tbc夏まつり tbc NATSU MATSURI |
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![2011年度から2013年度にかけて会場に使用されていた石巻専修大学](//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/e/e5/Ishinomaki_Senshu_University_20110312.jpg/250px-Ishinomaki_Senshu_University_20110312.jpg) 2011年度から2013年度にかけて会場に使用されていた石巻専修大学 |
イベントの種類 |
一般イベント |
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正式名称 |
tbc夏まつり |
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旧イベント名 |
みやぎふるさと祭り TBCラジオまつり TBCラジオカーニバル TBC夏まつり |
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開催時期 |
毎年7月下旬の土日2日間 |
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初回開催 |
1974年8月17日 - 8月19日(仙台市・青葉山公園) |
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会場 |
仙台市・勾当台公園市民広場 七ヶ浜町・菖蒲田海岸 |
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主催 |
東北放送(tbc) |
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来場者数 |
約11万5000人/2日間延べ(2012年)[1] |
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勾当台公園 ゆりあげ港朝市への交通アクセス |
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最寄駅 |
勾当台公園駅 名取駅 |
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公式サイト |
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tbc夏まつり(ティービーシーなつまつり)は、宮城県を放送対象地域としてラジオ放送とテレビジョン放送を行なうローカル局である東北放送(tbc)が、毎年夏に仙台市都心部の勾当台公園と市外の会場で開催している無料の屋外イベントである。在仙台の放送局主催のイベントとしては伝統があり、タレントや歌手の出演者も多い。
沿革
イベントの前身は1973年(昭和48年)に開催された「みやぎふるさと祭り」である。当時、東北放送の総合企画室長であった野瀬隆義が1972年の夏にエンドーチェーンの顧客サービスのために行われていた「エンドー夏まつり」を担当した際に、このイベントをより大型にして放送局らしい演出で事業を創出し、東北放送の視聴者や地域社会に報いることが出来ないかと考え、企画を立ち上げた[2]。
当時、宮城県が提唱していた「ふるさと運動」にあやかって「みやぎふるさと祭り」とイベント名を決め、人気歌手を招いての歌謡ショー、民謡ショー、郷土芸能の発表、盆踊りなどを展開し、予算規模は3,500万円[注 1]という大型のイベント企画であったため、収益性の問題や当時の東北放送の社長交代などにより事業計画の進展が危ぶまれる場面もあった[2]。協議の結果、社の主催事業として認められて当初の予算も承認され、1973年8月17日から3日間にわたり「第1回みやぎふるさと祭り」が仙台市の青葉山公園[注 2]で野外開催され、のべ50万人の来場者を集めた[2]。
翌1974年の「第2回みやぎふるさと祭り」も盛況であったが、オイルショックによる省エネルギー運動の広がりから1975年(昭和50年)に企画されていた「第3回みやぎふるさと祭り」の開催は自主的に休止され、この特別措置は1976年も続き、イベントは2回にわたり中断することになった[2]。
1977年(昭和52年)にはオイルショック問題は解消されたため、東北放送開局25周年の記念事業としてイベント名称を「TBC夏まつり」と一新してイベントの復活を決め、同年8月19日から3日間にわたり開催し、37万人の来場者を集めた。また、同年10月7日には民間ラジオ月間(10月)の事業の一環として地方局では初の試みである「'77 TBCラジオまつり」を当時エンドー仙台駅前店1階に在ったTBCサテライトスタジオで開催した[2]。
