AQUOS PHONE IS13SH (アクオス・フォン・アイエスいちさんエスエイチ)は、シャープ によって日本国内向けに開発された、au ブランドを展開するKDDI および沖縄セルラー電話 のスマートフォンである。ISシリーズ の一つで、CDMA 1X WIN 対応。製造型番はSHI13 でメーカー型番はAS36 。
概要
IS03 の後継に当たるスマートフォン である。工場出荷時にはAndroid OS 2.3.5を搭載。
20 - 30代の女性ユーザー、ならびにスマートフォン初心者、既存のフィーチャーフォン (携帯電話 )からの機種変更 のユーザーなどを想定している[ 7] 。IS03と同じくメイン画面の下にサブ画面があり、メイン画面がOFFとなっているときは時計の表示となり、ONの時はキー操作の表示となる。このほか、時計表示モードのカスタマイズ機能が追加され、更に各メールの着信表示、LISMO Player使用時の曲名およびアーティスト名などの表示にもそれぞれ対応している点がIS03のサブ画面から進化している。
au向けのシャープのスマートフォンでは初めてIPX5/IPX7等級の防水機能、およびタッチパネル面のタッチレスポンスを向上させる新技術「ダイレクトトラッキングテクノロジー 」などにも対応している。ワンセグ、おサイフケータイ、赤外線通信にも対応している。その一方で、カメラの画素数がIS03の約957万画素のCCDセンサに対し本機は約804万画素のCMOSセンサにグレードダウンした。2011年夏モデルのAQUOS PHONE IS12SH (SHI12)と異なり、3Dの表示と3Dの静止画撮影には非対応で、MicroHDMI 端子も搭載されていない。
通信機能はWIN HIGH SPEED (CDMA2000 1xEV-DO MC-Rev.A )に対応し、下り最大9.2Mbps、上り最大5.5Mbpsに対応しているほか、Wi-Fi を使った通信も可能となっている。ただしテザリング には非対応。
2011年12月現在、au向けのスマートフォンとしては富士通東芝モバイルコミュニケーションズ 製のARROWS ES IS12F (FJI12) 、京セラ 製のDIGNO ISW11K (KYI11) に次いで端末本体の奥行が薄い[ 8] 。
後発機種のAQUOS PHONE IS14SH(SHI14) がL800MHz(旧800MHz帯・CDMA Bandclass 3)帯 エリアに非対応となったため、シャープ製のau向け端末としては最後のトリプルバンド対応3G端末 となった。
通常モデルの国内メーカー製の音声系au端末としては生産数や出荷数が比較的少なかった。店頭からは半年以内に姿を消し、一部の地域では販売できない状態になった。
沿革
メール・メッセンジャー
メールは2011年夏機種より対応しているKDDI Eメールアプリではなく、シャープ独自のEメールアプリとなる。EZWEBのEメールに対応し、今までのau携帯電話と同様@ezweb.ne.jpのメールアドレスがそのまま利用可能となっている。絵文字 、デコメール も利用可能となっている。また、メールはリアルタイムプッシュで着信する。
Android OS 2.3の特徴であるGmail の複数アカウントの同時利用が可能となる。また、Gmailはリアルタイムでプッシュ着信 をする。
通常のメールアプリでは、複数のPOP 、IMAP メールが利用可能であり、EZweb メールはプッシュで着信する。
メッセンジャーでは、Google Talk がプリインストールされている。また、マーケットからWindows Live Messenger をはじめ、様々なメッセンジャーアプリをインストールし、利用することが可能となる。
ブラウザ
ブラウザはGoogle Chrome LiteベースのAndroid標準ブラウザが搭載され、上述の通りAndroid OS 2.3の特徴でもあるFlash Player 10.2がアドオンされている。また、JavaScript(V8)もサポートされている。これにより、パソコンのブラウザとほぼ同等のフラッシュサイト、動画サイトが利用することが可能となり、ブラウザでニコニコ動画 、YouTube をはじめとした各種動画サイトが利用できる。そのほかにサードパーティー製のブラウザをインストールし利用することも可能となる。
