根室郡(ねむろぐん)は、北海道(根室国)根室支庁にあった郡。
1879年(明治12年)に行政区画として発足した当時の郡域は、以下の区域にあたる。
戦国時代から江戸時代にかけて、蝦夷(アイヌ)の人々によってチャシ群が築かれている。
江戸時代の根室郡域は、松前藩によって開かれたネモロ場所に含まれた。江戸時代後期、根室郡域は東蝦夷地に属していた。南下政策を強力に進めるロシアの脅威に備え1799年(寛政11年)根室郡域は天領とされた。1806年(文化3年)高田屋嘉兵衛によって金刀比羅神社が創建されている。また、市杵島神社も文化年間に高田屋嘉兵衛により創祀された。1821年(文政4年)に根室郡域は一旦松前藩領に復したものの、1855年(安政2年)再び天領となり仙台藩が根室に出張陣屋を築城し警固をおこない、安政6年の6藩分領以降は仙台藩領であった。 戊辰戦争(箱館戦争)終結直後の1869年、大宝律令の国郡里制を踏襲して根室郡が置かれた。
特記なき場合『根室・千島歴史人名事典』による[1]。
花咲郡 | 根室郡 | 野付郡 | 標津郡 | 目梨郡