岸野 靖之(きしの やすゆき、1958年6月13日 - )は、和歌山県新宮市出身の元サッカー選手、サッカー指導者。
中学までは柔道を行っていたが、中学3年よりサッカーを始めた[1]。和歌山県立新宮商業高校卒業後は三菱重工業に入る[2]。監督の横山謙三に誘われての加入だったが、4年間の在籍で公式戦出場はなかった[2]。1980年シーズン終了後にサッカー部を辞めて社業に専念するよう会社から命じられたが、サッカーを続けるために読売クラブに移籍[2]。読売クラブでは9年間センターバックとしてプレーし、戦力外通告を受けて1990年に引退した[2]。
1991年に読売クラブジュニアユース監督に就任。以降2004年まで東京ヴェルディでトップチーム、サテライト、ユースの指導者を歴任し、トップチームのコーチだった1996年には監督代行を3試合務めた。
2005年にサガン鳥栖監督の松本育夫の招聘を受けて鳥栖のヘッドコーチに就任。また、同年にS級ライセンスを取得。2007年、松本のGM就任に伴い、同年に監督に昇格。2009年までの3年間監督を務め、クラブ側と金銭的に折り合わないことを理由に退任。
2010年、横浜FCの監督に就任。初年度は6位の成績を収める。またシーズン途中よりGM兼任となった[3]。2011年は下位を低迷し最終的に18位となる。この成績不振によりGMを辞任[4]。2012年も監督を続投するも、J2リーグ戦の開幕から3試合未勝利が続き、3月18日に解任された[5]。
2013年、松本山雅FCU-18の監督に就任した[6]。
2015年、カターレ富山監督に就任した[7]。2015年8月、成績低迷等により監督を解任された[8]
2016年より松本のユースアカデミーアドバイザーに就任し[9]、提携先である松本大学にサッカー部監督として指導者派遣されることとなった[10]。
2018年より関東サッカーリーグ1部・栃木シティFCの戦略統括責任者(CSO)に就任。2019年5月14日より同職兼任のまま2019年シーズンの監督を務めた[11][12]。
2021年11月1日、栃木シティCSOを退任[12]。
2022年より、松本のアカデミーダイレクターに就任[13]。
2024年をもって松本のアカデミーダイレクターを退任[14]。
2025年より東京都社会人サッカーリーグ1部の東京ベイFCの監督に就任[15]。
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