三厩駅 (みんまやえき)は、青森県 東津軽郡 外ヶ浜町 字三厩東町[ 2] にある、東日本旅客鉄道 (JR東日本)津軽線 の駅 である[ 3] 。津軽線の終着駅 で、JR東日本盛岡支社 の最西端駅である。
歴史
駅構造
単式ホーム 1面1線を有する地上駅 である。元は島式ホーム 1面2線であったが[ 3] 、CTC化による合理化で、旧1番線にあたる駅舎側の線路は使用停止されたうえで柵で封鎖され、旧2番線にあたるホームのみ使用している。
以前は夜間滞泊があり、ホームの奥にある気動車 を収容する車庫を使用していたが、豪雨前の段階では当駅最終列車は到着後に蟹田駅 まで回送しているため撤去された。駅舎横に三厩乗務員休養室がある。
駅舎は開業当時のものを使用している[ 3] 。現在は青森駅 が管理する無人駅 [ 5] 。入口扉の上には絵画があり、その中には太宰治 の小説『津軽 』より当所を描いた部分が抜粋されて載せられている。
津軽線では新中小国信号場 から当駅までの間は長らくCTCが導入されておらず、その導入前日の2019年(平成31年)4月28日まで運転取扱業務を行っていたため、長らく直営駅 となっていた。駅舎には出札窓口も設置されていた。また、管理駅 として今別駅 ・津軽浜名駅 を管理していた。
改修前の駅舎(2010年8月)
待合室(2021年8月)
出札窓口跡(2023年10月)
ホーム(2023年10月)
三厩駅駅名標(2013年9月)
車庫撤去前の線路の終端(2010年8月)
車庫撤去後の線路の終端(2021年8月)
青森運輸区三厩乗務員休憩所(2010年8月)
利用状況
JR東日本によると、2000年度(平成12年度)- 2018年度(平成30年度)の1日平均乗車 人員 の推移は以下のとおりであった。
駅周辺
駅より三厩地区循環バスを利用して竜飛崎方面へ行くことができる。(2007年10月)
当駅から接続する観光地
階段国道 - 上る場合、三厩地区循環バスに乗車約35分、「龍飛漁港」停留所下車。下る場合、同じバスに乗車約40分、「龍飛崎灯台」停留所下車。
道の駅みんまや (青函トンネル記念館) - 三厩地区循環バスに乗車約40分、「青函トンネル記念館前」下車。
竜飛崎 ・龍飛埼灯台 - 三厩地区循環バスに乗車約40分、「龍飛崎灯台」停留所下車後、徒歩約5分。
その他
「かつては青函トンネル 建設基地として、たくさんの人々が訪れたが、現在は、旅情豊かな風と潮の町の静寂な駅」として、東北の駅百選に選定された[ 3] 。
「厩」の字は、「厂(がんだれ)」に「白・匕・旡」と書くものが正しく、JIS X 0213:2004 の例示字形における字形(メイリオ フォントに採用されている)を用いている。しかし、現在[いつ? ] の大部分の環境においては、正しい字形で表示されない。また、一部の看板等では「厂(がんだれ)」に「既」と書く拡張新字体 の表記も見られる。
隣の駅
東日本旅客鉄道(JR東日本)
■ 津軽線
津軽浜名駅 - 三厩駅
脚注
記事本文
利用状況
関連項目
外部リンク
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※斜体* は2022年8月の大雨災害により不通となっている区間および休止中の駅(蟹田 - 新中小国信号場間の貨物列車は運行)。