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この項目では、ギリシア神話の神について説明しています。太陽系外縁部小惑星の衛星については「ポルキュス (衛星)」をご覧ください。 |
ポルキュース(古希: Φόρκυς, Phorkys, 英: Phorcys)、あるいはポルコス(古希: Φόρκος, Phorkos, 英: Phorcus[1][2][3])は、ギリシア神話の神である。大地母神ガイアと海神ポントスの子で、ネーレウス、タウマース、ケートー、エウリュビアーと兄弟[4]。物静かな入り江や浜辺を住処としていた。兄妹のケートーを妻とし、グライアイ3姉妹や[5][1][2][6]、ゴルゴーン3姉妹の父となった[7][1]。一説にはエキドナや、スキュラ[3]、セイレーン、またポセイドーンの間に人食い巨人ポリュペーモスを生んだニュムペーのトオーサの父親でもある[8][9]。
またトロイア戦争で活躍したプリュギアの武将にも、同名のポルキュースがいる[10]。
系図
脚注
- ^ a b c アポロドーロス、1巻2・6。
- ^ a b アポロドーロス、2巻4・2。
- ^ a b アポロドーロス、摘要(E)7・20。
- ^ ヘーシオドス、233行-239行。
- ^ ヘーシオドス、270行-273行。
- ^ ヒュギーヌス、序文。
- ^ ヘーシオドス、274行-278行。
- ^ 『オデュッセイアー』1巻70行-73行。
- ^ アポロドーロス、摘要(E)7・4。
- ^ アポロドーロス、摘要(E)3・35。
参考文献