内谷(うちや)は、埼玉県戸田市の大字。現行行政地名は大字内谷。またさいたま市南区に同名の町丁があり、旧戸田町時代に浦和市に内谷の一部を編入した経緯から、内谷の地名がある。もとは江戸期より存在したひとつの内谷村であった[4]。郵便番号は335-0000[2]。
地理
戸田市西部の沖積平野(荒川低地)に位置する。浦和市(現さいたま市)内谷に編入されなかったエリアが現在も彩湖周辺に残っている。さいたま市南区松本、美女木、和光市下新倉、和光市新倉、朝霞市下内間木、重瀬、曲本と隣接する。大字美女木とは複雑に入り組んだ境界線を描いている。また内谷に大字美女木の飛地が幸魂大橋周辺に二ヶ所存在する。また、地区の北側の重瀬との境界線上や、南側の和光市との境界線上には荒川の旧流路があった。その旧流路由来の河跡湖が一部残っている。地区のほぼ全域が荒川左岸の堤外地(河川敷)に位置され[5]、市街化調整区域となっていて人口は0人である。堤外地であるため増水時は冠水する。
河川
歴史
もとは江戸期より存在した武蔵国足立郡笹目領に属した内谷村で、古くは中世末期頃より見出せる高鼻荘に属したと云われている[4]。村高は正保年間の『武蔵田園簿』では571石余(田407石余、畑163町余)、『元禄郷帳』および『天保郷帳』では523石余であった[4]。助郷は中山道蕨宿に出役していた[4]。村の規模は東西20町、南北10町余であった[4]。
内谷村に存在していた小字
- 新手[11]・捨町目・蓑切・永町・田畑前・番匠目・平野・平野飛地(二ヶ所あり)・前原・大野・夏浜(二ヶ所あり)
小・中学校の学区
大字内谷に学区(校区)は設定されていない[12]。
交通
地内に鉄道は敷設されていない。
道路
バス
地内にバス路線は存在しないが、東側の美女木七丁目に設置されている国際興業バスの「彩湖道満グリーンパーク入口」停留所が最寄の停留所となる[13]。
史跡
- 道満河岸・渡し - 彩湖・道満グリーンパーク内にある。これ以外にも地内には大野の渡しがあった[4]。
施設
脚注
参考文献
関連項目
外部リンク