Honda monkey Z50
モンキー (MONKEY )は、本田技研工業 が1967年 から製造・販売している、横型の単気筒エンジン を搭載する極めて小型・軽量であることが特徴のオートバイである。
本項ではゴリラ(GORILLA)などの派生車種 についても解説を行う。
概要
50ccモデルに搭載されるエンジンは、本来スーパーカブ シリーズ用に開発された内径×行程:39.0×41.4(mm)・排気量49㏄の前傾80°シリンダー 空冷 4ストローク 単気筒エンジン である[注 1] 。
販売歴はスーパーカブに次ぐロングセラー であり、過去のモデルなどで発売された車体色バリエーション[注 2] も日本のオートバイで最も多く、数多くの台数限定特別モデルも販売された(詳細は後述)。2017年には50ccモデルは排出ガス規制に対応せず生産終了となったが、2018年に125ccモデルが発売された。
構造が非常にシンプルで、比較的簡単に分解・組立てが出来るので、エンジンのチューニング や改造 が楽しまれている。多くのメーカーが数多くのパーツを製造・販売し、ドレスアップなどの外装パーツも多い。日本国外のメーカーによるコピーモデルも流通している。
派生車種も含めると4MINI[注 3] とも呼ばれる。
歴史
開発の経緯、名称の由来
Honda Monkey Z100(ホンダコレクションホール 所蔵車)
初代モンキー(モンキーの原型)は、本田技研工業が経営していた遊園地「多摩テック 」の遊具 として開発された[1] [2] 。スーパーカブからOHV50ccエンジンを流用し、赤いフレームに5インチのホイールをリジッド構造でとりつけた車体で、「小さくてかわいい」という現在まで続くモンキーのデザインコンセプトを決定づけた[1] 。これが1961年 (昭和 36年)の第8回日本自動車ショウ [注釈 1] でレジャーバイクZ100 として公表された。
1963年 (昭和38年)にはモデルチェンジ版で公道 走行に対応させたCZ100 を開発し、翌1964年 から海外への輸出 販売を開始し[3] 、これが好評だったことから日本国内向け仕様の開発が行われ、1967年 の日本国内販売開始にあたって車名をモンキー とした。(なお名称の由来については「運転している人間の姿がサルに似ているから」とする説のほか、「遊具としてのZ100を所有していた多摩テックの近隣にある野猿街道 (東京都道160号下柚木八王子線 )でテスト走行も行ったから」とする説もある。派生車の名称ゴリラ もやはりサル目 ・類人猿 から採られることになった。)
2017年の125ccモデルの参考出品および販売
2017年の第45回東京モーターショー に125㏄エンジンを搭載するコンセプトモデル のモンキー125 を参考出品し[4] 、2018年4月23日付のプレスリリース において、同年7月12日に発売すると発表した[5] 。
モデル一覧
※本項ではモンキーについては通常モデルと限定モデルをわけて、派生車種は日本国内向け仕様について解説を行う。
MONKEY
Z50M型
Z50M型
1967年(昭和42年)3月に日本国内向け最初のモデルとして発売[3] 。
CZ100の車体を流用し、サスペンション を装備しないリジッドフレーム に幅4インチ 径5インチのタイヤ を装着。スーパーカブ と同様の排気量 49㏄単気筒エンジンは最高出力2.5ps/6,000rpm・最大トルク0.31kg-m/5,500rpmとされたが、バルブ 機構はカブと共にCZ100のOHV からSOHC に変更した。変速機構は3速マニュアルトランスミッション ・自動遠心クラッチ を搭載する。
乗用車 などへの搭載を前提に燃料 漏れ防止装置の付いたタンクキャップ・ドレン コック 付キャブレター ・ハンドル 折り畳み機構を採用する。
Z50A型
1969年 (昭和44年)7月18日発表、同月20日発売[6] 。Z50M型からのフルモデルチェンジ車で以下の変更を実施。
車体をやや大型化
最高出力2.6ps/7,000rpm・最大トルク0.3kg-m/5,000rpmへ変更
バッテリーを標準装備化しウインカー を装着
前後タイヤサイズを3.50-8へ変更
倒立式テレスコピック前輪サスペンション を装備
マフラー をダウンタイプへ変更[注 4]
後ブレーキを右ペダルからハンドル左グリップへ移設
Z50Z型
1970年 (昭和44年)4月10日発表発売の追加モデル[7] 。Z50A型をベースにフロントフォーク部を脱着可能にしたモデルである[注 5] 。なおベースとなったZ50A型と異なり後ブレーキは右ペダル、マフラーはアップタイプを装着する。
