神楽坂駅(かぐらざかえき)は、東京都新宿区矢来町にある、東京地下鉄(東京メトロ)東西線の駅である。駅番号はT 05。
地下駅であるが、幅員の狭い道路の下に建設されたため、単式ホーム1面1線の2層構造となっている。出入口はそれぞれのホームの端部にある。進行方向に向かって、1番線(地下3階)は左側、2番線(地下2階)は右側のドアが開く。
改札内のエスカレーターは1番線ホームと神楽坂方面改札口を連絡する上り専用のみ設置され、エレベーターは神楽坂方面改札口に設置されている。改札外のエスカレーター(上り・下り)とエレベーターは神楽坂方面改札口から1b番出口にかけて設置されている。
2010年5月31日、飯田橋寄りにある神楽坂方面改札口内の地下1階コンコース部にオストメイト、ベビーベッドつき多機能トイレが設置された。
(出典:東京メトロ:構内図)
2015年5月26日から向谷実作曲の発車メロディ(発車サイン音)を使用している。
曲は1番線が「A Day in the METRO」、2番線が「Beyond the Metropolis」である(詳細は東京メトロ東西線#発車メロディを参照)。
2023年度の1日平均乗降人員は38,583人であり[メトロ 1]、東京メトロ全130駅中93位。
近年の1日平均乗降・乗車人員推移は下表のとおり。
駅前は閑静な住宅街で、神楽坂方面出口からJR飯田橋駅にかけては商店街となっている。坂としての「神楽坂」や明治以来の繁華街はJR飯田橋駅の方が近い。当駅ができたことで神楽坂と呼ばれるエリアが広がった。2000年代以降は雑誌などに取り上げられる店やスポットが多く、休日は各地方から訪れる人達で賑わっている。また、高層マンションなどの開発も進み、昔ながらの街並は変貌している。
駅そばにある赤城神社の大祭が有名で、規模もそれなりに大きい。周辺地区からの神輿で賑わう。
なお、当駅付近は一般路線バス(コミュニティバスを含む)が運行されておらず、最寄りでも牛込神楽坂駅または江戸川橋駅付近まで移動する必要がある。