すゑひろがりず |
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YouTube |
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チャンネル |
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活動期間 |
局番 2019年 - 福局番 2020年 - |
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登録者数 |
局番 35.6万人 福局番 4.16万人 |
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総再生回数 |
局番 1億4560万回 福局番 145万回 |
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チャンネル登録者数・総再生回数は 000000002024-12-18-00002024年12月18日時点。 |
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すゑひろがりずは、吉本興業(東京本社)所属のお笑いコンビ。2011年4月結成。NSC大阪校28期生。M-1グランプリ2019ファイナリスト。2人とも大阪府出身。
メンバー
- 三島 達矢(みしま たつや、1982年10月2日 - )(42歳)
- ボケ及び扇子・ネタ作り担当[3]、立ち位置は向かって右。
- 南條 庄助(なんじょう しょうすけ、1982年6月3日 - )(42歳)
- ツッコミ・小鼓担当、立ち位置は向かって左。
芸風
日本の伝統芸能である「狂言」を芸風に取り入れ、現代的テーマを漫才として演じる。
衣装は袴姿で羽織は着用していない。着物の種類は年々増えつつある。
南條は小鼓、三島は扇を携える。なお、ネタの内容によっては三島が小鼓を扱う場合もある。
所作や発声はYouTubeを見て独学したもので、流派のない「我流」としているが[6]、2020年からは吉本興業に文化人枠として所属している狂言師・野村太一郎に学んでいる[29]。
略歴
2人ともNSC大阪校28期出身(2005年入学)。
結成以前はそれぞれ別のコンビを組んでおり、三島は「バルチック艦隊」、南條は「うずまき」として活動していた。三島はバルチック艦隊時代に、2005年『第26回今宮戎漫才新人コンクール 新人漫才奨励賞』を受賞。また同年の第5回『M-1グランプリ』では準決勝まで進出するなど、「西のオリエンタルラジオ」と呼ばれるほど若手の注目株であった[30]。南條は『クイズ!紳助くん』の「なにわ突撃隊」としても活動していた。
三島と南條がそれぞれコンビを解散後、三島は別の相方と一時期組んでいた。その三島の新しい相方と南條のバイト先が同じで、喋っていた際に「ちょっと1回、入れてくれへん?」と南條が提案した。南條は最初のコンビを解散して不安だったが、三島は同期の中でもエリートでもう1人はバイトで仲が良いためちょうどいいと思い、軽い感じで提案したところ三島も「ああ、ええんちゃう?」と承諾、トリオ「ガンセキオープン」[31]を結成した[14]。だが3年ほど劇場のオーディションに落ち続け、更にメンバーが脱退。2011年4月に現在のコンビとなり、当初のコンビ名は「ドロスス」だった。その後三浦マイルドの命名により、"南"條と三"島"の個人名に由来した「みなみのしま」へ改名。当時はコンビ名に合わせてアロハシャツを着用し、「パイナポー南條」「ライチ三島」という芸名で活動していた。コンビになってからは全てのM-1グランプリファイナリストのネタを研究し、様々なパターンの漫才を試したが全く芽が出ず2012年頃には解散寸前にまで追い込まれる[30]。そこで「これが最後」のつもりで出演した舞台にて「自分たちらしくないことをやってみよう」と挑戦した和風コント「狂言風クリスマス」が大ウケしたのをきっかけに現在の芸風を完成させる[30][32]。このわずか2週間後には舞台衣装も着物に変えた[30]。当初は余興のつもりだった狂言ネタを本ネタにするよう2人に薦めたのは、後にM-1グランプリでしのぎを削ることになる駒場孝(ミルクボーイ)であった[33]。
2014年6月、活動拠点を大阪から東京に移す。2016年、芸風と合わせるため[30]「みなみのしま」から現在の「すゑひろがりず」へとコンビ名を変更[34]。
2017年5月13日・14日、南ジャカルタ・ブロックMで開かれた「第8回 縁日祭」に出演。アニメ「ドラえもん」などの曲に合わせ、アーケードゲームのダンスダンスレボリューションを狂言風に演じるネタを披露[35]。やがて人集りができるほどの評判を呼び、当初1ステージのみ予定だった登壇数を急遽4ステージまで増やすことになった[36]。これを受け、狂言風漫才の方向性が完全に固まったとのこと[37]。
2018年3月末を以てヨシモト∞ホールを卒業[38]。同年1月より大宮ラクーンよしもと劇場の専属芸人「大宮セブン」として活動している[39][40]。
2019年12月、M-1グランプリ2019決勝進出。637点を獲得して最終成績は8位となった。伝統芸能風漫才ネタを披露し、合コンの「王様ゲーム」を「関白遊び」と言い換えるなどして会場を沸かせた[41]。出場時のキャッチコピーは「令和の伝統芸能」。
2020年3月、南條がR-1ぐらんぷり2020の決勝に進出。最終ステージまで進み、3位になった。出場時のキャッチコピーは「この芸人いとをかし」。
