北千歳駐屯地(きたちとせちゅうとんち、JGSDF Camp Kita-Chitose)は、北海道千歳市北信濃724番地に所在し、第1特科団等が駐屯する陸上自衛隊の駐屯地である。
概要
駐屯地司令は、第1特科団長が兼ねる。最寄の演習場は、北海道大演習場(恵庭・千歳地区)。
1952年(昭和27年)12月に保安隊の千歳駐屯地として開設。1954年(昭和29年)7月に陸上自衛隊発足により陸上自衛隊千歳駐屯地となる。1954年(昭和29年)8月に東千歳駐屯地が開設されたため北千歳駐屯地に改称された。
地元千歳市民からの呼び名は「北部隊」。
沿革
保安隊千歳駐屯地
- 1952年(昭和27年)
- 戦後入植地を買収し、千歳駐屯地(29.1ha)を開設[1][2]。
- 保安隊千歳臨時部隊が駐屯[3]。
- 1953年(昭和28年)5月:保安隊千歳臨時部隊を保安隊千歳駐屯部隊に改編。
陸上自衛隊千歳駐屯地
陸上自衛隊北千歳駐屯地
- 1954年(昭和29年)
- 北千歳駐屯地に改称[7]。
- 第18普通科連隊本部及び本部中隊が編成完結。
- 8月29日:第1普通科連隊第3大隊が福島駐屯地から移駐し、第18普通科連隊に編入。
- 9月25日:第5特科連隊が編成完結。
- 10月30日:
- 第18普通科連隊が真駒内駐屯地に移駐。
- 第5特科連隊が東千歳駐屯地に移駐。
- 1962年(昭和37年)1月18日:
- 第1特科団本部が東千歳駐屯地より移駐。
- 第1特科団航空隊(北千歳駐屯地)が廃止・改編され、第11飛行隊として丘珠分屯地で新編。北部方面飛行隊隷下に編入。
- 北部方面後方支援隊隷下部隊として第101特科直接支援大隊(第1特科団を支援)を新編。
- 第7後方支援連隊第2整備大隊第1戦車直接支援中隊(第71戦車連隊を支援)を新編。
- 第1高射特科群第302高射中隊が東千歳駐屯地に移駐[9]。
- 第1地対艦ミサイル連隊隷下に第306地対艦ミサイル中隊を新編[10]。
駐屯部隊
北部方面隊隷下部隊
防衛大臣直轄部隊
共同の機関
最寄の幹線交通
脚注
- ^ 千歳市と基地(平成21年度版)
- ^ “保安庁法施行令の一部を改正する政令(昭和27年12月1日政令第472号)”. 国立公文書館デジタルアーカイブ. 2017年2月14日閲覧。
- ^ http://www.city.chitose.hokkaido.jp/index.cfm/84,6763,130,296,html
- ^ 朝雲新聞社編集局 編『波乱の半世紀 陸上自衛隊の50年』朝雲新聞社、2000年9月15日、250頁。ISBN 978-4750980157。
- ^ 自衛隊法施行令(昭和29年政令第179号)
- ^ 自衛隊法施行令(昭和29年6月30日政令第179号)
- ^ 自衛隊法施行令の一部を改正する政令(昭和29年8月9日政令第235号)
- ^ 北海道新聞2018年12月26日の記事
- ^ 陸上自衛隊 北千歳駐屯地 【公式】 [@kitachitose_STA] (2024年4月1日). "第1高射特科群第302高射中隊は、令和6年3月21日をもって東千歳駐屯地に移駐となりました。". X(旧Twitter)より2024年4月1日閲覧。
- ^ 陸自北千歳駐屯地 「第306地対艦ミサイル中隊」が新設2024年3月21日、産経新聞。2024年3月23日閲覧。
- ^ 防衛省人事発令(1佐職:令和2年3月26日)
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