松田 好花(まつだ このか、1999年〈平成11年〉4月27日 - )は、日本のアイドルであり、女性アイドルグループ・日向坂46のメンバーである[2]。京都府出身[2][3]。身長157.5 cm[2]。
略歴
1999年(平成11年)4月27日に生まれる[2]。3歳の頃にバレエを始めた[4]。中学時代には和太鼓部[4]、高校時代には軽音楽部に所属していた[5]。
2017年(平成29年)8月13日、『けやき坂46 追加メンバー募集オーディション』に合格し[6][7]、翌々日の15日に同オーディション合格者として披露された[8]。
2018年(平成30年)10月4日から8日まで公演された舞台『七色いんこ』にヒロインとして出演している[9]。自身にとって、けやき坂46のグループ全員で出演した『あゆみ』以来2度目の舞台で、グループ内で初めてのソロでの舞台出演であった[10][11]。
2019年(平成31年)2月11日、自身の所属グループであるけやき坂46が日向坂46に改称された[12]。
2020年(令和2年)6月27日、富田鈴花とユニット「花ちゃんズ」によるギター弾き語りライブ&インタビューのスタジオ番組『MTV ACOUSTIC FLOWERS -Until Full Bloom “Bell & Like”-』(MTV)が放送された[13][14]。新型コロナウイルス感染症によるイベント自粛要請による延期を経て、無観客での開催となった[14]。同年9月21日、眼科系の病気の治療に専念するため休養および入院することが発表された[15][16]。同年10月2日に自身が退院したことを発表すると[17][18]、同年12月24日に行われたライブイベント『ひなくり#ひなくり2020 〜おばけホテルと22人のサンタクロース〜』にサプライズで登場し、同イベントより活動を再開している[19]。
2021年(令和3年)10月2日から、自身初となる単独冠ラジオ番組の『ひなこい presents 日向坂46松田好花の日向坂高校放送部』(ニッポン放送、以降は日向坂高校放送部)の放送が開始された[20]。
2023年(令和5年)3月21日、自身のInstagramアカウントを開設する[21]。同年7月26日に発売された日向坂46の10thシングル『Am I ready?』では、初めて表題曲のフロントメンバーに抜擢されている[22][23]。同年10月29日、自身がパーソナリティを務める『日向坂46 松田好花のオールナイトニッポン0(ZERO)』(ニッポン放送)の放送が開始された[24]。同日の放送では、日向坂46の2ndアルバム『脈打つ感情』に収録される楽曲「自販機と主体性」の音源が初公開されると同時に[25]、松田が同曲のセンターポジションを担当することが発表された[23][24]。松田が楽曲のセンターポジションを務めるのは、けやき坂46時代を含めてこれが初めてのことである[23][24]。
2024年(令和6年)4月4日からは、『日向坂46・松田好花のオールナイトニッポン0(ZERO)』に代わって、『日向坂46・松田好花のオールナイトニッポンX(クロス)』の放送が開始された[26][27]。同年5月28日には、1st写真集『振り向いて』(講談社)を発売した[28][29][30]。
人物
愛称は、このか、このちゃん[1]。
好奇心が旺盛で多才であると評されている[4]。姉が習っていたクラシックバレエの教室の見学で興味を持ち、3歳の頃からグループに加入するまでは生活の一部にもなっていた[4]。タップダンスは友人の発表会を見に行ったのがきっかけで中学生の頃に始めた[4]。中学生時には和太鼓部にも所属していた[4]。「ギターが弾けたらかっこいいな」とシンプルな動機に突き動かされ、高校時代は軽音楽部に所属し、バンドでギターを担当した[4][31]。
日向坂46の冠番組『日向坂で会いましょう』(テレビ東京)では、話題に切り込むメンバーが多い中、松田は駆け引きがとても上手く、ひな壇での大きなリアクションや、誰よりも番組収録を楽しんでいる様子が目を引くと評するメディアもある[32]。
2021年9月1日放送の『あちこちオードリー』(テレビ東京)に、佐々木久美、潮紗理菜、上村ひなのと共に出演した際、療養から復帰し活動を再開してから初めて『日向坂で会いましょう』のMCを務めるオードリーの楽屋を訪問した際に感極まり涙したことを思い出し、放送が開始してから5分で号泣してしまった[33][34]。また、『ラヴィット!』出演時のリアクションやバラエティ番組での振る舞いなどのアドバイスを若林正恭に求めた際も、答えに感極まるなど、番組内で計3回号泣した[35][注 1]。若林からのアドバイスを受け、同年9月13日放送の『ラヴィット!』出演時には、クイズに即答で正解し、ご褒美スイーツの試食で素直な食レポをしているように見えたが、「うまつだ![注 2]」を発言し忘れて気が動転し、涙を流した[38][39][注 3]。その後、同年10月25日放送の同番組に再出演した際にも、開始早々で丸山桂里奈と共に号泣した[42]。松田はこのような涙脆いエピソードが続出したことについて、これは家系の繋がりではないかと同年10月30日放送の『日向坂放送高校部』内で述べている[43]。
交友関係
どきどきキャンプの佐藤満春を師と仰いでいる[44]。
嗜好
後述するキャッチコピーに用いるほど納豆が好きで、常に持ち歩いており、おやつ代わりにしている[31]。
ラジオが大好きで「放送作家的な視点をもつクレバーなメンバー」と評されている[32]。
グループの冠番組『日向坂で会いましょう』(テレビ東京)のMCであるオードリーのファンであり、ラジオ番組『オードリーのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)を聴くリスナー・リトルトゥースでもある[45]。また、自らが出演していないにもかかわらず、オードリーの冠番組『あちこちオードリー』のグッズの宣伝を行なったこともある[46]。『あちこちオードリー』のプロデューサーである佐久間宣行は、自身の冠番組『佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)』で、松田について「信じられないくらいオードリーファンの子」と述べた[46]。