2022年1月10日開催の「第7回上方漫才協会大賞」で大賞を受賞した[42]。
エピソード
「もしM-1で最終決戦に進んでたら、『算数』というネタをやる予定だった」と本人たちが語っている[43]。
2人して解散が頭に過ったことがある。2011年4月にトリオのうち1人が脱退し、コンビになって間もない頃は思い付きからネタを練習している最中をビデオで撮って再生してみると、そこに映っていたのは「衝撃的に辛気臭い2人」だった。「華も無ければ面白くもない。これは絶対売れない」「漫才で勝てるイメージが思い浮かばない」とその映像を見て感じ、当時は初めて解散を意識したという[30]。
コンビ名「みなみのしま」から改名する際、コンビ名候補を10個紙に書き出し、それに餌をつけて大宮のパワースポットとされる神社の隣の池に垂らした。その際に鯉が食いついた名前が「すゑひろがりず」だった[44]。また、コンビ名候補はすゑひろがりずの他にわびさびぼーいず、ことぶきたろう(表記方法は不明)などがあった。
南條が持っている小鼓はAmazonで8万円で購入したレプリカ。また2人が着ている袴は5千円から6千円で購入したもの。扇子は大宮ラクーンよしもと劇場が入っているビルの隣にある祭り道具屋で5千円で購入した[44]。
南條は今まで賞レース予選で落ちた時、“まぁ、俺らはイロもんやしな”と言い聞かせていたところがあった。しかしながら2019年はどうしても決勝へ行きたいと思い、三島に「単独ライブをやろう、2019年は『M-1』に行ける1年にしてくれ」とお願いした。それを聞いて三島は「正気か。こんな格好で『M-1』の決勝、ガチで狙いに行くん?」と思っていたが、南條は「『M-1』の決勝へ出れば、営業も増える。賞レースに向けてネタづくりをすることは、今後も芸人を続けていくなら必要なこと。鼓と扇子を持った無名のヤツらより、世間に知ってもらってる状態のほうが受け入れられやすいはず。こんな格好やから決勝に行ける可能性もあるんや」と必死に説得。それに三島もようやく納得し、M-1用にネタ作りを始めた[44]。
現代にあるものを和風の言葉に変換するネタがある。これをM-1グランプリ2019にて披露したところ、ネタ中に出した菓子メーカー(亀田製菓・Calbee)から謝辞と共に、ネタ中に出した和風変換がデザインされた特装パッケージのお菓子が送られてきた[45][46][47][48]。
TBS『水曜日のダウンタウン』の企画にて「英語禁止ボウリング すゑひろがりず最強説」という検証が行われ、鈴木もぐら(空気階段)・岡野陽一ペアと対決した。前半は一切英語を喋らず日本語風に変換していたが後半になるにつれて英語を連発してしまい、ボウリングのスコアでは211 - 210でギリギリ勝利したものの英語発言によるスコア減点ルールにより、「どちらかが着用すると英語を話しても減点されないタスキ」のハンデもあったが、鈴木・岡野チームには185 - 197で敗北してしまった[49]。
出囃子
- 生配信無(通常):千本桜(三味線ver.)/生配信有:オリジナル曲(和テイスト)
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- 元々使用していたのは、吉田兄弟の「RISING」という曲。しかし2020年1月27日にすゑひろがりずが出演した、なんばグランド花月夜公演「なんばプレミア漫才ナイトvol.25」にて共演するテンダラーの出囃子と同じ曲を使用していることがNGK音響担当からの電話で発覚した。すゑひろがりずはこの曲を東京進出時(2014年頃)から使用し始めたが、同時期にテンダラーも使用し始めていた。出囃子が被るのは宜しくない[注 1]ということで、急遽出囃子を変更する運びとなった。NGK音響担当が「一応、和テイストな曲を編集したのありますよ」と進言し、その曲を急遽採用することになった。またその出囃子を聞いた上で本人達が気に入り、この日以来正式に出囃子として使用している[50][51][52]。
- 2022年現在、吉本興業は新型コロナウイルス拡大防止措置を施した上で観客を入れた公演をおこなっている。有料生配信ありの公演と生配信無しの公演の2通りをおこなっているが、有料の生配信を入れた公演の場合は「オリジナル曲(和テイスト)」を、生配信無しの公演の場合は「千本桜(三味線ver.)」を出囃子としてかけている。
賞レース等の戦歴
Mー1グランプリ
キングオブコント
年度(回)
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結果
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2013年(第6回)
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2回戦進出[55]
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2014年(第7回)
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準決勝進出[56]
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2015年(第8回)
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準決勝進出[57]
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2016年(第9回)
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2回戦敗退
