ミステリー・リーグ

ミステリー・リーグ(MYSTERY LEAGUE)は、原書房が発行している推理小説の叢書。日本人作家による作品を収めている。2001年8月に刊行を開始した。装丁は四六判上製。2010年度第10回本格ミステリ大賞(小説部門)を受賞した『水魑の如き沈むもの』を含む「刀城言耶シリーズ」(三津田信三著)を収録している[1]2015年に映画化された『イニシエーション・ラブ』(乾くるみ著)を収録している[2]

推理小説の叢書には他に、東京創元社発行のミステリ・フロンティア早川書房発行のハヤカワ・ミステリワールド文藝春秋発行の本格ミステリ・マスターズなどがあるが、原書房は文庫レーベルを持っていないため、文庫化の際は他社から刊行されるという点が大きく異なる(上記の2冊はそれぞれ講談社文庫文春文庫)。

作品リスト

著者 タイトル 刊行年月 新書・文庫化 備考
愛川晶 『巫女の館の密室』 2001年8月 2004年8月 光文社文庫
『ダイニング・メッセージ』 2002年10月 2007年1月 光文社文庫
『道具屋殺人事件』 2007年9月 2010年7月 創元推理文庫
『芝浜謎噺』 2008年4月 2011年5月 創元推理文庫
『うまや怪談』 2009年10月 2012年10月 創元推理文庫
『三題噺 示現流幽霊』 2011年5月 2014年5月 創元推理文庫
芦辺拓 『グラン・ギニョール城』 2001年12月 2006年4月 創元推理文庫
明智小五郎対金田一耕助 2002年12月 2007年1月 創元推理文庫
飛鳥部勝則 『誰のための綾織』 2005年5月
乾くるみ イニシエーション・ラブ 2004年4月 2007年4月 文春文庫
歌野晶午 ジェシカが駆け抜けた七年間について 2004年2月 2008年10月 角川文庫
大山誠一郎 『密室蒐集家』 2012年10月 2015年11月 文春文庫
折原一 『グッドバイ 叔父殺人事件』 2005年11月 2008年11月 講談社文庫
霞流一 『呪い亀』 2003年1月
『フライプレイ!監棺館殺人事件』 2014年10月
霧舎巧 『名探偵はもういない』 2002年2月 2006年4月 講談社ノベルス
2009年4月 講談社文庫
『名探偵はどこにいる』 2006年3月 2009年8月 講談社ノベルス
鯨統一郎 『ふたりのシンデレラ』 2002年9月 2005年9月 光文社文庫
『MORNING GIRL』 2005年7月 2010年6月 講談社文庫
『冷たい太陽』 2014年6月
倉阪鬼一郎 『冥い天使のための音楽』 2005年2月
『留美のために』 2007年9月
黒田研二 『今日を忘れた明日の僕へ』 2002年1月
小島正樹 『十三回忌』 2008年10月 2013年7月 双葉文庫
『扼殺のロンド』 2010年1月 2014年4月 双葉文庫
『綺譚の島』 2012年2月
谺健二 『星の牢獄』 2004年2月
『ケムール・ミステリー』 2016年3月
小森健太朗 『ムガール宮の密室』 2002年8月
『魔夢十夜』 2006年5月
斎藤肇 『たったひとつの』 2001年9月
獅子宮敏彦 『神国崩壊 探偵府と四つの綺譚』 2009年5月
柴田よしき 『風精の棲む場所』 2001年8月 2005年6月 光文社文庫
『クリスマスローズの殺人』 2003年12月 2006年12月 祥伝社文庫
関田涙 『晩餐は「檻」のなかで』 2007年2月
柄刀一 『御手洗潔対シャーロック・ホームズ』 2004年12月
津原泰水 『ルピナス探偵団の当惑』 2004年3月 2007年6月 創元推理文庫
鳥飼否宇 『本格的 死人と狂人たち』 2003年9月
『官能的 四つの狂気』 2008年1月
『絶望的 寄生クラブ』 2015年2月
二階堂黎人 『増加博士と目減卿』 2002年11月 2006年3月 講談社文庫
『鬼蟻村マジック』 2008年7月 2012年6月 文春文庫
西澤保彦 『聯愁殺』 2002年3月 2010年9月 中公文庫
野崎六助 『アノニマス』 2003年10月
『風船爆弾を飛ばしそこねた男』 2004年12月
氷川透 『追いし者 追われし者』 2002年6月
深水黎一郎 『ミステリー・アリーナ』 2015年6月
深木章子 『衣更月家の一族』 2012年3月 2015年3月 講談社文庫
『螺旋の底』 2013年3月 2016年3月 講談社文庫
『ミネルヴァの報復』 2015年8月
三津田信三 厭魅の如き憑くもの 2006年2月 2009年3月 講談社文庫
首無の如き祟るもの 2007年5月 2010年5月 講談社文庫
山魔の如き嗤うもの 2008年4月 2011年5月 講談社文庫
凶鳥の如き忌むもの 2009年4月 2012年10月 講談社文庫
水魑の如き沈むもの 2009年12月 2013年5月 講談社文庫
幽女の如き怨むもの 2012年4月 2015年6月 講談社文庫
『碆霊の如き祀るもの』 2018年6月
門前典之 『浮遊封館』 2008年7月
『屍の命題』 2010年2月
『首なし男と踊る生首』 2015年3月
柳広司 『饗宴 ソクラテス最後の事件』 2001年10月 2007年1月 創元推理文庫
山田正紀 『天正マクベス
修道士シャグスペアの華麗なる冒険』
2003年9月 2007年1月 創元推理文庫

アンソロジー

脚注

出典

  1. ^ 第10回本格ミステリ大賞 | 本格ミステリ作家クラブ
  2. ^ イニシエーション・ラブ : 作品情報 - 映画.com

外部リンク

Strategi Solo vs Squad di Free Fire: Cara Menang Mudah!