木ノ本駅(きのもとえき)は、滋賀県長浜市木之本町木之本にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)北陸本線の駅である。駅番号はJR-A05。
概要
北陸本線の敦賀駅 - 当駅間は、かつて急勾配の「柳ヶ瀬越え」と呼ばれるルートを走っていたが、1957年(昭和32年)に現在の新線に切り替わった。旧線は柳ヶ瀬線として存続したが、1964年に廃止された。
旧町名など住所の表記および近隣に立地する施設など多くの名称表記が「木之本」であるため、駅名も同様に表記される事例が少なくない。一方で、日本国有鉄道(国鉄)時代の駅名標の駅所在地表記では、町名の「木之本町」ではなく「木ノ本町」となっていた[5]。
歴史
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旧駅舎(2006年11月)
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工事中の現駅舎(2006年11月)
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駅所在地の町名が「木
ノ本町」となっていた駅名標が写る(2006年4月)
[5]
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かつての跨線橋にあった駅名標(2006年4月)
駅構造
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線の合計2面3線のホームを持つ地上駅で、橋上駅舎を持つ。自動券売機[22]が設置されている直営駅(米原駅の被管理駅)であるが、自動改札機・自動精算機は設置されておらず、ICOCAなどは改札口付近のカードリーダーで処理する。
駅の1階には、駅と商店街を結ぶ交流拠点「ふれあいステーションおかん」が入居している(後述)。なお、橋上駅となる前の旧駅舎は「きのもと まちの駅」となっている。
駅コンコースと駅出入口(地上)や駅ホームを結ぶエレベーターが設置されている。
のりば
- 外側2線(1・3番のりば)が本線、内側1線(2番のりば)が待避線である。
- 2番のりばは両方向とも入線・発車することができるため、一部の列車が発着する。
- 行楽シーズンに運行された臨時列車「SL北びわこ号」はこの駅が終着で[11][13][25]、2番のりばに到着していた。
- 線路の構成
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- 1番線(上り本線)
- 2番線(上下待避線)
- 3番線(下り本線)
ふれあいステーションおかん
駅の1階に入居している交流拠点である。木之本を代表する名産物・工芸品や旬の農産物が販売されている。また、木之本には賤ヶ岳古戦場があることから、戦国武将や浅井三姉妹のグッズなども販売されている。詳細は、外部リンクの公式サイトを参照。
利用状況
「滋賀県統計書」によると、1日平均の乗車人員は以下の通りである。
駅周辺
バス路線
駅東口のロータリー内に「木ノ本駅」停留所があり[28]、旧伊香郡の各地域への路線が発着する。
隣の駅
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)
- 北陸本線
- ■新快速・■普通
- 余呉駅 (JR-A04) - 木ノ本駅 (JR-A05) - 高月駅 (JR-A06)
廃止路線
- 日本国有鉄道
- 柳ヶ瀬線
- 木ノ本駅 - 中ノ郷駅
脚注
記事本文
利用状況
参考文献
- 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 I』JTB、1998年10月1日。
- 『長浜市史 第8巻 年表・便覧』長浜市役所、2004年3月14日。
- 川島令三『【図説】日本の鉄道中部ライン全線・全駅・全配線 第5巻 米原駅 - 加賀温泉駅』講談社、2010年8月20日。ISBN 978-4-06-270065-8。
- 『週刊JR全駅・全車両基地 18 北陸本線②(森本〜米原) 越美北線』朝日新聞出版、2012年12月9日。
関連項目
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木ノ本駅に関連するカテゴリがあります。
外部リンク