自宅でモンステラを育て「ヤホステラ」と名付けている[47]。また、サンセベリア・パテンスも育てており、こちらは「サンパヒトデ」と名付けている[48]。
特技
特技として、ギター、和太鼓、タップダンス、クラッシックバレエ、インド舞踊を挙げている[4][31]。
目の病気療養中、難読漢字を含む漢字を猛勉強し退院後、漢字検定に挑み2級を取得した[49]。きっかけは「何か成長したいなあと思って(番組などの)アンケート書く時とかに、なかなか漢字が出てこなかったんですよ。携帯とかに慣れて、いざ書こうと思ったら書けないという自分が悔しくて漢検2級の本を買って受験して受かりました」と明かした。さらに「頑張ろうって思えたのは日向坂のみんなのおかげです」と感謝の気持ちを語った。
けやき坂46・日向坂46
キャッチコピーは「納豆大好き!松田好花です」[4]。
ペンライトカラーは、 パールグリーン × サクラピンク[50]。
加入前から坂道シリーズのファンであり、友人からの助言もあって『けやき坂46 追加メンバー募集オーディション』に応募する[51]。「いつも元気を貰う側だけど、私がそれを与える側になれたら楽しいやろな」と、中高生で部活に入った時のような好奇心が徐々に湧き上がった[4]。最初は自分がどこまでいけるのだろうと興味本意だったが、オーディションの審査が進むにつれ、このような漠然とした思いが合格したい決意へ変わっていったという[4]。
2023年10月13日放送分の『クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?』に、リベンジ参戦した際に全問正解を達成し、その時に獲得した賞金300万円を利用して、メンバーに感謝の気持ちを伝えるために、ライブ会場にケータリングを手配した[52]。
楽曲・ユニット
けやき坂46及び日向坂46の楽曲のうち、「自販機と主体性」でセンターポジションを担当している[24]。
日向坂46内で、「まさか、偶然...」を歌唱する富田鈴花とのユニット「花ちゃんズ」[53]、「ナゼー」を歌唱する東村芽依、河田陽菜とのユニット「FACTORY」[54]、「10秒天使」を歌唱する佐々木美玲、東村芽依、河田陽菜とのユニット「パン工場」[55]に所属している。その他、楽曲を持たないユニットとしては、同期の渡邉美穂とのコンビ「わくわくピーナッツ」[56]、いずれも同期の富田鈴花、渡邉美穂とのトリオ「ごりごりドーナッツ」[57]、同期の宮田愛萌とのコンビ「Beans(ビーンズ)」[58]、1期生の影山優佳とのコンビ「このかげ」[59]、3期生の山口陽世とのコンビ「このっぱる」がある[60]。
作品
シングル
- けやき坂46
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- 日向坂46
-
アルバム
- けやき坂46
-
- 日向坂46
-
未音源楽曲
- 日向坂46
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- まりりん&るびー「レントゲン眼鏡」(ドラマ『声春っ!』劇中に登場する声優ユニット)(松田好花・富田鈴花)[61][62]。
映像作品
出演
テレビドラマ
情報・バラエティ番組
教育番組
ラジオ
舞台
イベント
書籍
写真集
脚注
注釈
- ^ 『あちこちオードリー』の収録後、「さすがに泣きすぎだろ...」と反省してしまい、帰宅後に再び泣いてしまったという[36]。
- ^ 自身の名前に掛けた美味であることを伝える表現[37]
- ^ この大号泣については、2022年3月28日放送の同番組において、視聴者が選ぶ名場面に選定された[40][41]。
- ^ その後、同年10月25日にも田村真子(TBSアナウンサー)の夏休みに伴う代理女性MCとして出演した[42]。
- ^ 高瀬愛奈、丹生明里と交代制レギュラー。
出典
外部リンク
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姉妹番組・スピンオフ |
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備考
- ^ 2023年1月から6月までは産休のため出演休止。
- ^ 2023年10月から加入。那須は2023年12月から2024年4月まで病気療養、同年4月8日放送分から復帰。
- ^ 2021年10月から加入。
- ^ a b c d 2023年10月から加入。
- ^ a b 2021年10月から隔週出演であったが、2023年4月から正式にレギュラーに加入。
- ^ 2023年11月から2024年1月までは産休のため出演休止。
- ^ 2021年3月から7月までは木曜「ラヴィット!ファミリー」として出演、2021年10月からレギュラーに加入。
- ^ 2024年4月から加入。
- ^ 2024年7月28日から産休のため出演休止中。
- ^ 2021年3月から9月までは隔週出演だった。
- ^ 2021年3月から9月までは火曜隔週レギュラー。
- ^ 2021年3月から9月までは2か月間、2021年10月からは3か月間となるシーズンレギュラー。
- ^ a b c d e f 毎週メンバーが2人ずつ出演。
- ^ 2021年9月で廃止。
- ^ テーマソング「ヒューマニティ!」を担当。
- ^ 主に月曜〜金曜・土曜日の『夜明けのラヴィット!』のナレーションを担当。
- ^ ラッピーの声を担当。
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