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2017年(第10回)
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準々決勝進出[58]
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2018年(第11回)
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準々決勝進出[59]
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2019年(第12回)
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不参加
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2020年(第13回)
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準決勝進出[60]
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その他
- 2013年 歌ネタ王決定戦 準決勝進出
- 2014年 歌ネタ王決定戦 準決勝進出
- 2016年 歌ネタ王決定戦 準決勝進出
- 2018年 R-1ぐらんぷり 準々決勝進出(南條)
- 2020年 R-1ぐらんぷり 第3位(南條)
- 2020年 家-1グランプリ2020 〜お笑い自宅芸No.1決定戦〜 決勝進出(南條)
- 2021年 第6回上方漫才協会大賞 話題賞
- 2022年 第7回上方漫才協会大賞 大賞[61]
- 2024年 『チャンスの時間』第4回慰問ネタグランプリ 優勝[62]
出演
「バルチック艦隊」時代の三島の出演作品はこちらを参照。
テレビ
現在の出演番組
- レギュラー
- 不定期出演
過去の出演番組
- レギュラー
- 不定期出演
- 特別番組
web番組
- シモネタGP(AbemaTV、2018年10月22日)
- 新生紀ドラゴゲリオンZ(ニコニコ生放送、2019年4月28日 - 2020年7月5日)不定期出演 ※2019年11月10日は南條のみ
- 疑心暗鬼大喜利バトル「滑狼」〜ニコニコゲート〜(ニコニコ生放送、2019年6月18日 - 2020年9月24日)不定期出演 ※2019年8月23日・2020年9月24日以外は三島のみ
- 家-1グランプリ2020〜お笑い自宅芸No.1決定戦〜(ABEMA、2020年5月3日)※南條のみ[70]
ドラマ
テレビアニメ
ラジオ
webラジオ
舞台
DVD
CM
ゲーム
主な舞台・ライブ
作品
書籍
デジタルシングル
DVD
単独公演
※準単独も含む
- 2015年
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- 2016年
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- 2018年
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- 3月18日 - すゑひろがりず単独ライブ「春ひろがりず」(大宮ラクーンよしもと劇場)
- 2019年
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- 6月2日 - すゑひろがりず単独ライブ「お戯れをひとつ」(大宮ラクーンよしもと劇場)
- 2020年
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- 7月22日 - すゑひろがりず単独ライブ「夏ひろがりず」(ヨシモト∞ホール、配信あり)
- 11月7日 - すゑひろがりず単独ライブ「秋ひろがりず」(ヨシモト∞ホール、配信あり)
- 12月12日 - ネタ収録ライブ〜局番にネタをあげたいのじゃよ〜(ヨシモト∞ホール)
- 2021年
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- 2月12日 - すゑひろがりず単独ライブ「冬ひろがりず」(ヨシモト∞ホール、配信あり)
- すゑひろがりず結成拾周年全国行脚〜諸国漫遊記〜[注 19]
- 6月1日 - すゑひろがりず単独ライブ「春ひろがりず(初夏)」(ヨシモト∞ホール、配信あり)
- 9月25日 - すゑひろがりず単独ライブ「四季ひろがりず 長月」(ヨシモト∞ホール、配信あり)
- 2022年
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- 1月21日 - すゑひろがりず単独ライブ「四季ひろがりず 睦月」(ヨシモト∞ホール、配信あり)
- 5月16日 - すゑの催し(よしもと幕張イオンモール劇場、配信あり)
- 8月7日 - すゑの催し(大宮ラクーンよしもと劇場、配信あり)
- 2023年
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- 1月27日 - すゑの催し(よしもと幕張イオンモール劇場、配信あり)
- 4月22日 - すゑの催し(大宮ラクーンよしもと劇場、配信あり)
- すゑひろがりず三都市単独公演『宝船』[84]
- 2024年
-
- すゑひろがりず全国八都巡り『大吟醸』[85]
- 4月27日 - 東京公演(ルミネtheよしもと)