アプリケーション
利用可能なアプリケーションマーケット
プリインストールアプリケーション
その他機能
※PC向けWebブラウザが標準装備されておりFlashコンテンツもフル表示可能。携帯向けサイト(EZWeb)は他のスマートフォンやPCと同じく閲覧不可。
安心セキュリティパック は、フル対応
ベールビュー (覗き見防止フィルタのON/OFF)
家庭用レコーダーからの番組持ち出し[ 20]
DLNAサーバー 1.5 (Image:JPEG / Audio:MP3,LPCM)
ワイヤレス連携対応スマートファミリンク
ケータイアップデート
2011年12月19日に最初のケータイアップデートが配信された。[ 21] アップデートで修正される内容は次の通り。
Eメールの「返信」、「全員へ返信」、「転送」操作ができない場合がある。
動作中のアプリケーションが使用するメモリ空き容量が少ないとき、Eメールの自動受信や音声着信ができない場合がある。
ダウンロードされたフォントを設定すると、EメールやCメールなどが使用できなくなる場合がある。
G-BOOK とのBluetooth接続にて一部動作(ハンズフリー接続等)が不安定な場合がある。
2012年3月5日に2回目のケータイアップデートが配信された。[ 22] アップデートで修正される内容は次の通り。
ブラウザを利用してインターネットで地図サイトへ接続して地図をドラッグした際に表示のちらつき、およびスムーズに動作しない場合がある。
2012年4月25日に3回目のケータイアップデートが配信された。[ 23] アップデートで修正される内容は次の通り。
安心セキュリティパックにおける「3LM Security」起動設定後、不要な「パスワード変更通知」の表示。
2012年7月18日に4回目のケータイアップデートが配信された。[ 24] アップデートで修正される内容は次の通り。
Wi-Fi接続時の品質の向上。
非対応のメモリカード(microSDXC メモリカード)を取り付けると、メモリカード内のデータが破損する不具合に対応[ 25] 。ただしアップデートを適用してもこれまで通りmicroSDXCカードには非対応のままとなる。
2012年10月4日に5回目のケータイアップデートが配信された。[ 26] アップデートで修正される内容は次の通り。
災害・避難情報をCメールとして重複受信してしまう不具合の改善。
2013年3月19日に6回目のケータイアップデートが配信された。[ 27] アップデートで修正される内容は次の通り。
「エコ技」設定にて「メールアプリ」を「対象アプリ」として設定した場合、端末のスリープ中、SMS (Cメール) を受信できなくなる事象の改善。
脚注
関連項目
外部リンク
2011年
2012年
NTTドコモ向け au(KDDI / OCT)向け ソフトバンク向け 海外向け
2013年
NTTドコモ向け au(KDDI / OCT)向け ソフトバンク向け ウィルコム向け
2014年
NTTドコモ向け au(KDDI / OCT)向け ソフトバンク向け ウィルコム(イー・アクセス / WCO )向け SIMフリー端末 アメリカ向け
2015年
NTTドコモ向け au(KDDI / OCT)向け ソフトバンク向け ワイモバイル / WCO向けSIMフリー端末 インドネシア向け
2016年
NTTドコモ向け au(KDDI / OCT)向け UQ mobile向け ソフトバンク向け ワイモバイル / WCO向け SIMフリー端末 台湾向け
2017年
NTTドコモ向け au(KDDI / OCT)向け UQ mobile・J:COM向け ソフトバンク向け SIMフリー端末 中国・台湾向け
2018年
2014年3月以前のスマートフォンはAQUOS PHONE ブランド、タブレットはAQUOS PAD ブランド
シャープ (SH) パナソニック (P) HTC (HT) ZTE (Z)DELL (DL)華為技術日本 (HW) NECカシオ/NEC (N) 京セラ (K) 富士通モバイル (F) モトローラ・モビリティ(M)
201M (MOTOROLA RAZR M)X(5)
ソニー・エリクソン (SE)
S51SE (Sony Ericsson mini)
HTC (HT) 華為技術日本 (HW) DELL (DL) シャープ (SH)