石川嘉延 無所属
川勝平太 無所属
2009年静岡県知事選挙(2009ねんしずおかけんちじせんきょ)は、日本の地方自治体である静岡県の執行機関である静岡県知事を選出するために執行される選挙である。
現職の石川嘉延知事は5期目の立候補にも意欲を示していたが、2009年3月に臨時の記者会見を開き、静岡空港の開港に関する問題のため辞職する意向を表明した。
静岡空港の建設にあたっては、県が測量ミスをしており、空港西側の私有地に航空法の高さ制限を超える立ち木が残っていることが発覚していた。当初、県は地滑り防止工事のためとして立ち木を伐採しようとし事実関係を1年近く明らかにせず、さらに問題がこじれることとなった。2009年2月に石川知事は地権者と直接面会を行い、その際に地権者から立ち木伐採の条件として「石川知事の辞職」が要求された。この要求をのむかたちで、3月に石川知事は電撃辞任を表明し、任期を43日残して辞職した[1][2][3]。
民主党・社民党・国民新党の3党は、前静岡文化芸術大学学長の川勝平太に推薦を出した。しかし、民主党は元参議院議員の海野徹も立候補を表明しており、調整に失敗し候補者を一本化できず事実上の分裂選挙となった。一方、自民党・公明党は、前参院議員の坂本由紀子を推薦した。政権与党であった自民党は、麻生内閣の支持率が低迷している状況を踏まえて、「政党色」を抑えた選挙戦術を取った[4][5]。
(届け出順、いずれも新人)
開票の結果、政権交代直前であった、民主党・社会民主党・国民新党推薦の川勝平太が当選し、それまでの自民系候補の当選が続いていた静岡県知事でその牙城を崩した。
※当日有権者数:3,037,911人 最終投票率:61.06%(前回比:+16.57pts)
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