成田拡幅(なりたかくふく)は千葉県成田市内を通る国道51号の改良区間である。多くの区間はそれまでの現道を拡幅しているが、一部区間は並木バイパスとして新たなバイパス道路を建設している。
成田市は、農業と成田山新勝寺の門前町として緩やかに発展してきたが、成田空港の建設を契機に国際空港都市へと大きく変貌を遂げることとなった。これに伴い交通量の大幅な増加が見込まれるためにその対策として行われたのが本事業であり、交通渋滞の緩和による主要幹線道路としての機能回復と、不十分だった歩道の整備を行うことで交通事故の減少や沿道環境改善による安全で快適な生活環境の確保を目的としている。
最近では成田ニュータウン、日吉台ニュータウン、公津の杜などの大型住宅地が沿線に整備されたことに伴う人口の大幅な上昇、周辺施設および交差道路からの流入交通の上昇によって成田拡幅区間に交通量が集中し、渋滞が発生している。
概要
- 起点:千葉県成田市飯仲(公津の杜入口交差点)
- 終点:千葉県成田市東金山
- 総延長:5.8km
- 幅員:26.0m
- 構造規格:第3種第1級
- 設計速度:80km/h
- 車線数:全線4車線
- 全体事業費:約240億円
沿革
成田市飯仲~並木間0.2kmと成田市寺台~東金山間の1.0kmは2車線の供用が続いている。
並木バイパス4車線供用開始後、その旧道は成田市道および国道409号に降格した。
交差する主な道路
沿線施設
住宅地が多数建設されており、多くのロードサイド店が進出している。
参考文献
関連事項