甲南山手駅(こうなんやまてえき)は、兵庫県神戸市東灘区森北町一丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)東海道本線の駅である[1]。駅番号はJR-A55。「JR神戸線」の愛称区間に含まれている。神戸市内では最東端の駅である。
内側・緩行線のみに島式ホーム1面2線が設けられた[2]高架駅である。複々線の内側線(緩行線)を走行する「普通」のみが停車する設定であったため、このような構造となった。駅設置に際して12両編成分のホーム用地が用意されているが、実際に設置されているホームは8両編成分である。分岐器や絶対信号機を持たないため、停留所に分類される。
当駅の事例にならって、これ以降に開設された、JR京都線・JR神戸線の複々線区間の新駅も同様の構造となっている。
芦屋駅の被管理駅。アーバンネットワークエリアに属しており、ICOCA及び提携ICカード利用可能駅である。2010年1月にみどりの窓口が廃止された。代替としてみどりの券売機プラスが設けられているため、「JR時刻表」などでは引き続き「みどりの窓口設置駅」として扱われる。また、改札内にのりこし精算機、ICOCA入金機、SMART ICOCAクイックチャージ機も設置されている。
甲南女子大学向けに設置されたため、北側にのみ改札口が設けられている[8]。
「兵庫県統計書[10]」によると、2022年(令和3年)度の1日平均乗車人員は10,341人である。
近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。
甲南山手駅開業の前より、駅北側の山手幹線上には「森北町」バス停があり、神戸市バスの起終点となっていた。駅開業を機に森北町バス停に代えて駅前に乗り入れるようになり、現在に至る。