高田 敏江(たかだ としえ、1935年〈昭和10年〉3月3日[3][4][1] - )は、日本の女優・司会者。
群馬県前橋市出身[1]。群馬大学教育学部附属中学校、群馬県立前橋女子高等学校[3][4]卒業。日本社会事業短期大学中退。夫は心理学者の相場均(1976年死別)。アニマ・エージェンシー所属。身長156cm、血液型AB型。
人物
1954年、東映ニューフェイスの第1期生となり、高原紀子の芸名でデビュー(同期は中原ひとみ、山本麟一、南原宏治など)。
その後、劇団民藝に入団し、1971年の退団まで活動。
1950年代から1960年代にかけては、日活映画にも出演した。
テレビドラマでは多数の作品で母親役として起用された。
『アフタヌーンショー』では桂小金治と司会を務めた。
朗読劇『この子達の夏 1945 ヒロシマ・ナガサキ』は、20年以上にわたって公演を続けているライフワークである。
元社会民主党党首の土井たか子など、知己も多い。
2008年、竹下景子、山田邦子、岩崎加根子、クミコらと「ななにんかい」を結成。
姉は劇団ポポロ座で活動していた高田光枝[2]。俳優の鈴木瑞穂は姉の夫[2]。
出演
映画
- 二挺拳銃の竜(1954年)
- 爆笑天国 とんち教室(1954年)
- 怪猫腰抜け大騒動(1954年)
- 花と龍 第二部愛情流転(1954年) - 芝居小屋の観客
- 女中ッ子(1955年) - 野村ひろ子
- 母なき子(1955年) - 前田婦人警官
- 自分の穴の中で(1955年) - 夜の
- 続・警察日記(1955年) - ヨネ
- おふくろ(1955年) - 貞子
- 月夜の傘(1955年) - 健一の友人
- 石合戦(1955年) - 園子
- 神阪四郎の犯罪(1956年) - 永井さち子
- 色ざんげ(1956年) - 小牧高尾
- 名寄岩 涙の敢斗賞(1956年) - 岩壁千枝子
- 帆綱は唄う 海の純情(1956年) - 織田和枝
- 花の運河(1956年) - 森瑛子
- 愛は降る星のかなたに(1956年) - 樋笠くに子
- 女子寮祭(1957年) - 島弘子
- 私は前科者である(1957年) - 豆千代
- 愛ちゃんはお嫁に(1957年) - 野村愛子
- 倖せは俺等のねがい(1957年) -
- 永遠に答えず(1957年) - 悦子
- 美徳のよろめき(1957年) - 幼稚園の先生
- 九人の死刑囚(1957年) - 女の先生
- 姿なき顔役(1958年) - 房江
- 真夜中の顔(1958年) - 友子
- 名づけてサクラ(1959年) - シスターカタリナ
- 祈るひと(1959年) - 西島喜代
- 脅迫の影(1959年) - 幸子
- 山と谷と雲(1959年) - 看護婦
- 「キャンパス110番」より 学生野郎と娘たち(1960年) - 朝子
- 邪魔者は消せ(1960年) - 長塚敏子
- 闇を裂く口笛(1960年) - 幸江
- 花と娘と白い道(1961年) - 咲枝
- 大人と子供のあいの子だい(1961年) - 加代
- ママ恋人がほしいの(1961年) - 香月先生
- あいつと私(1961年) - 磯村由里子
- 上を向いて歩こう(1962年) - 黒木恵子
- 非行少女(1963年) - 児童相談所の職員
- 交換日記(1963年) - 敏子
- 川っ風野郎たち(1963年) - 秋元チカ子 役
- 丘は花ざかり(1963年) - 岩本ひさ子
- ギター抱えたひとり旅(1964年) - 八代瑞江
- チャコとケンちゃん(1969年) - チャコちゃんのお母さん
- 時計は生きていた(1973年)
- 男はつらいよ 寅次郎恋やつれ(1974年) - 絹代
- 襟裳岬(1975年) - 靖子の嫂
- 新どぶ川学級(1976年) - 有川敏子
- 野球狂の詩(1977年) - 水原愛子
- 俺は田舎のプレスリー(1978年) - 阿久津満江
- ちひろの四季(1979年) - ナレーション
- 宇宙怪獣ガメラ(1980年) - 木下圭一の母
- 人間の砂漠(1990年) - 島村絹代
- 眠る男(1996年)
- 恋は舞い降りた。(1997年) - 山本志津子
- アイ・ラヴ・ユー(1999年) - 村上悦子
- 母のいる場所(2004年) - 高井
- 不撓不屈(2006年)
- 手紙(2006年) - 緒方忠夫の母
- 釣りバカ日誌19 ようこそ!鈴木建設御一行様(2008年) - 河井悦子(波子の母)
- 果てぬ村のミナ(2012年) - 松下フミ
- 海難1890(2015年) - 宮本
- 嫌な女(2016年) - 吉崎典子
テレビドラマ
- NHK
- 日本テレビ
- TBS
- フジテレビ
- テレビ朝日
- テレビ東京
演劇
- 幽霊屋敷(1954年)
- 帰らぬ人(1956年)
- 漁船天佑丸(1957年)
- 島(1957年 - 1958年)
- 時と緋笠一家(1960年)
- 火山灰地 第二部(1961年)
- 夜明け前 第一部(1964年)
- ママの財金
アニメ
バラエティー・教養番組
CM
講演会・朗読会
- この子達の夏 1945年・ヒロシマ・ナガサキ(朗読劇、1984年 - )
- 薬物防止を考える(東大和市民会館ハミングホール、2002年9月7日)
- 愛のサウンドフェスティバル(立川市民会館、2002年9月28日)[5]
著作
- 聖母の騎士(2002年8月号、『この子たちの夏』と共に歩んで)
脚注
関連項目
外部リンク