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この項目では、広島県福山市にある西日本旅客鉄道福塩線の駅について説明しています。青森県上北郡天間林村にあった南部縦貫鉄道線の駅については「道ノ上駅」をご覧ください。 |
道上駅(みちのうええき)は、広島県福山市神辺町字道上にある西日本旅客鉄道(JR西日本)福塩線の駅である[1]。
歴史
1914年(大正3年)に両備軽便鉄道の道上停留場として開設。1920年(大正9年)に道上駅に改称し、現在に至る。
昭和40年代(1965年 - 1974年)頃まで駅南側と北側に引込線を設け、貨物積み下ろしが行われていた。
年表
駅構造
府中方面に向かって左側に単式ホーム1面1線を有する地上駅[1](停留所)。棒線駅のため、福山方面行・府中方面行双方が同一ホームを共用する。
福山駅管理の無人駅。駅舎はなく、ホーム神辺寄りにある入口から直接ホームに入る形となっている。
ホーム上の待合所内部に自動券売機が設置されている・
- 岡山地区のICOCA導入と同時期に新機種のUT50型となり、自動改札機の磁気エンコードに対応したが、当駅からのICOCA利用が出来ないため、ICカード装填ホルダーと2,000円以上の高額紙幣対応は省かれている。
- さらに2024年3月には新紙幣への対応準備として、タッチパネル式のUT70型に更新された。引き続き高額紙幣には非対応の扱いとしているが、機種自体はICカードに対応しているため、当初はICカード読み取り部をビニールテープと板で塞ぎ、看板の『ICカードチャージ』をビニールテープで隠す対応をしていた。
- その後表面のパネルを取り替えて、外観上はICカードに非対応となった。またUT70型への更新後は、無人駅でありながら入場券を発行している。
トイレはホーム内から利用可能。かつては汲み取り式の和式トイレであったが、従来の建物のまま水洗式の洋式トイレに改修されている。
ホームから見て線路を挟んで真向かいに見える民家の壁には、「国鉄旅行連絡所」の看板が剥がされずに残っている(※以前は食料品店で、券売機設置前は簡易委託販売も行っていた)。
利用状況
近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通り。
駅周辺
隣の駅
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)
- 福塩線
- 湯田村駅 - 道上駅 - 万能倉駅
脚注
出典
- ^ a b c d 『週刊 JR全駅・全車両基地』 9号 福山駅・宇部新川駅・忠海駅ほか80駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年7月28日、23頁。
- ^ a b c d 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、271頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 「日本国有鉄道公示第502号」『官報』1970年12月9日。
- ^ 「通報 ●福塩線横尾駅ほか5駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報』日本国有鉄道総裁室文書課、1970年12月9日、6面。
- ^ “国鉄道上駅と湯田村駅が無人化に”. 広報かんなべ(No.203 昭和46年3月号) (深安郡神辺町役場): p. 1. (1971年3月)
参考文献
- 道上学区まちづくり推進委員会 道上郷土史編纂委員会『道上郷土史誌 わがふるさと道上』福山市道上公民館、2019年3月25日。
関連項目
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外部リンク