エウパラモス(古希: Εὐπαλάμος[1], Eupalamos)は、ギリシア神話の人物である。アポロドーロスによると、アテーナイ王エレクテウスの子メーティオーンの子で、アルキッペーとの間にダイダロスとペルディクス[2]、メーティアドゥーサをもうけた[3]。シケリアのディオドロスによると、エウパラモスはエレクテウスの子で、メーティオーンの父、ダイダロスの祖父となっている[4]。
エウパラモスの子供のうち、ダイダロスは高名な工匠、建築家となった。ペルディクスはダイダロスが嫉妬するほどの才能にあふれた若者タロース[2]あるいはカロースの母となった[5]。メーティアドゥーサはエレクテウスの子でアテーナイ王となったケクロプスと結婚し、パンディーオーンを生んだ[3]。
系図
脚注
- ^ 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』p.63a。
- ^ a b アポロドーロス、3巻15・8。
- ^ a b アポロドーロス、3巻15・5。
- ^ シケリアのディオドロス、4巻76・1。
- ^ “『スーダ』ペルディクスの聖域の項”. ToposText. 2022年2月20日閲覧。
参考文献