パトリック・ボーウェン・シュルツ(Patrick Bowen Schultz, 1985年9月25日 - )は、アメリカ合衆国・テキサス州ダラス出身の元プロ野球選手(投手)。右投右打。
経歴
プロ入りとアスレチックス傘下時代
2008年にオークランド・アスレチックスと契約。契約後、傘下のルーキー級アリゾナリーグ・アスレチックスでプロデビュー。14試合(先発7試合)に登板して4勝3敗・防御率5.24・30奪三振の成績を残した。
2009年はA-級バンクーバー・カナディアンズでプレーし、26試合に登板して2勝3敗・防御率2.66・48奪三振の成績を残した。
2010年はA級ケーンカウンティ・クーガーズでプレーし、41試合に登板して6勝1敗・防御率2.87・65奪三振の成績を残した。
2011年はA+級ストックトン・ポーツでプレーしたが、7試合に登板して0勝0敗1セーブ・防御率14.85・4奪三振と結果を残せず、4月27日に解雇された。
独立リーグ時代
2011年シーズン途中に独立リーグであるアメリカン・アソシエーションのグランドプレーリー・エアーホッグス(英語版)に入団。37試合(先発4試合)に登板して4勝3敗1セーブ・防御率4.12・54奪三振の成績を残した。
ダイヤモンドバックス時代
2012年3月8日にアリゾナ・ダイヤモンドバックスとマイナー契約を結んだ。まず傘下のA+級バイセイリア・ローハイドでプレーし、29試合に登板して4勝2敗11セーブ・防御率4.50・36奪三振の成績を残した。7月にAA級モービル・ベイベアーズへ昇格。17試合に登板して2勝3敗・防御率2.11・13奪三振の成績を残した。
2013年はAA級モービルとAAA級リノ・エーシズでプレー。AAA級リノでは17試合に登板して0勝2敗・防御率5.49・23奪三振の成績を残した。オフの11月20日に40人枠入りを果たした[1]。
2014年は開幕ロースター入りし[2]、3月23日にオーストラリアのシドニー・クリケット・グラウンドで行われたロサンゼルス・ドジャース戦でメジャーデビュー。8回から登板し、1回を投げ無安打無失点に抑えた[3]。この年メジャーでは4試合に登板して0勝1敗・防御率7.88・5奪三振の成績を残した。
ブルージェイズ時代
2014年10月8日にウェイバー公示を経てトロント・ブルージェイズへ移籍した[4]。
2015年は全てリリーフ登板で31試合に投げた。メジャー初勝利はまたしてもお預けだったものの、防御率3.56を記録した。
2016年は出番が減り、16試合にリリーフ登板した。投球内容も前年より悪化し、防御率5.51、16.1イニングで被本塁打は3本だった。
2017年3月29日、トミー・ジョン手術を受けるため今季の残りシーズンは全休の見込みと報道された[5]。この年はメジャー及びマイナーでの登板は無く、オフの11月1日に40人枠を外れる形で傘下のAAA級バッファロー・バイソンズへ配属された[6]後、7日にFAとなった[7]。
パイレーツ傘下時代
2018年1月5日にピッツバーグ・パイレーツとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[8]。11月2日にFAとなった[8]。
オリオールズ傘下時代
2019年1月11日にボルチモア・オリオールズとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになったが[8]、シーズン開幕前の3月20日にリリースされた[8]。以降はいずれの球団とも契約はなく、この年限りで現役を引退した。
詳細情報
年度別投手成績
背番号
- 58(2014年)
- 47(2015年 - 2016年)
脚注
関連項目
外部リンク