Z50J型
上述したZ50A型・Z50Z型を統合したフルモデルチェンジ車で1974年 (昭和49年)2月14日発表発売[8] 。以下の変更を実施。
1975年 5月のマイナーチェンジでシフトペダルをスーパーカブと同様のシーソー式へ変更。
Z50J-I型
1978年 (昭和53年)8月2日発表、同月3日発売で姉妹車種のゴリラを追加するとともにティアドロップ型5L燃料タンクを搭載したモデルチェンジ車である[9] 。
A-Z50J型
A-Z50J型
1984年 に発売されたゴールドリミテッド[10] (詳細は後述)以降のモデルチェンジ車で、一般モデルは1985年 (昭和60年)4月25日発表、同年5月10日発売[11] 。以下の変更を実施。
ライトスイッチ類をハンドル左側に集中化
マニュアルトランスミッションを4速化
マニュアルクラッチ へ変更
エンジンスペックを最高出力3.1ps/7,500rpm・最大トルク0.32kg-m/6,000rpmへ強化
1988年 1月28日発表、同年2月20日発売で左ミラーを標準装備化するマイナーチェンジを実施[12] 。
1992年 (平成 4年)4月10日発表、同月20日発売で電装を12V化するマイナーチェンジを実施[13] 。
BA-AB27型
平成10年排出ガス規制 に対応させ、キャブレターセッティング変更ならびにブローバイガス還元装置を搭載したマイナーチェンジモデルで1999年 (平成11年)9月2日発表、同月3日発売[14] 。
2002年 (平成14年)1月21日発表、同月22日発売で以下のマイナーチェンジを実施[15] 。
盗難抑止システムとして別売のアラームキットが装着できるプレワイヤリングを新たに装備。
2003年 (平成15年)12月3日発表、同月13日発売で盗難抑止効果向上のためリヤキャリアをU字ロックホルダー付に変更[16] 。
2007年 (平成19年)9月には平成19年排出ガス規制に適合できず一旦生産終了[注 7] 。
JBH-AB27型
JBH-AB27型
平成19年排出ガス規制に適合させるため以下の設計変更を実施したモデルで2009年 (平成21年)1月19日発表、同年2月6日発売[17] 。
燃料供給をPGM-FI電子制御式燃料噴射装置 へ変更
エキゾーストマニホールド に三元触媒 を内蔵
最高出力3.4ps[2.5kw]/8,500rpm・最大トルク0.35kg-m[3.4N・m]/5,000rpmへ変更
バッテリー 搭載位置をサイドカバー部からシート下へ移動
シート形状を変更
燃料タンクを1978年以前のZ50J型に近い形状の容量4.3Lへ変更
2012年 2月10日発表、同月13日発売でプラズマイエローのカラーを追加[18] 。2016年 1月28日発表、同年2月12日発売でアドベンチャーをコンセプトに専用装備を追加したハーベストベージュのカラーを追加したが[19] 、2017年 3月24日に東京モーターサイクルショー 2017で限定車の「50周年アニバーサリー」「50周年スペシャル」をもって生産終了予定であることを発表[20] 。また「50周年スペシャル」は7月21日 - 8月21日の期間ならびに500台限定の販売申込受付を本田技研工業公式HP内の専用サイト[21] で行うことが発表された[22] 。
これは2016年 7月1日に施行された欧州Euro4とWMTCを参考とした規制値および区分[23] の平成28年排出ガス規制[24] をクリアすることが難しいことが理由とされており、平成24年規制に基く継続生産車である本モデルは同年8月31日に生産終了となった。
限定モデル
モンキーリミテッド
1979年発売[3] 。Z50J-I型をベースにクロームメッキ を施した仕様。3速自動遠心クラッチ仕様と4速マニュアルクラッチ仕様が併売された。
ブラックモンキー
1981年 3月発売[3] 。
ゴールドリミテッド
ゴールドリミテッド 1984年モデル
1984年 9月17日発表、5,000台限定で首都圏(東京都 ・神奈川県 ・埼玉県 ・千葉県 )は同年10月1日、その他の地域は同年12月1日発売[10] 。本モデルよりA-Z50J型がベースとなる
ホワイトスペシャル
1988年1月28日発表、同月20日発売[12] 。価格は標準車の3,000円高でゴリラと同時設定[3] 。
モンキースペシャル
1990年 1月発売。車体を黒とし一部パーツをゴールドカラーとした[3] 。
ゴールドリミテッド