14年間にわたった青葉山公園でのイベントは仙台国際センターの建設に伴い、1988年(昭和63年)の開催をもって終了し、翌1989年(平成元年)からは台原森林公園を会場としてイベントが開催された。1993年(平成5年)には東北福祉大学の第一球場を会場としてのコンサートにイベント形態を変更し開催期間を縮小、開催に先立って1か月前に東北電力グリーンプラザにおいて、1977年以来となる10時間ラジオ公開生放送「'93 TBCラジオまつり」を復活させ、2本立てのイベント開催とした。1994年以後は「松島灯篭流し花火大会」に協賛する形で「TBC夏まつり IN 松島」と銘打ってラジオ番組の公開生中継・公開録音を行った[2]。
1999年(平成11年)には「TBCラジオまつり」とイベント名を改称して仙台市勾当台公園・市民広場を会場として開催。人気ラジオ番組のブースを多数展開し、屋外でのラジオ公開生放送・公開収録、音楽ライブなどを行った。翌2000年(平成12年)および2001年は「TBCラジオカーニバル」と称したが[4]、2002年(平成14年)には再び「TBCラジオまつり」にイベント名称を戻した[5]。東北放送開局55周年の2007年(平成19年)の開催からは以前の「TBC夏まつり」のイベント名称を用いるようになり、毎年7月下旬の土日2日間の開催とし、現在に至っている。
2011年(平成23年)3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)からの復興を願い、同年より「震災復興支援イベント」と銘打ち、「宮城の“自然”と“文化”の復興を応援、“未来”を担うこどもたちに夢 を!」をテーマに、石巻市の石巻専修大学を「石巻絆エリア」として会場に加えて開催。2013年(平成25年)には石巻の会場で初日を迎え、翌週末に仙台で2日目・最終日となる3日間のイベント開催を行った[6]。また、2014年(平成26年)からは「石巻専修大学」に替えて、名取市の「ゆりあげ港朝市」を新たに「ゆりあげ絆エリア」として会場に加えている[7][8]。
2020年は新型コロナウィルス感染拡大防止のため開催そのものを中止。2021年はオンラインでの開催となった。
2022年、3年ぶりに通常開催となった。
年表
おもな内容
1970年代
1973年
1974年
1977年
1978年
- 「第7回全東北民謡選手権宮城県大会」を特設ステージで生中継[9]。
1979年
1980年代
1980年
1981年
- テレビで「'81〜'82秋冬 山本寛斎パリコレクション」を放送[9]。
1982年
1983年
1984年
1985年
- 「ふるさとふれあい」をテーマに県内の特産品を販売するふるさとコーナーの出店を設け、ステージには郷土芸能を盛り込んだ[9]。
1986年
- 前年同様「ふるさとふれあい」がテーマ。「真夏の演歌 大競演」など[9]。
1987年
1988年
- 「TBC夏まつり 総集編 〜さよなら夏・ありがとう青葉山公園〜」をテレビ放送など[9]。
1989年
- テレビ開局30周年を記念して誕生した東北放送イメージガール「TBCフローラル」の3名を披露[9]。
- 「'89フレッシュアップあいどるランド」「ビリーバンバン グリーンコンサート」などをラジオ放送[9]。
1990年代
1990年
- 「'90アイドル・ドリーム・フラッシュ」「荻野目洋子ビート・シャワー・コンサート」などをラジオ放送[9]。
1991年
1992年
1993年
1994年
- ラジオ公開番組「きょうも大盛りラジオで元気!」「わがまちどまんなか」など[9]。
1995年
- 「きょうも大盛りラジオで元気!」などラジオ生中継・公開録音[9]。
1996年
- 「きょうも大盛りラジオで元気!」などラジオ生中継・公開録音[9]。
1997年
- 「ボリュームワイドとも子印」などラジオ生中継[9]。
1998年
- 「ボリュームワイドとも子印」などラジオ生中継、「歌謡ショー」など[9]。
1999年
2016年
7月30日[41]
- WESTステージ
- NORTHステージ
- SOUTHステージ
- ニードル 、NLAナキワラ!ステージ、TBC気象台ステージ
- ラジオ公開録音:
- EASTラジオステーション
- ゆりあげ絆ステージ[42]
- ライブ出演:庄司恵子、ティーナ・カリーナ、竹森マサユキ from カラーボトル、林部智史、パンダライオン、Rihwa
- ラジオ公開生放送:
- 『COLORSサタデーinゆりあげ港朝市』出演:藤沢智子&六華亭遊花、ムーディ勝山、小島よしお
7月31日[43]
- WESTステージ
- ライブ出演:AKB48 Team 8 東北メンバー、カラーボトル、パンダライオン、C&K、株式会社 劇団ニホンジンプロジェクト
- 『TBCアイドルFESTA2016〜GO FORWARD〜』オープニングアクト:sendai☆syrup、出演:アイドルネッサンス、℃-ute、callme、司会:爆笑コメディアンズ、林田悟志
- 『FREEDOM aozora 2016東北』プレライブ 出演:MINMI
- NORTHステージ
- SOUTHステージ
- EASTラジオステーション
- 『あっつあつ☆らじおPresentsスポアナ大集合!』
- 『Goodモーニング 松尾です・飯野です 出張!あさから音楽クイズ』
- 「COLORS」スペシャルトークショー、タイガー魔法瓶ステージ、「ロジャー大葉のラジオな気分」スペシャルトークショー
- ラジオ公開録音:
- 『佐藤敏郎のonagawa now!〜大人のたまり場〜』
