浅野駅(あさのえき)は、神奈川県横浜市鶴見区末広町二丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)鶴見線の駅である。JRの特定都区市内制度における「横浜市内」の駅。駅番号はJI 05。
鶴見駅と扇町駅を結ぶ本線から、海芝浦駅方面へ向かう支線(海芝浦支線)が当駅で分岐する。
鶴見臨港鉄道の設立者で、浅野財閥創設者でもある浅野総一郎に因んで名付けられた。
扇町駅方面と海芝浦駅方面の線路が駅の手前で分岐している。扇町駅方面は島式ホーム1面2線、海芝浦駅方面は相対式ホーム2面2線の地上駅。鶴見行列車は、扇町方面発列車と海芝浦発列車で発車番線が異なるので注意が必要である。扇町方面のホームはそれ程広くないが、海芝浦方面ホーム、特に下りホームは非常に広い。弁天橋寄りには本線に隣接して非電化の側線があり、不定期に運行される新芝浦(東芝エネルギーシステムズ京浜事業所)発着の貨物列車がここで機回し作業を行う。
両線のホームの間に駅舎がある。この駅舎にはJR東日本労働組合横浜地方本部が入居している[6]が、JR東日本としては他の鶴見線の殆どの駅と同様無人駅である。簡易Suica改札機設置駅。駅舎は3番線に繋がっている。ホーム間は全て構内踏切で繋がっている。便所は駅舎に設置されており、男女別で浄化槽による水洗式である。
国鉄時代には3番線ホームに鳥小屋が設けられていた。また周辺の工場勤務者の退勤時刻頃に合わせて短時間営業する売店が改札外に設置されていたが、1990年頃に廃止されている。
(出典:JR東日本:駅構内図)
2008年度の1日平均乗車人員は894人である。鶴見線本線では昭和駅、扇町駅に次いで3番目に利用客が少ない。
無人駅のため、2009年度以降の乗車人員は公表していない。
近年の1日平均乗車人員推移は下記の通り。