権現造(ごんげんづくり)は、日本の神社建築様式の1つである。石の間造(いしのまづくり)とも。
本殿と拝殿の2棟を一体化し、間に「石の間(いしのま)」と呼ばれる一段低い建物を設けているのが特徴。
権現造の発祥は宮城県仙台市の大崎八幡宮(1607年建立の社殿)とされる。その起源は仏寺の開山堂(相の間で祠堂と礼堂を結ぶ)とされるが、その基は八幡造と言われている。
入母屋造・平入の3棟を、入母屋造・妻入の縦の棟で串刺し状に一体化している。
屋根の棟数が多い八棟造(やつむねづくり)を採用するものが多いが、その場合の実態は7棟である(下図参照)。
八幡造は前殿・後殿全てが本殿なのに対し、権現造では後方1棟のみが本殿で、拝殿・石の間・本殿の複合社殿といえる。
萱葺に限らず瓦葺など幅広い。
正面の破風は、千鳥破風・軒唐破風である。
左右対称で、左右方向には偶数本の柱が配される。
拝殿が最も幅が広く、石の間と本殿はどちらかが広い。
尚、北野天満宮の本殿は左側に脇殿が設置されているため、左右対称となっていない。
北野天満宮のように古式では石の間は石敷であるが、板敷が多い。日光東照宮は畳敷である。
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