石川 慧亮(いしかわ けいすけ、2002年5月1日 - )は、東京都板橋区出身のプロ野球選手(外野手)。右投右打。栃木ゴールデンブレーブス所属。
兄は中日ドラゴンズ投手の石川翔[1]。
経歴
プロ入り前
板橋区立北野小学校1年時に梶山レッドスターズで野球を始め、板橋区立赤塚第一中学校時代は志村ボーイズに所属し、主に投手兼中堅手としてプレーした[1]。
高校は兄である翔と同じ青藍泰斗高等学校へ進学。1年時の春からベンチ入りし、2年時秋の栃木県大会では優勝を経験。3年時8月に開催されたプロ志望高校生合同練習会では、木製バットを使用し、フリー打撃で2本の柵越えを記録した[1]。
2020年のNPBドラフトでは指名漏れを経験するも、早期のNPB入りを目指すためBCリーグのトライアウトを受け栃木ゴールデンブレーブスの特別合格選手となり、練習生として仮契約を結んだ[2]。翌年3月22日には、選手契約を結んだ[3]。
BCリーグ・栃木時代
2021年は、左膝靱帯損傷で2か月間離脱しながらも、公式戦34試合に出場し打率.311・3本塁打・24打点を記録した。
2022年は9本塁打を記録し、地区最多本塁打のタイトルを獲得した[4]。秋には日本独立リーグ野球機構選抜メンバーとしてみやざきフェニックス・リーグに参加。10月16日の対中日ドラゴンズ戦では同球団二軍監督・片岡篤史の計らいで、育成選手として所属する兄・翔との対戦が実現。初球で遊直に打ち取られた[5]。
2023年1月16日、背番号が前年までの33番から3番に変更されることが発表された[6]。この年は公式戦62試合に出場、打率.308・7本塁打・54打点を記録し、6月の月間MVPを受賞[7]。地区最多打点のタイトルを獲得し[8]、リーグのベストナイン(三塁手)にも選出された[9]。
選手としての特徴・人物
高校通算22本塁打を放った右の強打者で、自身も「思い切りの良さと、スイングスピードの速さが自分の持ち味」と自らを評している[1]。
幼少期から生き物が好きで、栃木入団後は一人暮らしの寂しさもあり、熱帯魚を飼っている[1]。
詳細情報
独立リーグでの打撃成績
年
度 |
球
団 |
試
合 |
打
席 |
打
数 |
得
点 |
安
打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁
打 |
打
点 |
盗
塁 |
盗 塁 死 |
犠
打 |
犠
飛 |
四
球 |
敬
遠 |
死
球 |
三
振 |
併 殺 打 |
打
率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S
|
2021
|
栃木
|
34 |
150 |
135 |
18 |
42 |
5 |
1 |
3 |
58 |
24 |
3 |
1 |
0 |
2 |
10 |
- |
3 |
18 |
8 |
.311 |
.367 |
.430 |
.797
|
2022
|
62 |
269 |
235 |
43 |
66 |
9 |
0 |
9 |
102 |
41 |
5 |
3 |
0 |
2 |
26 |
- |
6 |
27 |
7 |
.281 |
.364 |
.434 |
.798
|
2023
|
62 |
276 |
240 |
38 |
74 |
13 |
1 |
7 |
110 |
54 |
6 |
0 |
0 |
3 |
24 |
- |
9 |
29 |
4 |
.308 |
.388 |
.458 |
.846
|
通算:3年
|
158 |
695 |
610 |
99 |
182 |
27 |
2 |
19 |
270 |
119 |
14 |
4 |
0 |
7 |
60 |
- |
18 |
69 |
19 |
.298 |
.374 |
.443 |
.817
|
- 2023年度シーズン終了時
- 各年度の太字はリーグ最高
独立リーグでのタイトル・表彰
- タイトル
- 最多本塁打(南地区):1回(2022年)
- 最多打点(南地区):1回(2023年)
- 表彰
- 月刊MVP:1回(2023年6月・南地区野手部門[7])
- ベストナイン:1回(三塁手部門:2023年[9])
背番号
- 33(2021年 - 2022年)
- 3(2023年 - )
脚注
関連項目
外部リンク