『リンカイ!』(RINKAI!)は、MIXIによる女子競輪[注 1]を題材にした、オリジナルキャラクターコンテンツプロジェクト[1]。全国各地の競輪場をホームバンクとする女子競輪選手のキャラクターを制作するなどして競輪の魅力を発信し、全国の競輪場を盛り上げる企画である。
キャッチフレーズは「もがけ、未来へ!」。
2024年4月から6月までテレビアニメが放送された[1]。また、『リンカイ!アザレア』のタイトルでコミカライズ版が『マンガBANG!』(Amazia)ほかで連載開始[2]。
僅か15年で幕を閉じた昭和期の女子競輪が廃止されてから数十年後、「RINKAI LEAGUE(リンカイリーグ)」として復活を遂げた女子競輪[注 1]を舞台に、女子競輪選手たちの活躍を描く。
2022年12月から「『リンカイ!』Project」として展開され、2023年より競輪におけるGIを中心としたビッグレース開催中の競輪場にて特設ブースを開設したほか、YouTubeでの公式チャンネルにて公式番組「リンカイ!LIVEきゃんぷ」の配信を実施してPRに務めた。
同年3月25日、東京ビッグサイトで行われた「AnimeJapan 2023」のMIXI ANIMEブースにおいて、先行して発表されていた、伊東温泉競輪場をホームバンクとする伊東泉(いとう いずみ)を演じる川村海乃、平塚競輪場をホームバンクとする平塚ナナ(ひらつか ナナ)を演じる葵あずさ[注 2]、そして元ガールズケイリン選手の高木真備をゲストに迎えてトークイベントが行われ、その場でアニメ化が発表された[5]。
全国43ある競輪場全てに、ホームバンクとするキャラクターが1人ずつ、順次公開される。名前は各競輪場、そして競輪場またはその地域の名物・特色などに因んでいる。
2024年4月から6月までTOKYO MXほかにて放送された[1]。
テレビアニメでは、登場人物たちが日本競輪選手養成所に入所する前から始まり[1]、養成所卒業後は各選手たちの視点で「ルーキーファイナル」に出場することを目指すエピソードが描かれている。
収録にあたっては、元競輪選手を父に持つ葵あずさ(平塚ナナ役)が、父から現役時代体験したレース中の心構えや雰囲気などのアドバイスを受け、それを出演者同士で情報共有して演技の参考にした。また、2021年のガールズグランプリ覇者でもある元ガールズケイリン選手の高木真備が監修を務めたほか、(ほぼ)本人役で声優としても出演した[4][20]。他にも、最終話では現役ガールズケイリン選手の小林莉子と荒川ひかりが競輪場での観客役(いわゆる『ガヤ』)でゲスト出演した[21]。
以下は、上記以外のテレビアニメでの登場人物。
『リンカイ!アザレア』のタイトルでコミカライズ版が、漫画アプリ『マンガBANG!』(Amazia)ほかで連載開始[2]。先行して『マンガBANG!』で2024年4月9日より掲載開始(その他の漫画アプリでも順次公開)[30]。作画は山根聖史。コミカライズでは、デビュー直後の久留米美虹が主人公となっている。
久留米美虹は競輪選手としてデビューしたが向上心がなく、師匠の忠告を右から左へ流すなど気ままに過ごしており、平凡な成績が続く現状でも満足していた。
しかしある日突然、幼馴染で養成所同期の立川麗夢から「久留米がこれからレースで一度でも負けたら自分は引退する」と告げられてしまう。将来を期待されている立川が、自分の不甲斐ない成績を理由に競輪選手を引退するとなれば…
そこから久留米美虹は心を入れ替え、猛練習に励むようになった。