備中神代駅(びっちゅうこうじろえき)は、岡山県新見市西方字庄兵衛にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅である。
乗り入れ路線
当駅の所属線である伯備線と、当駅を起点とする芸備線が乗り入れている。芸備線は全列車が伯備線を通して新見駅まで乗入れる。新見駅 - 当駅間の途中にある布原駅には伯備線列車は停車せず、芸備線列車のみ停車する。
歴史
駅構造
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを持つ地上駅。互いのホームは跨線橋で連絡している。
2つのホームに挟まれた2線(1・2番のりば)が伯備線、一番駅舎から遠い1線(3番のりば)が芸備線のホームとなっており、伯備線両方向の列車同士、もしくは伯備線と芸備線の列車同士の交換が可能である。(芸備線両方向の列車同士の交換は不可。)伯備線は2番のりばを上下本線とした一線スルーとなっているが、停車列車は基本的に駅舎側の1番のりば(上下副本線)に停車する。
2007年(平成19年)7月1日訂正ダイヤでは当駅での伯備線停車列車同士の行違いが無く、2番のりばは特急が通過するのみとなっていたが、2008年(平成20年)3月のダイヤ改正で当駅での停車列車同士の行違いが復活し2番のりばへの列車停車が設定された。
新見駅管理の無人駅で、自動券売機等の設備は無い。駅ホームへの入口には旧駅舎玄関の門構えが設置されていた[5]が、2022年(令和4年)8月頃に解体・撤去され、同年12月に待合室兼用の簡易的な駅舎が建設された。なお、その際に公衆便所も撤去されたため、電車内のトイレを利用するように促す案内が掲示されている。
のりば
- 付記事項
- 本項ではJR西日本公式サイトの全域路線図[6]に従い路線記号を表記しているが、実際の駅構内の主だった旅客案内に取り入れられている路線記号・ラインカラーは、2017年3月ダイヤ改正の段階では伯備線の緑色の「」のみであり、芸備線のものはラインカラーも含めて反映されていなかった。その後2023年3月ダイヤ改正で、時刻表の見出しと停車駅案内図がラインカラーと路線記号と伯備線新見駅 - 岡山駅間の駅ナンバーを反映したデザインに更新されている。
- 前述の通り伯備線の全列車は布原駅を通過するため、1・2番のりばの駅名標の隣駅表示は新見駅となっている。
- 当駅は芸備線の起点であり、構内には同線の0キロポストがある。
利用状況
1日の平均乗車人員は以下の通りである[7]。
乗車人員推移
|
年度
|
1日平均人数
|
1981
|
42
|
1990
|
66
|
|
|
1999
|
38
|
2000
|
39
|
2001
|
41
|
2002
|
41
|
2003
|
44
|
2004
|
42
|
2005
|
47
|
2006
|
41
|
2007
|
35
|
2008
|
33
|
2009
|
27
|
2010
|
27
|
2011
|
20
|
2012
|
21
|
2013
|
22
|
2014
|
18
|
2015
|
15
|
2016
|
17
|
2017
|
14
|
2018
|
8
|
2019
|
7
|
2020
|
4
|
2021
|
6
|
駅周辺
その他
隣の駅
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)
- 伯備線
- ■普通
- 新見駅 (JR-V18) - (布原駅(全列車通過)) - 備中神代駅 - 足立駅
- 芸備線(新見駅 - 当駅間は伯備線)
- ■快速
- 通過
- ■普通
- 布原駅 - 備中神代駅 - 坂根駅
脚注
注釈
- ^ 「寺田辰弥(演:萩原健一)が森美也子(演:小川真由美)に連れて来られて降り立った駅」という設定で、当駅がロケ地として使われた。
出典
- ^ “日本国有鉄道公示第376号”. 官報. (1971年9月30日)
- ^ 「通報 ●伯備線豪渓駅ほか4駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報』日本国有鉄道総裁室文書課、1971年9月30日、11面。
- ^ 藤原裕士「全国謎探検 庇を残して母屋は消えた こんなカタチもある老朽駅舎の改築方法」『トワイライトゾーンMANUAL』第10巻、ネコ・パブリッシング、p.273。
- ^ “[httpd://www.jr-odekake.net/eki/pdf/index_all.pdf JR西日本全域路線図]” (PDF). JRおでかけネット. 2016年4月21日閲覧。 (PDF)
- ^ “岡山県統計年報”. 岡山県. 2023年3月29日閲覧。
- ^ “新見市の駅特集 備中神代駅”. 新見市. 2022年7月11日閲覧。
参考文献
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
備中神代駅に関連するカテゴリがあります。
外部リンク