『ハートに火をつけて!』は、1989年4月13日 - 6月29日にフジテレビ系の木曜劇場枠で放送されたテレビドラマ。浅野ゆう子初単独主演作品。「男女間の友情」というテーマを軸に、さまざまな恋愛模様が描かれる。
ドアーズの「ハートに火をつけて」とは直接的な関係はない。
浅野ゆう子がひとり言を散々言った後に1人カラオケをするシーンが話題になった。また、浅野ゆう子はこの番組でテレビジョンATP賞特別賞を受賞した。
あらすじ
キャスト
- 田代春:浅野ゆう子
- 30歳。映像制作会社「スプラッシュ」に勤務するディレクター。島田がプロデューサーをつとめるTVジャパンの番組「ミッドナイトクッキング」を担当している。島田祐二とは「ダチ」であり「長年一緒に仕事をしてきている"戦友"」。夜中の独り言と就寝前のカラオケが密かな日課。
- 島田祐二:柳葉敏郎
- 28歳。「TVジャパン」に勤務するプロデューサー。春によると、「女性にはそこそこモテるが、惚れられると妙にマジになってしまうところがある」。
- 浅井悦子:田中美佐子
- 30歳。亜矢の高校の同級生。仕事はキーオペレーター(データ入力を行う事務員)。社の独身女性では「古い方から3番目」。恵の結婚式の2次会で知り合った西尾に惹かれる。「カゲのある人にたぐりよせられる」ためであるという。酒癖が悪い。
- 本城亜矢:かとうかずこ
- 30歳。高級絨毯を販売する業を営んでいる。愛車は赤いメルセデス・ベンツ。いとこである恵の紹介で以前島田に会っていたが、恵の結婚披露宴で島田に再会する。島田がタイプで、積極的にアプローチしていく。勝ち気なようでいて、自宅マンションでひとり線香花火をする趣味がある。喫煙者。未婚だが左手薬指に指輪をしている。
- 矢沢国太郎:布施博
- 勤務医。勤務する病院の事務長は母方のおじ。亜矢に惚れているが、悦子とも少なからぬ関係を持つ。
- 内田恵:鈴木保奈美
- タレント。島田への想いを捨てきれないまま、矢沢の後輩で西尾の遠縁にあたる医師と結婚をする。
- 志水亘:風間トオル
- スプラッシュと同じビルに入居しているプロモーター会社(いわゆる"呼び屋")VFプランニングに勤務している若手社員。
- 西尾信行:三浦洋一
- 一流商社である第一物産の課長。離婚歴あり(7話で名前が判明する)。恵の結婚披露宴で春を見初める。硬派なルックスとは裏腹に結構春に対しては大胆な性格の持ち主。[1]さらに、普段の仕事の際には女性社員にも厳しい口調を見せるが春への電話の際には一転してデレデレな一面を見せている。
趣味は仕事帰りのワークアウトや水泳。
スタッフ
使用曲
エピソード
その他
- 当時のフジテレビ系トレンディドラマは、登場人物たちの行きつけの店が毎回設定されているが、このドラマにおいては「イスタンブールカフェ」というダイニングバーである。外国人ダンサーによるタップダンスのショーなども行われている。
- 春の自宅にあるカラオケセットは、いわゆる「8トラ」(8トラックカセットテープ)である。
- 西尾の勤務する「第一物産」は日比谷シティ近くに存在しているという設定である。
- 清水の勤務する「VFプランニング」はボン・ジョヴィのプロモーターであるという設定である。
- 浅野ゆう子は『恋のパラダイス』最終話でもカラオケを歌った(曲は郷ひろみの「よろしく哀愁」)。
- ジャニーズ入所以前の子役時代の堂本剛が「堂本直宏」(当時の剛の芸名)で出演していた。その後出演者の一人である田中美佐子と『セカンド・チャンス』で共演することになる(田中と剛は親子関係で共演)。
脚注
- ^ (披露宴の二次会帰りに混雑したエレベーターでメッセージ付きの名刺を忍ばせようとする・矢沢が誕生日にもらった花束を投げたと同時に春にプロポーズ・プロポーズ後の食事にて結婚を前提とした交際ということにして欲しいという春の申し出に対しての言動・デリバリーサービスで春の自宅にメッセージ付き(書いてあるのは名刺の裏)の花を届けさせるなど。)
外部リンク
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ハートに火をつけて! (1989年4月13日 - 6月29日)
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