バンプレストオリジナルのキャラクター一覧(バンプレストオリジナルのキャラクターいちらん、英: Characters List of BANPRESTO ORIGINAL)は、バンプレスト(後のバンダイナムコゲームス)のコンピュータゲーム作品『スーパーロボット大戦シリーズ』(以下スパロボ)、および原生、派生作品などに登場するシリーズオリジナルのキャラクターを一覧にしたものである。
男性。58歳。階級は准将。初出はドラマCD『スーパーロボット大戦α ORIGINAL STORY』。『OG』では地球連邦軍極東支部、『OG2』以降は極東方面軍の司令官。ダイテツ艦長とは士官学校の同期。ノーマンの意見に賛同し、グレッグとともに極東支部伊豆基地においてSRX計画をスタートさせた。『OG2』中盤、ミッション・ハルパーの際にケネスに指揮権を奪われており、以降は伊豆基地内で事実上の軟禁状態にある。『DW』では凍結されたSRX計画の機体の解除と軟禁されたSRXチームの解放を独断で行い、オペレーションSRWに参加させた。『第2次OG』においてケネスが更迭され司令に復帰している。
初出はドラマCD『スーパーロボット大戦α ORIGINAL STORY』。40歳。階級は中佐。部下の命を大切に考えるあまりに融通の利かない部分があるが、優秀な副官。レイカー付きの参謀だったが、L5戦役後の軍再編の際に伊豆基地の副司令に就任した模様。ミッション・ハルパーの際に失脚、後にレイカー共々復帰する。
『OG』に登場。地球連邦軍北米支部ラングレー基地司令官。男性。55歳。階級は少将。ノーマンの意見に賛同し、レイカーとともに北米支部ラングレー基地においてATX計画をスタートさせた。DC戦争においてヒリュウ改を逃がすため基地にとどまり戦死する。『DW』ではラングレー基地壊滅の描写がないが、『DW』準拠の漫画版『Record of ATX』では基地が陥落し、その最後まで指揮を執っていたと語られている。
初出はドラマCD『スーパーロボット大戦α ORIGINAL STORY』。ゲームでは『OG』から登場。男性。56歳。階級は中佐。ハガネ艦長で実質的な部隊司令官。かつてヒリュウ艦長を務めた際は冥王星外宙域でエアロゲイターの大群と遭遇し辛くも帰還、南極事件の際にはシュウに乗艦シロガネを撃沈されるも生還した百戦錬磨の名将。L5戦役の終盤にはクロガネの指揮を執ることもあった。個性の強い部下たちからも強く尊敬されており、彼らをまとめる器の大きさも持つ。『OG2』におけるオペレーション・プランタジネットの最終フェイズ・ラングレー基地奪還作戦においてハガネが大破した際に致命傷を負い、「生きて活路を切り開け」と最後の命令を残して戦死する。葬儀では多くの人物が涙を流して哀悼の意を表した(マサキやアイビス、ツグミは号泣。『OGs』ではカチーナすら涙をこらえられなかった。レーツェルは「エルザムとして見送りたい」とサングラスを外した姿で参列。『OGIN』では重傷を負ったキョウスケも無理を押して参列した)。エルザムやゼンガーらが影となって活動する際、レイカーと共に尽力。レイカーから士官学校の校長就任を薦められていたが、本人は練習艦の艦長職を希望し、あくまで現場での後進の指導にこだわっていた。
初出はドラマCD『スーパーロボット大戦α ORIGINAL STORY』。ゲームでは『OG』から登場。男性。29歳。ハガネ副長→艦長。階級は大尉→少佐→中佐。軍務一筋の堅物な常識人だが、鋭い思考力を持つ。また、善良な性格でもあり、DC戦争時にはハガネで虜囚の身となったリョウトの将来を案じダイテツを説得して仲間に引き入れた。士官学校は次席卒業。シロガネ新艦長のリーとは同期生で、常に二番手として後塵を拝してきた。しかしダイテツの元で実戦経験豊富な指揮官に育ち、ホワイトスター攻略時にトロニウム・バスターキャノンを利用した突破作戦を提案するなど、活躍を見せる。
ヒリュウ改艦長。女性。19歳。階級は中佐→大佐。初登場は『OG』だが、それ以前に『α ORIGINAL STORY』のブックレットの解説で名前だけ出ている。アステロイドベルトにあるイカロス基地の航宙士官学校を首席で卒業し、ショーンの推薦もありヒリュウ改艦長に抜擢された。当初は託された使命の重圧から戦いを拒否しようとする場面もあったが、幾多の戦闘を経て一流の指揮官に成長した。おっとりした性格でやや天然ボケ。唯一レーツェルの正体に気づかず、エルザムではないと本人に否定されて信じてしまった正直者(『第3次α』の設定ではアラドも正体に気付いていなかった)。よくショーンにからかわれているが、L5戦役終盤には動じなくなった。アクの強い面々に振り回されることもしばしばで、初期はかなり真剣に悩んでいた。考え方は柔軟で、時にキョウスケ顔負けの無謀な作戦を持ち出すこともある。