1996年 1月17日発表、同月29日発売[25] 。5,000台限定。1984年モデルとの相違点はエンジン・スイングアームを黒色としたほか、燃料タンクに専用エンブレムを装着する。
モンキースペシャル 30周年アニバーサリー
1997年 2月12日発表、同月21日発売[26] 。初代モデルのZ50M型をモチーフにした5,000台限定車。
2000年スペシャル
2000年 1月27日発表、同月28日発売[27] 。ミレニアム記念でZ50Z型をモチーフにした3,000台限定車。
モンキースペシャル
モンキースペシャル ドリームCB750FOUR K0モチーフ
2001年 から2004年 にかけて販売。同社のロードスポーツモデルCB ・CBX シリーズならびにFTR をモチーフにした限定車で以下の5モデルが発表された。
モンキーリミテッド
2005年 12月20日発表、2006年 2月14日発売。2006年1月6日 - 2月10日受注期間限定で販売されたクロームメッキ仕様[31] 。
40周年スペシャル
2006年12月15日発表、同月25日発売。発表日 - 2007年 1月13日受注期間限定で販売されたグラファイトブラック×モンッツァレッドカラーにチェックシートを装着する仕様[32] 。
モンキーリミテッド
JBH-AB27型へ変更してからの限定車で以下の4モデルが販売された。
2009年1月19日発表、同月30日発売。発表日 - 同年2月8日受注期間限定で販売されたモンツァレッド×デジタルシルバーメタリックにチェックシートを装着する仕様[17] 。
2011年 2月3日発表、同月10日発売。発表日 - 同年3月10日受注期間限定で販売されたブラック×クロームメッキにチェックシートを装着する仕様[33] 。
2012年2月10日発表、同月13日発売。発表日 - 同年3月10日受注期間限定で販売されたCR110カブレーシング をモチーフにした仕様[18] 。
2013年 12月5日発表、同月13日発売。発表日 - 2014年 1月26日受注期間限定で販売されたブラック×クロームメッキにチェックシートを装着する仕様[34] 。
くまモンバージョン
2014年3月12日発表、同年4月14日発売。熊本県 とのコラボレーションにより同県のPRマスコットキャラクターであるくまモン をモチーフにした仕様。500台限定[35] 。
50周年アニバーサリー
2017年2月28日発表発売[36] 。初代モデルのZ50M型をモチーフにする。なお本モデル販売開始に際し従来のプラズマイエローとハーベストベージュの2モデルは廃止された。
50周年スペシャル
2017年6月22日発表、同年7月21日発売[37] 。実質的な最終モデルで500台限定となったことから、購入に際しては本田技研工業公式HP[21] で同年7月21日 - 8月21日に申し込みが必要とされた[22] 。限定台数を上回った場合は公開抽選を行うと告知しており[37] 、申し込み総数が45,000件超[注 9] となったことから同年8月26日Hondaウェルカムプラザ青山にて公開抽選会を実施して当選者を発表した。
MONKEY R / RT
モンキーR
1987年 (昭和62年)3月17日発表、同月18日発売[39] 。 モンキーRには、出力を一段と向上(3.1→4.5馬力)した空冷・4サイクル・単気筒エンジンを搭載。フレームは、コンパクトで高剛性のツインチューブフレーム(バックボーン式)を採用。また、前輪には油圧式ディスク ブレーキや油圧式テレスコピックフォークを採用するなど、コンパクトなボディサイズながら本格的な装備としている。これらに加え、軽快なライディングポジションを生むスワローハンドルやバックステップ 位置などとあいまって、より軽快でスポーティな走行が楽しめる個性派レジャーバイクとしている。
どちらかと言えば当時発売していたモンキー「Z50J」より、同年5月29日発表の「NSR50/80」に似たフレーム・足回り・CDIマグネット点火方式・電装品12V化を採用している。
またエンジンは当時6Vポイント点火だったモンキー「Z50JE」ではなく、既にオートカムテンショナー・ベアリング支持カムシャフトに刷新されていた Rクランクのスーパーカブの「C50E」エンジンをベースにマニュアルクラッチとクロスした四速リターン式ミッションを採用した「AB22E」を用いた。
・エアープレーンタイプのタンクキャップを採用した大容量(7・0L)燃料タンク。
・スポーティな極太クロームメッキのマフラーカバーの採用。
・ホイールアルミ製のスポーク/ハブの2分割にした軽量でコムキャストホイールの採用。
・ワイドで力強い感覚のチューブレスタイヤ(3.50-10)を採用。
