新芝浦駅(しんしばうらえき)は、神奈川県横浜市鶴見区末広町二丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)鶴見線(海芝浦支線)の駅である。駅番号はJI 51。
芝浦製作所(現・東芝)の最寄り駅として開設されたことによるもの。駅名に「新」が付いたのは、東京に芝浦駅(貨物駅・現在は廃止)があったためである。
相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、西側ホームに上り列車(浅野方面)が、東側ホームに下り列車(海芝浦方面)が発着する。2つのホームにはそれぞれ上屋があり、駅舎は西側のホームの海芝浦方にある。
東側ホームは運河に面し、駅舎へ海芝浦方端から構内踏切が伸びている。西側ホームと駅舎との間は数段の階段で結ばれている。
駅舎は木造一階建てである。中央部に簡易Suica改札機と集札箱が置かれている。かつては駅舎の中にキヨスクがあったが後に撤去された。トイレは設置されていないが、かつては駅舎横の海芝浦方に男女共用水洗式トイレが設置されていた。無人駅である。
当駅から海芝浦方面へは単線になっている。一見複線に見えるが、海芝浦駅に向かって右手の線路は東芝エネルギーシステムズ京浜事業所の専用線へと繋がる授受線である。
JRの特定都区市内制度における「横浜市内」の駅である。
(出典:JR東日本:駅構内図)
当駅では、臨時車扱貨物を取り扱っている。定期貨物列車の発着は無いが、海芝浦駅方面に向けて東芝エネルギーシステムズ京浜事業所へ続く専用線が存在し、工場で生産された、あるいは工場に入荷する変圧器等の大型機器を輸送するために、特大貨物輸送列車(大物車を使用)が発着することがある。
ホームから海芝浦駅に向かって左手の線路が海芝浦支線の本線、その右手にある線路が東芝京浜事業所専用線に繋がる授受線である。授受線から専用線構内の入換は東芝が所有するスイッチャーが行う。
2008年度の1日平均乗車人員は362人である。鶴見線全線では最も利用客が少ない。
無人駅のため、2009年度以降の乗車人員は公表していない。
近年の1日平均乗車人員推移は以下の通り。
近年の年間発着トン数は下記の通り。
横浜市鶴見区の埋立地にある駅で、周囲は工業地帯となっている。当駅のすぐ南には東芝エネルギーシステムズ京浜事業所の入口があり、それより南側は事業所敷地である。隣の海芝浦駅は従業員専用の通用口のみとなっているため、京浜事業所への来訪者はこの駅で下車し、正門から入ることになっている。
当駅前までは道路が通じており(公道ではない)、徒歩で浅野駅方面へ連絡することも可能である。
また、川崎鶴見臨港バスの「東芝京浜」停留所にて、川崎駅方面の路線バスが発着しているが、平日1日1本の運行のみとなっている。
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