地図
江門市(こうもん/ジアンメン-し、簡体字: 江门、拼音: Jiāngmén)は、中華人民共和国広東省に位置する地級市。
広東省の中南部に位置し、粤港澳大湾区の一部を成す。珠海市、中山市、仏山市、雲浮市、陽江市に接する。
歴史
江門は元明代は新会県の管轄とされ、嶺南における商業の中心地として栄えていた。1904年に江門関が設置され広東八大関の一つに数えられた。中華民国時代になると1925年に省轄市とされたが、1931年に市制が廃止され再び新会県の管轄となった。中華人民共和国成立後の1951年1月12日、江門は再度省轄市に昇格し、広東省中央部の中心地として肇慶専区、仏山専区を管轄した。1983年の地方行政改革の際に省轄地級市となり現在に至っている。
行政
3市轄区・4県級市を管轄する。この行政範囲を四邑または五邑とも称される。
年表
この節の出典[1][2]
粤中専区
- 1949年10月1日 - 中華人民共和国広東省粤中専区が成立。台山県・新会県・開平県・恩平県・鶴山県・高明県・陽春県・陽江県・赤渓県が発足。(9県)
- 1949年11月 - 新会県の一部が分立し、江門市が発足。(1市9県)
- 1950年1月12日 - 江門市が地級市の江門市に昇格。(9県)
- 1950年6月 - 開平県・台山県の各一部が合併し、三埠鎮が発足。(9県1鎮)
- 1951年10月 (9県1鎮)
- 恩平県の一部(松和郷)が開平県に編入。
- 開平県の一部(鶴洲郷)が恩平県に編入。
- 西江専区雲浮県の一部が陽春県に編入。
- 1952年11月
- 台山県・赤渓県・陽春県・陽江県・恩平県・開平県が粤西行政区に編入。
- 新会県・鶴山県・高明県・三埠鎮が粤中行政区に編入。
江門市(第1次)
- 1950年1月12日 - 粤中専区江門市が地級市の江門市に昇格。(1市)
- 1956年1月4日 - 江門市が仏山専区に編入。
粤中行政区
- 1952年11月 - 西江専区が行政区に移行し、粤中行政区となる。(25県1鎮)
- 1953年4月20日 (25県1鎮)
- 1953年5月 - 三埠鎮が粤西行政区開平県に編入。(25県)
- 1953年5月29日 - 番禺県の一部が広州市黄埔区に編入。(25県)
- 1953年6月24日 - 番禺県の一部が広州市黄埔区に編入。(25県)
- 1953年7月1日 - 中山県の一部が分立し、地級市の石岐市となる。(25県)
- 1956年1月4日
江門専区
- 1959年3月31日 - 高要専区が江門専区に改称。(1市10県)
- 1961年10月5日 (2市15県)
- 1961年10月7日 - 江門専区が肇慶専区に改称。
江門市(第2次)
- 1966年 - 仏山専区江門市が地級市の江門市に昇格。(1市)
- 1970年 - 江門市が仏山地区に編入。
江門市(第3次)
- 1975年11月22日 - 仏山地区江門市が地級市の江門市に昇格。(1市)
- 1983年12月22日 - 仏山地区開平県・台山県・恩平県・新会県・鶴山県、湛江地区陽江県・陽春県を編入。(1市7県)
- 1984年7月 - 城区・郊区を設置。(2区7県)
- 1988年1月7日 (2区5県)
- 陽江県が市制施行し、地級市の陽江市に昇格。
- 陽春県が陽江市に編入。
- 1992年4月17日 - 台山県が市制施行し、台山市となる。(2区1市4県)
- 1992年10月8日 - 新会県が市制施行し、新会市となる。(2区2市3県)
- 1993年1月5日 - 開平県が市制施行し、開平市となる。(2区3市2県)
- 1993年11月8日 - 鶴山県が市制施行し、鶴山市となる。(2区4市1県)
- 1994年2月28日 - 恩平県が市制施行し、恩平市となる。(2区5市)
- 1994年8月10日 (2区5市)
- 2002年6月22日 (3区4市)
- 新会市の一部が分立し、新会区が発足。
- 新会市の残部が蓬江区に編入。
交通
鉄道
道路
観光
姉妹都市
脚注
外部リンク
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注:大鵬新区と深汕特別合作区は民政部によって承認された正式な行政区画でなく、深圳の市管轄の経済管理区である。 |