岸田 るり子(きしだ るりこ、1961年3月1日[1] -)は、日本の小説家・推理作家。京都府京都市生まれ[2]。日本文藝家協会会員、日本推理作家協会会員、本格ミステリ作家クラブ会員。
パリ第7大学理学部卒業[1]。2004年、『密室の鎮魂歌』(応募時のタイトルは「屍の足りない密室」)で第14回鮎川哲也賞を受賞しデビュー(神津慶次朗『鬼に捧げる夜想曲』と同時受賞)[3]。2013年、「青い絹の人形」で第66回日本推理作家協会賞(短編部門)の候補になる。
作品
小説
単行本
- 密室の鎮魂歌(2004年10月 東京創元社 / 2008年5月 創元推理文庫)
- 出口のない部屋(2006年4月 東京創元社 ミステリ・フロンティア / 2012年4月 角川文庫)
- 天使の眠り(2006年12月 徳間書店 / 2010年7月 徳間文庫)
- ランボー・クラブ(2007年11月 東京創元社 ミステリ・フロンティア)
- 【改題】血の色の記憶(2015年10月 創元推理文庫)
- 過去からの手紙(2008年2月 理論社ミステリーYA!)
- めぐり会い(2008年5月 徳間書店 / 2011年6月 徳間文庫 / 2019年9月 徳間文庫【新装版】)
- Fの悲劇(2010年1月 徳間書店 / 2012年5月 徳間文庫 / 2019年4月 徳間文庫【新装版】)
- 白椿はなぜ散った(2011年8月 文藝春秋 / 2020年7月 徳間文庫)
- 味なしクッキー(2011年10月 原書房 / 2021年12月 徳間文庫)
- パリの壁(初出:東京創元社『ミステリーズ!』2010年8月号)
- 決して忘れられない夜(初出:早川書房『ハヤカワミステリマガジン』2009年4月号)
- 愚かな決断(初出:集英社『小説すばる』2009年9月号)
- 父親はだれ(初出:『不可能犯罪コレクション』)
- 生命の電話(初出:集英社『小説すばる』2007年10月号)
- 味なしクッキー(書き下ろし)
- 無垢と罪(2013年6月 徳間文庫 / 2020年1月 徳間文庫【新装版】)
- 愛と死(初出:徳間書店『問題小説』2010年5月号)
- 謎の転校生(初出:徳間書店『問題小説』2011年10月号)
- 嘘と罪(初出:徳間書店『読楽』2012年6月号)
- 潜入捜査(初出:徳間書店『読楽』2012年11月号)
- 幽霊のいる部屋(初出:徳間書店『読楽』2013年1月号)
- 償い(初出:徳間書店『読楽』2013年3月号)
- パリ症候群 愛と殺人のレシピ(2014年6月 講談社)
- パリ症候群(書き下ろし)
- 砂の住人1―クロテロア―(初出:講談社『メフィスト』2013 Vol.3)
- 砂の住人2―依頼人―(書き下ろし)
- すべては二人のために(初出:講談社『メフィスト』2013 Vol.2)
- 青い絹の人形(初出:講談社『メフィスト』2012 Vol.1)
- 月のない夜に(2015年12月 祥伝社 / 2020年12月 徳間文庫
アンソロジー
「」内が岸田るり子の作品
単行本未収録短編
- カレーライスを注文した男(講談社『メフィスト』2011 Vol.3)
翻訳
- 細菌と戦うパストゥール(1988年10月 偕成社文庫)
出典・脚注
- ^ a b 会員名簿 岸田るり子|日本推理作家協会
- ^ “ここだけのあとがき 岸田るり子『ランボー・クラブ』”. Webミステリーズ!. 東京創元社 (2007年12月5日). 2017年12月31日閲覧。
- ^ “2004年度の鮎川哲也賞贈呈式ひらかる”. 東京創元社 (2004年11月1日). 2013年6月4日閲覧。
関連項目
外部リンク
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2020年代 |
- 第30回 千田理緒『五色の殺人者』 / 弥生小夜子『風よ僕らの前髪を』(優秀賞)
- 第31回 受賞作なし
- 第32回 真紀涼介『勿忘草をさがして』(優秀賞)
- 第33回 岡本好貴『帆船軍艦の殺人』
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