乗機はF-28メッサー、赤く塗った量産型ゲシュペンストMk-II→量産型ゲシュペンストMk-II改(『第2次OG』)。ゲームではキョウスケが以前使用した機体を塗り替えたもの。『DW』でも赤いゲシュペンストに乗るが、こちらは最初からヒリュウ改に配備された機体である(台詞や漫画『Record of ATX』の描写などから)。修羅の乱の後、ハロウィン・プランで開発された量産型ゲシュペンストMk-II改に搭乗する。瞳は赤と緑のオッドアイであるが、『OGs』では紫と緑に変更。
活発な印象に反して運動音痴であり、PTパイロットの適性検査で体技の点が足りず落ちた経験がある。当初は整備員としてヒリュウ改に乗り組んでいた(『DW』では初登場の時点でパイロット。『Record of ATX』では以前整備班にいた旨の会話がある)。ゼンガーの攻撃でヒリュウ改が危機に陥った際、搭載されていたジガンスクードで飛び出して艦を守った。この後オクトパス小隊に配置転換され(コールサインはオクト4。『DW』ではオクト3)事実上のジガンスクード専任パイロットとなる。フラットフィッシュから大ダメージを受けたジガンスクード・ドゥロを土壇場で機転をきかせ、一撃必殺を放てる状態にした場面もあった。パイロット転向後も整備や新型機の組立・調整などに関わっている。
初出は『スーパーロボットスピリッツ』の前日談小説。この時点では外見などの設定は存在せず、詳細な設定が公開されたのは『OG』ならびにその原作に当たる『α ORIGINAL STORY』が初出。ドイツ系。男性。29歳。階級は少佐。コロニーの名門軍人一族であるブランシュタイン家の長子で、ライディースの実兄。常に冷静沈着で、大局を見据えて行動する判断力の持ち主。天才的な操縦技術に加え、料理の腕前もプロ級。DC戦争中はコロニー統合軍からDCへ出向し戦闘指揮官を務めた。ゼンガーとは対照的な性格であるが、自他共に認める親友であり、強く信頼し合っている(L5戦役時、DC側のエルザムと敵対したゼンガーは一目でその真意を悟った)。『第3次スーパーロボット大戦α』(以下『第3次α』)および『DW』では「黒い竜巻」の異名を持つ。
『PROJECT X ZONE』ではOGシリーズのキャラクターとして登場。プロローグにおいてエンドレス・フロンティアへ転移しハーケン、神夜と出合う。本作では人間サイズにダウンサイジングされた参式斬艦刀に似た剣「霊式斬艦刀」を使用するが、これは元々ゼンガーが普段から帯刀している日本刀に神夜がゼンガーの霊力を感じたことから刀に自身の霊力を送り込み変化させた物となっており、これを使用して生身で「雲燿の太刀」などを行う。
乗機はグルンガスト零式、グルンガスト参式、ダイゼンガー。PTやAMへの乗り換えは不可能となっている(ただし、『OG』で一度だけリオンに搭乗し、漫画『Record of ATX』ではガーリオンの改造機に乗っている)。『OG外伝』『第2次OG』ではグルンガスト系の機体にのみ乗り換え可能。
専用BGMは「悪を断つ剣」、「剣・魂・一・擲」(ダイゼンガー)。2曲の北米版『OG2』での曲名はそれぞれ「A Sword to Smite Evil」「Samurai Sword」。「THE GATE OF MAGUS」(『OG2』で選択可)。
『OG』から登場(設定自体はドラマCD『スーパーロボット大戦α ORIGINAL STORY』から存在)。元連邦軍の飛行隊所属の戦闘機パイロット。男性。26歳。階級は少尉。現場叩き上げで経験豊富。褐色の肌とドレッドヘアが特徴。スクールでの過酷な訓練や薬物投与によって対人恐怖症になっていたラトゥーニを引き取り、ガーネットと共に親代わりになって面倒を見ていた。大の音楽好きで、Dコンで音楽を聴いていることが多い。恵まれた歌唱力をもち、かつてはミュージシャンとしてデビュー直前まで行ったほどであった。L5戦役中に妊娠したガーネットとともに戦後(『OG』のエンディング)軍を退役、『OG外伝』で浅草に住居を移したため、アズマ一家と面識がある。