中央大通(ちゅうおうおおどおり)は、大阪府大阪市のほぼ中央を東西に通る大阪市道築港深江線(Google マップ)の通称。一般的には接続する国道308号の一部区間も含まれ、東大阪市においても中央大通と呼ばれることが多い。
ほとんどの区間において道路の中央を阪神高速16号大阪港線・13号東大阪線が通り、その下を地下鉄中央線・近鉄けいはんな線が通っている。大阪市都心部の船場においては阪神高速および高架道路下が船場センタービルとなっている。
戦災復興都市計画によって、1962年(昭和37年)から1970年(昭和45年)にかけて新設された都市計画道路。ただし、戦災復興事業の対象外とされた船場および上町では、万博関連事業として整備された。正式名称は築港枚岡線(大阪市部は大阪市道築港深江線)。幅員は最大80m、車線数は最大14。
都心部では大規模な立ち退きが必要となり、船場では唐物町南部・北久太郎町北部、上町では農人橋詰町北部・両替町南部・農人橋北部が道路用地となった。これらの移転先として船場センタービルが建設され、同時に船場中央の住居表示が実施された。なお、現在では唐物町北部は南本町に編入、北久太郎町南部は南久太郎町と統合されて久太郎町に改称、両替町北部は常盤町に編入、農人橋詰町・両替町南部は農人橋に編入されている。
渋滞緩和のため、船場では御堂筋や堺筋を跨ぐ高架道路が西本町交差点(四つ橋筋) - 農人橋交差点(松屋町筋)間に、上町では谷町筋を跨ぐ高架道路が農人橋交差点 - 法円坂交差点(上町筋)間にそれぞれ設置されている他、今里筋を跨ぐ緑橋高架橋と大阪内環状線を跨ぐ深江橋高架橋も設置されている。また、船場センタービルがある区間は東行きと西行きで交差点名が異なっている。
阿波座1交差点(なにわ筋)以西は歩道が広めに作られている。また、弁天町駅前交差点(国道43号)以西、朝潮橋までの約1.9kmは歩道と分離された道路交通法第2条第1項第3号の3の規定による自転車道が設置されている。
西端付近の朝潮橋交差点で国道172号(みなと通)と合流する(西端の八幡屋交差点まで重複)。その先は大阪港(築港)を経て、南港方面へ至る大阪港咲洲トンネルに通じている。
東端の統一された認識は定まっていない。考えられるのは、
の3つであるが、一般的には国道170号旧道付近までを中央大通と呼ぶことが多い。深江橋交差点の200m東には案内標識(道路の通称名、119-B)が設置されているが、以東の案内標識は国道308号のみが表示されている。ちなみに、千日前通の東端は大阪内環状線との交点である新深江交差点、勝山通の東端は大阪市と東大阪市との境界である。
併走する地下鉄中央線・近鉄けいはんな線は、阿波座駅の西側を境に、西側では道路中央部の高架を、東側では地下を通る。さらに、荒本駅の東側を境に、東側では再び道路中央部の高架となる。
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2005年度(大阪国道事務所 道の資料室より)平日24時間交通量(台)
大阪市内のみならず、大阪府内でも有数の幹線道路であるため、渋滞が多い。
特に渋滞の激しい場所(※大阪市外の区間についても挙げる)
第二阪奈有料道路 - 大宮道路
中央大通 - 暗越奈良街道
暗峠