・エアロフォルムの可動式リアフェンダー。
同車はNSR50/80のみならず、純レーサーの「NSR Mini/NSF100」の前後足廻りやブレーキを流用し、カスタムする者もいる(基本的にボルトオンで装着出来るがRrサスの取付は一工夫必要)
1988年 (昭和63年)3月10日発売、同月15日発売でデュアルパーパス を意識した以下の仕様変更を施したRTを追加[40] 。
ハンドルをアップタイプへ変更。
ステップ位置を前寄りに移設。
フロントフェンダーをアップタイプ(固定式)へ変更。
タイヤパターンをオフロード に対応したブロックパターンへ変更。
リヤキャリアを標準装備化。
本モデルは後述するMONKEY BAJAへモデルチェンジする形で生産終了となった。
MONKEY BAJA
モンキーバハ
1991年 (平成3年)1月18日発表、同年2月1日発売[41] 。
当時発売されていたデュアルパーパス モデルのXLR BAJA やエンデューロ レーサーのXR600R をモチーフにデュアルヘッドランプ ・ナックルガード・サイドカバーなどを装備するオフロード風モデルである。また電装をバッテリーレスにするなどエンデューロ マシンテイストも加えられているが、上述したMONKEY R / RTとは異なりフレームやエンジンはベースのモンキーと共用するため型式名はA-Z50Jとなる。
2001年 (平成13年)に生産終了。
MONKEY 125
モンキー125
『楽しさをスケールアップし、遊び心で自分らしさを演出する“アソビの達人” 』を開発コンセプトに定め、従来の50ccモデルの特徴であるシンプル・コンパクト・愛らしさなどの不変的な魅力を踏襲しつつ、125ccの力強く扱いやすい出力特性のエンジンや取り回しやすいサイズ感ならびに親しみやすいデザインを採用した本シリーズ初の小型自動二輪車 (原付二種)となるモデルで、型式名は平成28年排出ガス規制対応のため2BJ-JB02となる[5] 。
本モデルは2016年にタイ で開催されたバンコクモーターショー2016へグロムの海外向け仕様であるMSX125をベースに燃料タンク・フレーム・シートなどを変更したMONKEY CONCEPT として初公開[42] 。2017年10月27日 - 11月5日に開催された第45回東京モーターショー に現車名でコンセプトモデルとして参考出品[4] 。2018年3月16日- 18日に開催された第34回大阪モーターサイクルショー 2018では市販予定車として出品され[42] 、同年4月23日に同年7月12日よりタイホンダ・マニュファクチュアリングカンパニー・リミテッド (Thai Honda Manufacturing Co., Ltd. )が製造し、本田技研工業が輸入事業者となる形で販売開始することが発表された[5] 。
搭載されるJB02E型空冷4ストロークSOHC単気筒エンジンは、グロム用JC75E型をベースにしたためスーパーカブシリーズと同様の前傾80°シリンダー ・内径×行程=52.4×57.9(mm)・圧縮比 9.3・排気量 124㏄・PGM-FI電子制御式燃料噴射装置による燃料供給は共通であり、出力特性を本モデル用にチューニングし最高出力6.9kW〔9.4ps〕/7,000rpm・最大トルク11Nm〔1.1kgf・m〕/5,250rpmのスペックを発揮、また始動方式は本シリーズ初のセルフ式 のみとした[5] 。エンジン以外にもコンポーネンツや基本設計の多くは2BJ-JC75型グロム と共用しており、バックボーンフレーム・フロント倒立サスペンション・前後ディスクブレーキ ・4速マニュアルトランスミッション[注 10] ・1次/2次減速比などがグロムと共通である。
車体もグロムベースであることから従来の50㏄モデルに比較すると大幅に大型化されており[注 11] 、足回りはキャスター角:25°00´・トレール量:82mm・ホイールベース :1155mmに設定し、タイヤサイズは前輪:120/80・後輪:130/80で本シリーズ初の12インチとした[5] 。またスチール製フェンダー・LED灯火器 ・イグニッションON操作でウインクするアニメーションを内蔵したグラフィックデジタルメーター・ウェーブキーを装備するほか、本シリーズとしては初となる前輪のみ動作するABS を搭載するモンキー125 <ABS >をタイプ設定する[5] 。なお小型自動二輪車であるが乗車定員は1人としており、車重は標準モデルが105㎏、ABS搭載モデルが107㎏である[5] 。
年間販売目標は3,200台とし、消費税 抜希望小売価格を以下に設定した[5] 。
