第5旅団(だいごりょだん、JGSDF 5th Brigade)は、陸上自衛隊の旅団のひとつ。北部方面隊直轄にあり、旅団司令部を帯広市の帯広駐屯地に置く。
概要
1個即応機動連隊、2個普通科連隊(軽)基幹であり、機動旅団に分類される。5個の駐屯地(帯広駐屯地、美幌駐屯地、釧路駐屯地、鹿追駐屯地、別海駐屯地)に分かれて配置され、北海道道東の防衛警備、災害派遣を任務とするほか、民生協力及び国際貢献活動を行っている。
沿革
- 第4普通科連隊第4普通科中隊を北部方面混成団隷下の第52普通科連隊第3普通科中隊に改編。
- 第6普通科連隊の第4普通科中隊を廃止。
- 第27普通科連隊の第4普通科中隊を廃止。
- 第5戦車隊を大隊編成に縮小改編。
- 第5施設中隊を隊編成へ改編。
- 第5通信中隊を隊編成へ改編。
- 第5対舟艇対戦車中隊を廃止(人員の一部と装備を後身の第2対舟艇対戦車中隊へ異動)。
- 第5化学防護小隊が司令部付隊に隷属のまま、第5化学防護隊へ改称。
- 2013年(平成25年)3月26日:第5化学防護隊が司令部付隊より独立新編[1]。
- 2020年頃の主要編成
- 第4・第6・第27普通科連隊、第5特科隊、第5高射特科中隊、第5戦車大隊
編成・駐屯地
司令部
主要幹部
歴代の第5旅団長
(陸将補)
代 |
氏名 |
在職期間 |
出身校・期 |
前職 |
後職
|
01 |
井岡久 |
2004年03月29日 - 2006年03月27日 |
防大17期 |
陸上自衛隊富士学校普通科部長 |
退職 →2006年5月23日 逝去[6]
|
02 |
姉崎泰司 |
2006年03月27日 - 2007年03月27日 |
防大19期 |
第5施設団長 兼 小郡駐屯地司令 |
第11師団長(末代) (陸将昇任)
|
03 |
寺﨑芳治 |
2007年03月28日 - 2008年11月30日 |
防大20期 |
陸上幕僚監部監理部長 |
陸上自衛隊関東補給処長 兼 霞ヶ浦駐屯地司令 (陸将昇任)
|
04 |
市田信行[7] |
2008年12月01日 - 2010年07月25日 |
防大21期 |
陸上幕僚監部装備部副部長 |
技術研究本部技術開発官 (陸上担当)(陸将昇任)
|
05 |
田口義則 |
2010年07月26日 - 2012年07月25日 |
東京学芸大学 昭和56年卒[8] |
防衛監察本部監察官 |
第9師団長 (陸将昇任)
|
06 |
深津孔 |
2012年07月26日 - 2014年08月04日 |
防大26期 |
陸上幕僚監部監察官 |
第4師団長 (陸将昇任)
|
07 |
德田秀久 |
2014年08月05日 - 2015年12月21日 |
防大27期 |
陸上自衛隊富士学校副校長 |
陸上自衛隊富士学校長 兼 富士駐屯地司令 (陸将昇任)
|
08 |
正木幸夫 |
2015年12月22日 - 2017年08月01日 |
東京大学 昭和59年卒[9] |
北部方面総監部幕僚長 兼 札幌駐屯地司令 |
退職
|
09 |
堀井泰蔵 |
2017年08月01日 - 2019年08月22日 |
二松学舎大学 昭和62年卒[10] |
中部方面総監部幕僚副長 |
第8師団長 (陸将昇任)
|
10 |
小瀬幹雄 |
2019年08月23日 - 2020年08月24日 |
東京大学 昭和61年卒[11] |
西部方面総監部幕僚長 兼 健軍駐屯地司令 |
陸上自衛隊関東補給処長 兼 霞ヶ浦駐屯地司令 (陸将昇任)
|
11 |
廣惠次郎 |
2020年08月25日 - 2021年12月21日 |
防大33期 |
陸上幕僚監部 指揮通信システム・情報部長 |
陸上自衛隊教育訓練研究本部長 兼 目黒駐屯地司令 (陸将昇任)
|
12 |
鳥海誠司 |
2021年12月22日 - 2024年08月01日 |
防大34期 |
統合幕僚監部総務部長 |
第1師団長 (陸将昇任)
|
13 |
岸良知樹 |
2024年08月02日 - |
防大38期 |
陸上幕僚監部監理部長 |
|
警備地区
廃止(改編)部隊
- 第5戦車隊「5戦」(鹿追駐屯地):2011年(平成23年)4月21日 廃止。第5戦車大隊へ改編。
- 第5対舟艇対戦車中隊「5対戦」(帯広駐屯地):2011年(平成23年)4月21日 廃止。所属人員の一部と装備を再編成した第2対舟艇対戦車中隊に転用。
- 第5施設中隊「5施」(帯広駐屯地):2011年(平成23年)4月21日 廃止。第5施設隊へ改編。
- 第5通信中隊「5通」(帯広駐屯地):2011年(平成23年)4月21日 廃止。第5通信隊へ改編。
- 第5化学防護小隊「5旅-付」(帯広駐屯地):2011年(平成23年)4月22日 司令部付隊に隷属のまま、第5化学防護隊へ改編。
- 第6普通科連隊「6普」(美幌駐屯地):2023年(令和5年)3月15日 廃止。第6即応機動連隊に改編
- 第5戦車大隊「5戦」(鹿追駐屯地):2023年(令和5年)3月15日 廃止。第5戦車隊に改編
脚注
- ^ a b 第5旅団広報紙
- ^ ひがし北海道だより 令和5年4月号第5旅団、2023年4月9日閲覧
- ^ “陸自第5旅団「機動旅団」改編 帯広に第5情報隊新設(十勝毎日新聞)”. 十勝毎日新聞電子版. 十勝毎日新聞社. 2023年3月20日閲覧。 “16日、第6普通科連隊(美幌駐屯地)を「第6即応機動連隊」へと改編することを発表した。”
- ^ a b c d 「帯広・第5旅団、機動旅団に 南西諸島にも展開可能に 有事に備え改編」『北海道新聞』2023年3月22日。2023年3月24日閲覧。
- ^ 第5戦車隊第5旅団ホームページ内。2023年3月24日閲覧
- ^ 井岡久氏死去、元陸将補(47NEWS)
- ^ 工学博士(東京工業大学大学院)
- ^ 昭和56年入隊、65期幹候・防大25期相当
- ^ 昭和59年入隊、65期幹候・防大28期相当
- ^ 昭和63年入隊、69期幹候・防大32期相当
- ^ 昭和61年入隊、67期幹候・防大30期相当
- ^ “令和5年度北海道地域防災計画 第5章災害応急対策計画”. 北海道. pp. 120-124. 2024年3月14日閲覧。
- ^ “令和5年度北海道地域防災計画 第5章災害応急対策計画”. 北海道. pp. 120-124. 2024年3月14日閲覧。
- ^ “令和5年度北海道地域防災計画 第5章災害応急対策計画”. 北海道. pp. 120-124. 2024年3月14日閲覧。
- ^ “令和5年度北海道地域防災計画 第5章災害応急対策計画”. 北海道. pp. 120-124. 2024年3月14日閲覧。
出典
外部リンク
陸上自衛隊 Japan Ground Self-Defense Force |
---|
幕僚機関 | |
---|
主要部隊 |
|
---|
主要機関 | |
---|
職種 | |
---|
歴史・伝統 |
|
---|
一覧 | |
---|
|