ハイロ・マニュエル・アセンシオ(Jairo Manuel Asencio , 1983年5月30日 - )は、 ドミニカ共和国・サン・クリストバル州サバナ・グランデ・デ・パレンケ出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。
2021年開催の東京オリンピック 野球 銅メダリスト。
経歴
プロ入りとパイレーツ傘下時代
2001年に、ピッツバーグ・パイレーツと契約を結んだ。
ブレーブス時代
2008年にアトランタ・ブレーブスに移籍。
2009年7月12日にメジャーデビューを果たした。この年は3試合に登板した。
2010年は、ルイス・バルデスという偽名を使い、また生年月日も詐称していたことが発覚したため、制限リスト入りしプレーが出来なかった[1]。
2011年4月16日に、ピーター・モイランのDL入りにより2年ぶりにメジャーに昇格した[2]。この年は6試合に登板した。
インディアンス時代
2012年3月29日、金銭トレードでクリーブランド・インディアンスに移籍した[3]。18試合にリリーフ登板してメジャー初勝利も挙げたが、1勝1敗、防御率5.96という成績に終わり、5月28日にDFAとなった[4]。
カブス時代
2012年6月1日にウェイバー公示を経てシカゴ・カブスに移籍した[5]。カブスでは12試合に登板した。
オリオールズ時代
2012年11月5日にミルウォーキー・ブルワーズとマイナー契約を結ぴ、2013年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった。また2012年のオフはドミニカのウィンターリーグ(LIDOM)でプレーし、12セーブを挙げてリーグオールスターに選出された[3]。
2013年3月25日にボルチモア・オリオールズへトレードで移籍した[3]。開幕は傘下AAAノーフォーク・タイズで迎え、7月12日にメジャーに昇格した。7月28日にDFAとなり[3]、10月1日にFAとなった[3]。
韓国球界時代
2013年12月14日にKBOの起亜タイガースと契約を結んだ。
2014年は、チームで抑えを任され4勝1敗20セーブ、防御率4.05の成績を残したが、11月25日に退団した。
ホワイトソックス傘下時代
2015年1月22日にシカゴ・ホワイトソックスとマイナー契約を結んだ。5月29日に自由契約となった[3]。
メキシカンリーグ時代
2017年2月9日にメキシカンリーグのユカタン・ライオンズと契約[6]。25試合に登板して16セーブを挙げたが、6月6日に自由契約となった[3]。
2018年3月22日にサルティーヨ・サラペメーカーズと契約したが[3]、シーズンでの登板はなかった。
2019年は5試合に登板して0勝1敗、防御率4.50に終わり、6月4日に自由契約となった[3]。
2020年は秋まではプレーせず、オフはドミニカのウィンターリーグでプレーした。
2021年は前年同様に秋までは無所属であったが、東京オリンピックのドミニカ共和国代表に選出[7]。本選では2試合に登板し、オープニングラウンドの日本戦にも登板したが、1/3回を投げて4安打3失点を喫し敗戦投手となった[8]。この年もオフはドミニカのウィンターリーグでプレーした。
2022年2月10日にグアダラハラ・マリアッチスと契約した。[9]
選手としての特徴
オーバースローから繰り出される最速100マイル(約160khm/h)の剛腕ピッチャーで、ストレートを主軸としている。
詳細情報
年度別投手成績
年
度 |
球
団 |
登
板 |
先
発 |
完
投 |
完
封 |
無 四 球 |
勝
利 |
敗
戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝
率 |
打
者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬
遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴
投 |
ボ 丨 ク |
失
点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P
|
2009
|
ATL
|
3 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
0 |
0 |
.000 |
13 |
2.2 |
3 |
0 |
2 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
1 |
3.38 |
1.88
|
2011
|
6 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
---- |
52 |
10.1 |
16 |
1 |
5 |
2 |
0 |
8 |
0 |
0 |
11 |
8 |
6.97 |
2.03
|
2012
|
CLE
|
18 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
1 |
0 |
0 |
.500 |
108 |
25.2 |
27 |
4 |
8 |
0 |
1 |
21 |
3 |
0 |
17 |
17 |
5.96 |
1.36
|
CHC
|
12 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
---- |
67 |
14.2 |
12 |
1 |
11 |
1 |
0 |
8 |
0 |
0 |
6 |
5 |
3.07 |
1.57
|
'12計
|
30 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
1 |
0 |
0 |
.500 |
175 |
40.1 |
39 |
5 |
19 |
1 |
1 |
29 |
3 |
0 |
23 |
22 |
4.91 |
1.44
|
2013
|
BAL
|
4 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
---- |
12 |
2.1 |
3 |
1 |
2 |
1 |
0 |
4 |
0 |
0 |
2 |
2 |
7.71 |
2.14
|
2014
|
起亜
|
46 |
0 |
0 |
0 |
0 |
4 |
1 |
20 |
0 |
.800 |
207 |
46.2 |
49 |
5 |
14 |
0 |
2 |
56 |
5 |
0 |
24 |
21 |
4.05 |
1.35
|
MLB:4年
|
43 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
2 |
0 |
0 |
.333 |
252 |
55.2 |
61 |
7 |
28 |
4 |
1 |
41 |
3 |
0 |
37 |
33 |
5.34 |
1.60
|
KBO:1年
|
46 |
0 |
0 |
0 |
0 |
4 |
1 |
20 |
0 |
.800 |
207 |
46.2 |
49 |
5 |
14 |
0 |
2 |
56 |
5 |
0 |
24 |
21 |
4.05 |
1.35
|
年度別守備成績
年 度 |
球 団 |
投手(P)
|
試
合 |
刺
殺 |
補
殺 |
失
策 |
併
殺 |
守 備 率
|
2009
|
ATL
|
3 |
0 |
0 |
0 |
0 |
----
|
2011
|
6 |
2 |
3 |
0 |
1 |
1.000
|
2012
|
CLE
|
18 |
0 |
1 |
0 |
0 |
1.000
|
CHC
|
12 |
0 |
0 |
0 |
0 |
----
|
'12計
|
30 |
0 |
1 |
0 |
0 |
1.000
|
2013
|
BAL
|
4 |
0 |
1 |
0 |
0 |
1.000
|
2014
|
KIA
|
46 |
1 |
10 |
4 |
0 |
.733
|
MLB
|
43 |
2 |
5 |
0 |
1 |
1.000
|
KBO
|
46 |
1 |
10 |
4 |
0 |
.733
|
- 2020年度シーズン終了時
- 各年度の太字はリーグ最高
代表歴
背番号
- 50 (2009年 - 同年途中)
- 62 (2009年途中 - 同年終了)
- 56 (2011年 - 同年終了)
- 32 (2012年 - 同年途中)
- 37 (2012年途中 - 同年終了)
- 63 (2013年 - 同年終了)
- 41(2014年)
脚注
関連項目
外部リンク