ2013」について(PDFファイル) ”. NHK放送総局長会見 2013/1/23 . 日本放送協会 . 2013年1月24日 閲覧。
^ なおグループリーグ3試合目についてはマルチ編成で同時放送するとしている。 - 日本放送協会 放送総局長会見 (2013年5月22日). “BS1「6月のサッカー日本代表試合」(PDFファイル) ”. NHK放送総局長会見資料 2013/5/22 . 日本放送協会 . 2013年6月7日 閲覧。
^ FIFA コンフェデレーションズカップ2013 (フジテレビウェブサイト、2013年6月13日閲覧)
^ W杯公認の「カシローラ」禁止へ ブラジル・コンフェデ杯 (2013年5月28日河北新報。2013年6月1日閲覧)
^ “Acorn Media Group: Press Releases ”. FIFA.com. 2013年5月15日 閲覧。
^ “Match officials appointed for FIFA Confederations Cup Brazil 2013 ”. FIFA.com (2013年5月13日). 2013年5月15日 閲覧。
^ “Match officials for FIFA Confederations Cup 2013 ”. FIFA.com. 2013年5月15日 閲覧。
^ a b c “FIFAコンフェデレーションズカップに西村雄一主審、相楽亨副審、名木利幸副審の3人が選出 ”. 日本サッカー協会 (2013年5月14日). 2013年5月15日 閲覧。
^ Prize money up by 14 per cent-FIFA公式HP2013年2月15日
^ FIFA Confederations Cup Brazil 2013公式HP
^ LOC board meeting discusses FIFA Confederations Cup-FIFA.com 2012年10月18日
^ Sao Paulo gears up for the FIFA Confederations Cup draw-FIFA公式HP2012年11月25日
^ コンフェデレーションズカップ2013抽選方法-FIFA公式HP
^ 代表国を決定するアフリカネイションズカップ2013 決勝が抽選後の2013年2月10日だったため。結果ナイジェリアが同枠となる。
^ a b “Tactical Line-up – Third place match – Uruguay-Italy ”. 2013年12月16日時点のオリジナル よりアーカイブ。2024年5月8日 閲覧。
^ a b “Tactical Line-up – Final – Brazil-Spain ” (PDF). FIFA.com . Fédération Internationale de Football Association (2013年6月30日). 2013年12月16日時点のオリジナル よりアーカイブ。2024年5月8日 閲覧。
^ “Dream Team Game” . FIFA.com . http://www.fifa.com/confederationscup/dreamteam/index.html 2013年7月5日 閲覧。
外部リンク