モンキー125:370,000円
モンキー125<ABS>:400,000円
車体色は以下の2種とし、容量5.6Lの燃料タンクは車体色とホワイトのツートーンカラーを採用する[5] 。
2019年 6月20日発表、同年7月26日発売で以下の車体色を追加[44] 。
2020年 3月31日発表、同年4月3日発売で以下の車体色を追加[45] 。
GORILLA
ゴリラ
1978年 (昭和53年)8月2日発表、同月3日発売でモンキーのZ50J-I型へモデルチェンジと同時に追加された姉妹車である[9] 。
基本的なパーツはほぼモンキーと共通であるが、以下の相違点がある。
ハンドル折り畳み機構は未搭載。
燃料タンク容量をモンキーの2倍程度となる9Lまで拡大。
4速マニュアルトランスミッション・手動クラッチを搭載。
フロント/リヤにキャリアを標準装備。
シート長を延長。
これらは自動車に積んで目的地で展開することを前提としたモンキーとは異なり、ツーリング で目的地まで移動することを前提として設計 されたためである。
派生車種の多様化などにより1988年 (昭和63年)に一旦生産終了となった[46] 。しかしユーザーからの再発売を熱望する声が長い間続いていたことから、1998年 (平成11年)1月22日発表、同年2月10日発売で販売復活となった[46] 。
外観はフロントキャリアが廃止された以外は以前とほぼ同一の仕様とされた。
2007年(平成19年)9月に平成19年排出ガス規制に適合できず再び生産終了。
Z50R
Z50J-I型をベースに保安部品 を外した競技用車両であり、シートやハンドルなどの細部を変更するほかゼッケン プレートを装備する。1992年(平成4年)には上述したMONKEY BAJAをベースにした仕様に変更。
ベースがモンキーであることから大人 が乗車しても充分に耐え得る構造であるが、子供 向け車両という雰囲気が強く、後にXR50Rへ引き継がれる形で生産終了。
関連車種
以下はスーパーカブ系横型単気筒エンジンを搭載するモデル
現行車種
生産終了車種
その他
ギャラリー
脚注
注釈
^ このため「横型」という通称もあり、それに対してCB50 シリーズなどに搭載された前傾12°エンジンのほうは「縦型」という通称がある。また両エンジンともにキャラクターの異なるモデルでの共用が多く、チューニングや排出ガス対策が異なるさまざまなスペック(仕様)のモデルがある。
^ カラーオーダー車を除く。
^ 狭義の場合。広義であればエンジンの派生元と言えるスーパーカブシリーズやその派生車種のうちモンキーシリーズ以外のものも含める。
^ 歴代モデルでダウンタイプマフラーを装着するのはZ50A型のみである[3] 。
^ 脱着はステムシャフトと一体となったトップナットを回転して行うほか、スロットルワイヤーもクリップ式にすることで作業の簡略化が図られた。またフロントフォーク脱着時でもセンタースタンドで自立可能にするため取付位置が車体中心より後方側とした[3] 。
^ このため4Lタンク ・4Lモンキー の異名がある[3] 。
^ 2007年の生産終了までほぼ同じ外観のままでドイツ ・オーストラリア ・フィンランド などでも現地の法規に適合させた仕様で販売。
^ ただし小排気量車の数値と区分が日本と欧州で異なる点に注意が必要である。
^ オーダーエントリー当選番号から確認[38] 。
^ ギア比も1速:2.500 - 2速:1.555 - 3速:1.150 - 4速:0.933[5] [43] 。
^ 全長×全幅×全高は、50㏄モデル最終限定車の50周年スペシャル市販モデルが1,365mm×600mm×850mmであるのに対し[37] 、モンキー125は1,710mm×755mm×1,030mmとなる[5] 。またコンセプトモデルは1,713mm×753mm×1,030mmという差異がある[4] 。
^ 「日本自動車ショウ」から「東京モーターショー」への名称変更は1964年の第11回以降である。
出典
関連項目
外部リンク
本田技研工業公式HP
BBB The History
Goo bike
カラーバリエーションに関して :本項での車体色は、配色の系統を表しているもので色を再現しているわけではありません。
50 - 125 cc 126 - 250 cc 251 - 400 cc 401 - 750 cc 751 cc以上 系列 スクーター 電動スクーター コンセプトモデル 競技車両
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