『外套経』[1](がいとうきょう、巴: Bāhitika-sutta, バーヒティカ・スッタ)とは、パーリ仏典経蔵中部に収録されている第88経。『外衣経』(がいいきょう)[2]、『鞞訶提経』(びかだいきょう)[3]とも。
類似の伝統漢訳経典としては、『中阿含経』(大正蔵26)の第214経「鞞訶提経」がある。
アーナンダが、コーサラ国のパセーナディ王に仏法を説く。
構成
登場人物
場面設定
ある時、釈迦は、コーサラ国サーヴァッティー(舎衛城)のアナータピンディカ園(祇園精舎)に滞在していた。
アーナンダが托鉢に向かうと、それをコーサラ国王パセーナディが見つけ、三業(身口意)の善悪について尋ねてきた。
アーナンダがそれに答えると、王は歓喜し、外套を布施する。アーナンダはそれを釈迦に報告し、釈迦は歓喜する。
日本語訳
- 『南伝大蔵経・経蔵・中部経典3』(第11巻上) 大蔵出版
- 『パーリ仏典 中部(マッジマニカーヤ)中分五十経篇II』 片山一良訳 大蔵出版
- 『原始仏典 中部経典3』(第6巻) 中村元監修 春秋社
脚注・出典
- ^ 『原始仏典』中村
- ^ 『パーリ仏典』片山
- ^ 『南伝大蔵経』
関連項目
外部リンク