ひめじ別所駅(ひめじべっしょえき)は、兵庫県姫路市別所町別所字今池にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陽本線の駅である[1]。駅番号はJR-A82。「JR神戸線」の愛称区間に含まれている。
日本貨物鉄道(JR貨物)姫路貨物駅に隣接した地点に2005年3月1日に開業し[1]、営業キロ上では姫路貨物駅と同一地点に存在する。このため、現業機関で使用される時刻表や行路表には「別所・姫貨」と表記される[注釈 1]。
歴史
当駅が設置に至った理由は、姫路駅周辺の高架化工事のため、姫路駅の東側にあった姫路(貨物)駅の代替地として当地が選定され、1994年3月21日に姫路貨物駅が開業したのが発端である[1]。
これを受けて姫路市では、当地を市の東部玄関口にふさわしい居住・商業・物流の拠点として整備する事業を立案推進し、1998年に姫路市により旅客駅が誘致され、2005年3月1日に当駅が開業した[1]。
年表
駅構造
12両編成対応の相対式ホーム2面2線の地上駅である。改札口は北側(上りホーム)に1ヶ所設置されている。南側に姫路貨物駅が併設されているため、北口のみの設置されている[1]。互いのホームはエレベーターを併設した跨線橋で連絡されている。トイレは改札外に設置されている。
アーバンネットワークエリアに所属しており、ICOCA及び提携ICカードが利用出来る。駅業務はJR西日本交通サービスへ委託されており[5]、姫路駅が当駅を管理している。
当駅で使用されている接近メロディは当駅が開業する前の1997年3月8日からJR神戸線内各駅で導入されている「さざなみ」に加え、列車接近表示器から、メリーさんの羊が流れる。
のりば
- 上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で表記している。
ダイヤ
日中時間帯(11 - 15時台)は1時間に2本が停車する。朝夕時間帯は本数が多くなる。
三ノ宮・大阪方面上りは、一部を除いて加古川駅で新快速に連絡している(5・6時台の一部と21時台以降を除く)。列車種別は大半が西明石駅から快速であるが、22・23時台には西明石行普通列車が設定されている。
下り列車は大半が姫路行または網干行であるが、朝晩には上郡行や赤穂線直通の播州赤穂行が少数ながら設定されている。
利用状況
開業前の予想では1日平均約2,000人の乗降客を見込んでいた[7]。
2022年度の1日平均乗車人員は1,814人である[8]。
近年の1日平均乗車人員は以下の通り[8]。
年度 |
1日平均 乗車人員
|
2004年 |
583
|
2005年 |
939
|
2006年 |
1,143
|
2007年 |
1,241
|
2008年 |
1,335
|
2009年 |
1,370
|
2010年 |
1,436
|
2011年 |
1,510
|
2012年 |
1,618
|
2013年 |
1,767
|
2014年 |
1,769
|
2015年 |
1,836
|
2016年 |
1,849
|
2017年 |
1,867
|
2018年 |
1,915
|
2019年 |
1,924
|
2020年 |
1,597
|
2021年 |
1,674
|
2021年 |
1,814
|
駅周辺
バス路線
最寄りのバス停は「別所駅」停留所である。
隣の駅
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)
- JR神戸線(山陽本線)
- ■新快速
- 通過
- ■普通(西明石から快速)
- 曽根駅 (JR-A81) - ひめじ別所駅 (JR-A82)(姫路貨物駅) - 御着駅 (JR-A83)
脚注
注釈
- ^ ただし、運転士支援システムでは「ひめじ別所(姫路貨物)」だが、停車場接近標では「別所(姫路貨)」と表記内容が変わる。
出典
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
ひめじ別所駅に関連するカテゴリがあります。
外部リンク