2003年のフランスグランプリ
レース詳細
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2003年のロードレース世界選手権 全16戦中第4戦
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決勝日
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2003年5月25日
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開催地
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ブガッティ・サーキット
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開催コース
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常設サーキット 4.305km
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MotoGP
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250 cc
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125 cc
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2003年のフランスグランプリ は、ロードレース世界選手権の2003年シーズン第4戦として、5月23日から25日までフランスのル・マンにあるブガッティ・サーキットで開催された。
概要
125ccクラス
125ccクラス決勝では、ダニ・ペドロサが独走でシーズン2勝目を挙げた。この結果ポイントランキングでもペドロサがトップに浮上することとなり、5ポイント差でルーチョ・チェッキネロが、11ポイント差でスティーブ・イェンクナーが追う状況となった[1]。
250ccクラス
250ccクラスでは、トニ・エリアスが地元のランディ・ド・プニエを抑えて2連勝を遂げた。ポイントリーダーのマヌエル・ポジャーリは今回セバスチャン・ポルトと絡んで転倒リタイヤに終わり、エリアスが5ポイント差に迫ることとなった[2]。
MotoGPクラス
MotoGPクラスでは今回より、開幕戦鈴鹿で事故死した加藤大治郎の後継として、前年の全日本ロードレース選手権ST600クラスチャンピオンである清成龍一がテレフォニカ・モビスター・ホンダチームに抜擢され、セテ・ジベルナウのチームメイトを務めることになった。ただし大治郎が使用していた最新ワークス仕様のホンダ・RC211Vはジベルナウが受け継ぐこととなり、清成は前戦までジベルナウが使用していたサテライト仕様のRC211V(2002年仕様に改良を加えたもの)を駆ることとなった[3]。
決勝レースでは、7周目にトップに立ったバレンティーノ・ロッシが後続を引き離しにかかっていたが、雨が激しく降り始めたため15周目終了時点をもって一旦レース中断となった。このような場合、前シーズンまでは2ヒート制のタイム合算で順位が争われていたが、このシーズンからはレギュレーションが変更され、中断時点の順位を元にスターティンググリッドを組んだ第2レース(今回は残り周回数である13周)の結果のみで順位が決まることとなった。
ウェットコンディションとなった第2レースは、ロッシ、ジベルナウ、アレックス・バロス(ゴロワーズ・ヤマハ・テック3)の3者によるトップ争いとなった。終盤はロッシとジベルナウによる抜きつ抜かれつの激しいバトルが展開され、ファイナルラップの最終コーナーでロッシをオーバーテイクしたジベルナウがシーズン2勝目を遂げた。清成は13位でデビューレースを終えた[4]。
ポイントランキングでは、ロッシがリードを広げて2位のマックス・ビアッジに23ポイント差とした。ジベルナウは27ポイント差の3位に浮上した[5]。
MotoGPクラス決勝結果
250ccクラス決勝結果
125ccクラス決勝結果
脚注
参考文献