『警察日記』(けいさつにっき)は、1955年(昭和30年)2月3日公開の日本映画である。日活製作・配給。監督は久松静児、主演は森繁久彌。モノクロ、スタンダード、111分。
1952年(昭和27年)に刊行された伊藤永之介の同名小説を映画化した作品で[1]、会津磐梯山麓の小さな町(劇中では横宮町という架空の土地。現在の猪苗代町大字川桁周辺であるが、ロケ地は現在の本宮市)を舞台に、警察官とその町に暮らす人々のエピソードを描く。森繁はこの作品で第10回毎日映画コンクール男優主演賞を受賞した他[1]、第29回キネマ旬報ベスト・テン第6位。
スタッフ
出演者
エピソード
- 刑事ドラマでお馴染みの取り調べ中に丼物(台本では天丼)が振舞われるというシーンが、この作品で初めて使われる、と記述されている資料もあるが、[2]映画の中では署長室で、無銭飲食の容疑の母子と置き引きの容疑の父が、取り調べ後に天丼を食べている。
- 宍戸錠の映画初出演作品であり当時の新聞広告などには「新人・宍戸錠」と記載されている。ただし撮影時に遅刻の常習犯だったため続編にはキャスティングされなかった。
続警察日記
『続警察日記』(ぞくけいさつにっき)は、1955年(昭和30年)11月16日公開の日本映画である。日活製作・配給。監督は久松静児。モノクロ、スタンダード、119分。
スタッフ
- 監督:久松静児
- 製作:坂上静翁
- 原作:伊藤永之介
- 脚本:井手俊郎
- 撮影:姫田真佐久
- 照明:岩木保夫
- 録音:中村敏夫
- 美術:木村威夫
- 音楽:伊福部昭
- 編集:近藤光雄
出演者
脚注
外部リンク