- ラジオ公開生放送:
- 『夏うた!ラジおみくじ2016』出演:佐々木淳吾&TBCパーソナリティーズ、ゲスト:清塚信也、三四郎
2017年
従来の勾当台公園(7月22日、23日)に加えて、七ヶ浜町の菖蒲田海岸も会場に加わった(7月22日のみ)
出演タレント・アーティスト
- アイドルネッサンス、あばれる君、あゆみくりかまき、アンテナ、Anly、いぎなり東北産、泉谷しげる、伊東洋平、ウルトラマンジード、AKB48 Team 8 東北メンバー、Official 髭男 dism、Carya、加藤登紀子、河口恭吾、KUDANZ、研ナオコ、ゴー☆ジャス、callme、小島よしお、近藤晃央×ダイスケ、坂本サトル、さくらしめじ、佐々木李子、サンドウィッチマン、C;ON(シーオン)、Juice=Juice、庄司恵子、SHOW-YA、ずん、関取花、竹森マサユキ(カラーボトル)、ティーナ・カリーナ、トータルテンボス、毒蝮三太夫、TOMOO、NOW ON AIR、NakamuraEmi、軟式globe。'13、ニードル、バイきんぐ西村、葉加瀬マイ、爆笑コメディアンズ、橋本裕太、林部智史、パンダライオン、Beverly、BB-8、FIVE NEW OLD、ファンキー加藤、BOYS AND MEN、宮川賢、ムーディ勝山、 矢井田瞳、山猿、ラックライフ、 玲里 with 難波弘之、渡邉幸愛(SUPER☆GiRLS)
2018年
- 新しい学校のリーダーズ、いぎなり東北産、石井亮次(CBCアナウンサー)、伊東洋平、ウルトラマンR/Bショー、岡本真夜(mayo)、Official髭男dism、神宿、鍵盤男子、小島よしお、ゴー☆ジャス、callme、坂本サトル、サンドウィッチマン、J☆Dee'Z、Schroeder-Headz、庄司恵子、SUPER☆GiRLS、SUPER★DRAGON、菅原信介、鈴木愛理、ずん、ズンダ爆弾(ゆづき・せんじゅ・すみか)、セレイナ・アン、ぜんりょくボーイズ、竹森マサユキ(カラーボトル)、たんこぶちん、chay、ティーナ・カリーナ、トータルテンボス、毒蝮三太夫、ニードル、爆笑コメディアンズ、パクスプエラ、林部智史、THE BEAT GARDEN、ファンキー加藤BRADIO、FlowBack、BOYS AND MEN(田中俊介・田村侑久・辻本達規・小林豊)、幹miki、宮川賢、M!LK、ムーディ勝山、村上佳佑、MONKEY MAJIK、山猿、UNIONE、玲里 with 難波弘之、わらふぢなるお/ゾフィー/あぁ~しらき/シオマリアッチ
- 七ヶ浜(中止)
2019年
- 浅野祥、足立佳奈、あばれる君、アンガールズ、いぎなり東北産、伊東洋平、イワイガワ、ウルトラマンタイガ、岡本真夜、Carya、開歌-かいか-、海蔵亮太、COLOR CREATION、CROWN POP、ゴー☆ジャス、kolme、小島よしお、坂本サトル、佐藤千亜妃、サンドウィッチマン、SHE'S、庄司恵子、SUPER☆GiRLS、鈴木愛理、スピラ・スピカ、THREE1989、ずん、ぜんりょくボーイズ、ソラシド、竹森マサユキ、チャラン・ポ・ランタン、DJ和、ティーナ・カリーナ、東京ホテイソン、トータルテンボス、毒蝮三太夫、永井真理子、新津由衣、ニードル、パクスプエラ、花*花、BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE、Baby Kiy、ポセイドン・石川、まるりとりゅうが、みきなつみ、Mr.シャチホコ、宮川賢、May J.、山猿、山寺宏一、吉田凜音、Liho、ONEPIXCEL
- 七ヶ浜
- 浅野祥、あばれる君、泉谷しげる、Chuning Candy、小島よしお、ティーナ・カリーナ
2022年
iScream、浅野祥、伊東洋平、瑛人、AKB48、EOW、岡本優子、門松良祐、川崎鷹也、熊谷育美、群青の世界、kolme、小島よしお[44]、坂本サトル、GENIC、竹森マサユキ、DJ KOO、東京ホテイソン、まなまる、幹miki、mihoro*、萌江、夢グループ(石田重廣(代表取締役社長)、保科有里、小牧勇太)、Ryu Matsuyama(solo)
2023年
いぎなり東北産、伊東洋平、海蔵亮太、学芸大青春、門松良祐、坂本サトル、ZILLION、千倉真理、ティーナ・カリーナ、DJ ASARI、ニードル、First selection、林部智史、The Biscats、Pimm's、水森かおり、みゆな、ムーディ勝山、MELOGAPPA、萌江、MONKEY MAJIK、Lienel、ロケット団、ONE N' ONLY
放送
イベント当日は複数のテレビ・ラジオでの生放送あるいは番組収録が行なわれており、2016年(平成28年)には、東北放送のテレビ2番組、ラジオ14番組が開催期間中に公開放送・収録された[41][43][42]。
2011年(平成23年)にはイベントにあわせて放送された『TBC32時間ラジオ〜Smile Again〜』内で、特別番組『サンドのぼんやり〜ぬラジオ』PART1、PART2が合わせて5時間半放送され[7]、好評を得て翌年以降も『サンドのぼんやり〜ぬラジオ』として毎年、開催初日の土曜日25時から27時にかけて2時間枠での放送を行なっていた[45][注 3]。2016年の放送をもって最終回[46]。
脚注
注釈
出典
外部リンク