- 5月11日 - 熊本公演(市民会館シアーズホーム夢ホール)
- 5月25日 - 島根公演(ビッグハート出雲 白のホール)
- 6月1日 - 北海道公演(ザ・ルーテルホール)
- 7月20日 - 愛知公演(東別院ホール)
- 8月17日 - 高知公演(高知市文化プラザかるぽーと 小ホール)
- 8月24日 - 新潟公演(新潟ユニゾンプラザ 多目的ホール)
- 10月6日(予定) - 大阪公演(なんばグランド花月、配信あり)
脚注
注釈
- ^ この場合は後輩が出囃子を変更するのが一般的。また、すゑひろがりずは出囃子が被っていたことは知っていたものの言うタイミングが見つからず、また変更したとしてどの様な曲を採用すればいいか解らなかったと話している。
- ^ 大宮セブンはすゑひろがりずを含むユニット。
- ^ 2015年4月2日「ザキヤマ&フジモンがパクりたい-1GP(ショートコーナー)」、2020年7月23日「団地で育った芸人(ロケ)」
- ^ 東海道五十三次ドライブ旅等
- ^ すゑひろがりずのトレンドスタディ・デビュー夫人等
- ^ スタジオは主に水曜へ不定期出演。
- ^ 水曜「おはネタ★選手権」で勝ち上がり準レギュラーに昇格。11月2日から不定期出演
- ^ 上記「ORANGE」の帯コーナー「すゑひろがりずのまいるまいる」が単独番組化
- ^ 若手予選会
- ^ M-1ブレイク芸人漫才SP
- ^ グランドチャンピオン大会漫才SP!
- ^ ネタサンドSP(ゴールデン特番)
- ^ 御城印めぐり・お宝めぐり等
- ^ この回のみレギュラー放送
- ^ 地獄変はすゑひろがりずとななまがりとのユニット。
- ^ パンフレット裏面に記載。
- ^ 5月2日の予定であったがコロナ禍で延期。
- ^ ジャケット裏表紙に小さく出演シーンが映っている。
- ^ 東京以外の7か所で、ツアーの最後のネタとして「TENGA」のネタを披露した[82]。
出典
外部リンク
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現在のレギュラー出演者 (△:隔週出演) |
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ラヴィット!ファミリー[† 12] (○:現在出演中) |
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マンスリーレギュラー[† 14] |
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コーナーレギュラー出演者 (○:現在出演中) |
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実況 | |
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中継リポーター・B'z | |
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ニュースコーナー担当者 (○:現在出演中) |
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過去のレギュラー出演者 |
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姉妹番組・スピンオフ |
- 真夏の夜のラヴィット!
- ラヴィット!新年会
- ラヴィット!×3/18公開!映画『KAPPEI』コラボ特別編
- はみ出しラヴィット!SP 赤坂マッドマックス〜怒りのデスラヴィット!〜
- 夜明けのラヴィット!
- 耳心地いい-1グランプリ
- お笑いの日
- ゴールデンラヴィット!
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関連人物 | |
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関連項目 | |
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備考
- ^ 2023年1月から6月までは産休のため出演休止。
- ^ 2023年10月から加入。那須は2023年12月から2024年4月まで病気療養、同年4月8日放送分から復帰。
- ^ 2021年10月から加入。
- ^ a b c d 2023年10月から加入。
- ^ a b 2021年10月から隔週出演であったが、2023年4月から正式にレギュラーに加入。
- ^ 2023年11月から2024年1月までは産休のため出演休止。
- ^ 2021年3月から7月までは木曜「ラヴィット!ファミリー」として出演、2021年10月からレギュラーに加入。
- ^ 2024年4月から加入。
- ^ 2024年7月28日から産休のため出演休止中。
- ^ 2021年3月から9月までは隔週出演だった。
- ^ 2021年3月から9月までは火曜隔週レギュラー。
- ^ 2021年3月から9月までは2か月間、2021年10月からは3か月間となるシーズンレギュラー。
- ^ a b c d e f 毎週メンバーが2人ずつ出演。
- ^ 2021年9月で廃止。
- ^ テーマソング「ヒューマニティ!」を担当。
- ^ 主に月曜〜金曜・土曜日の『夜明けのラヴィット!』のナレーションを担当。
- ^ ラッピーの声を担当。
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